月の影とソウシ先生~ぶらり街中買い物道中~(その後)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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馬「む、むぅ……!?」
馬は、身体が引き千切られそうになるという嫌な感覚で目を覚ました。
その理由は、
ナギ「……………」
無言で馬の両ワキを抱えて引っ張るナギと、
ソウシ「ん…………枕ぁ………」
寝惚けながらも馬の腰に巻き付くソウシのせいだった。
両者ともに馬を放そうとはせず、互いにそれなりの力で引っ張り合っている。
馬「ちょっと何事ですか!?イタタタ……痛いです!!」
ナギ「あ、悪ぃ。」
馬が起床した事に気付いたナギがすぐに手を放してくれた。
だが、
ベシャッ!!
馬「アベッッ」
不意打ちで手を放された結果、バランスを崩した馬は無惨にもベッドに打ち付けられてしまった。
ソウシ「……んー!」
その一瞬の隙をついたソウシが、ワシワシと馬の上半身まで這い上っていき、最終的にガッシリと抱き締めてしまった。
ナギ「ちょ!」
馬「あぁ…ソウシさん、ホールディング力が強過ぎます…ハァハァ……ナギさん助けてーーー!」
ナギ「ドクター……放せっっ!!」
ナギは本気に近い力を入れて、
ベリッ!!
と、2人を無理矢理引き剥がした。
馬「ゼェゼェ………な、何で朝から私は絞め殺されそうになってるんです!?」
おかげで、なかなか衝撃的でスリリングな朝となってしまった。
ソウシ「ダメだ、お酒の反動で動けない……」
酒を飲んでいても、起きている間は平気そうにしていたソウシだが、長時間の睡眠後は完璧に二日酔いになっていた。
普段は微笑みの天使と呼ばれている彼の現在は、苦悶の表情を浮かべた羅刹像のような顔をしている。
馬「わかりました、私とナギさんで買い出しに行ってきます。
ソウシさん、何か買ってくる物はありますか?」
ソウシ「……ちょっと待って……メモ書くからね。」
ソウシは紙とペンを取るためにフラフラと立ち上がった。
……………………………
買い出しに出掛ける直前に、馬とナギはハヤテと遭遇した。
馬達と同じホテルの別室に宿泊していたハヤテなのだが、額に手を当ててホテルの廊下の壁にもたれ掛かっている彼は非常に具合が悪そうだった。
ハヤテ「ナギ兄……頭痛ぇ……」
特に目の下のクマが酷く、顔色も青白い。
今に限って彼の実年齢よりもかなり上に見えてしまう程だった。
ナギ「……お前もか。」
馬「ハヤテさんも二日酔いですか?」
ソウシの状態と重ねて見てしまい、馬とナギは憐れむような眼差しでハヤテを見送った。
シリウス号のための買い出しは、長い航海に備えて毎回大量の物資を買うことになる。
そのため、ナギと馬の2人だけでは購入品の持ち運びに心許ないので、もう1人荷物持ち要員が欲しいところなのだが……
ナギ「……トワは船番でもういねぇみたいだな。
船長に声を掛けるか。」
ナギがそう呟いたところ、すぐに背後から声が聞こえてきた。
リュウガ「悪いが……無理だな……今にも身体中の穴という穴から色んな物が出てきそうだ……」
頼みの綱であるはずの彼もまた二日酔いだった。
ナギ「……チッ、」
馬「(はっきり過ぎる舌打ち、酷ぇやナギさん……笑)船長、お大事に。」
よろめきながら立ち去るリュウガも2人で見送った。
馬「船長も死にかけてましたね。
ソウシさんも二日酔いになるなんて珍しいし、昨日飲んでたお酒って相当凄いんですね。」
ナギ「……そうだな。」
馬「それでもナギさんは平気なんですね。
うわばみでカッコイイ~!」
ナギ「…………」
実は少し頭が痛いナギなのだが、馬がいる手前、平気な体を装っているだけだった。
……………………………
結局のところ、他のメンバーがいなかったので、馬とナギの2人だけで買い物に行くことになった。
馬「力及ばずかもしれませんが、私が気合い入れて荷物を運びますから!」
ナギ「……あぁ、あんまり期待はしてねぇけどな。」
馬「あらあらナギさん!
私、運び屋の仕事も手伝った事がありまして、よくわからないけどかなり重いものが入った皮袋を梅さんとタケルくんの3人で運んでましたよ?
たまに中の何かが動くんですけど、その時は梅さんがパンチを、」
ナギ「お前が運べるのはわかった。
わかったけど、その仕事内容はあまり言わねぇ方が良いんじゃねぇか?」
馬「はぁ、わかりました…。」
猪とかの獣を運んでいると聞いていたのだが、ナギの態度からしてこれは人前で話してはいけない内容だったのか……と、馬は1つ学習した。