月の影とソウシ先生~ぶらり街中買い物道中~(その後)
こちらで夢小説の名前設定!
本棚全体の夢小説設定このブックはドリーム機能を使用しています。 名前を入れると、登場人物に自動変換します。
名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
……………………………
ソウシ『ナギも寝ちゃったか。』
ガラス張りのシャワールームでシャワーを浴び終えたソウシは、頭を拭きながら巨大ベッドまで戻ってきた。
そこで彼が見たものは、寄り添うようにして眠るナギと馬の姿だった。
ソウシ『うーん、絵になるな……あぁ、撮りたくなってきた。』
突発的に2人の寝顔を写真に収めたくなったが、室内が暗過ぎるため、良い写真は撮れないかもしれない……そんな不安が過ぎるも、趣味に対する情熱が衰えないソウシは構わずカメラを用意することにした。
ソウシ『よし、撮ってみよう!』
ガシャッッ!!
大きな音と共に眩しいストロボが焚かれ、一瞬だけ室内が明るくなった。
それでも馬もナギも全く起きる気配が無く、特に物音に敏感なナギが起きなかったのは、『神殺し』を飲まされていたからだと考えられる。
ジィィィ……
ソウシが使用したカメラはインスタントカメラなので、その場で直ぐに写真が出てくる。
ソウシ『待ちながら本でも読もう。』
撮ったばかりでまだ真っ黒な写真と、本日(と、言っても日付が変わったので昨日になるが)購入したばかりの本をソウシは両手に抱えて窓辺の椅子に腰掛けた。
本の頁を捲りながら、何の気なしに外の世界を眺めてみると、満天の星空の中に大きな満月が浮かび上がっているという絶景が目に入った。
ソウシ『綺麗だな……』
ソウシは空に浮かぶ月の姿に感銘を受けてから、そろそろかな、と手中の写真を確認する。
すると、
ソウシ「えっっ!!」
そこにはあり得ないものが写っていた。
ソウシは思わず振り向き、馬達が寝ているベッドの方を見直したが……
ソウシ「いない……」
何も変わらずに寄り添って眠る馬とナギの姿しか無かった。
確認が済み、再び窓の方に向き直した時……
ソウシ「!?」
窓越しに、寝ている馬達の背後に女性が立っている様子が見えてしまった。
ソウシ『うわー、怖い怖い(笑)』
ソウシの手にはその女性が写り込んでいる、所謂心霊写真というものが握られていた。
ソウシ『前見た馬ちゃんの中の人っぽいな。』
写真には、寝ている馬に女性が折り重なるようにしてぼやけて写っている。
そして、窓ガラス越しでもその女性の姿がはっきりと見て取れる。
服装からして件の女性と同一人物なのは間違いない。
ソウシ『ちょっと実験してみよう、いざとなったらナギもいるし、何とかなるはず。』
怖さよりも好奇心の勝るソウシは、ある事を試してみることにした。
ソウシ『えーと、あったあった……』
ソウシは常に持ち歩いている携帯袋の中から紙と2枚貝のお守りを取り出した。
お守りを机の上に置き、紙にそのまま書いてある文章を窓に映る女性に向けて読み上げた。
ソウシ「※初めまして、私の言葉が分かりますか?」
※のセリフは古代ヤマト語である。
静寂に包まれた部屋にソウシの声だけが響く。
古代ヤマト語が効いたのか、窓越しの彼女はゆっくりとソウシの方を向いた。
ソウシ『あ、反応した。』
ソウシは紙に書いてある言葉を続けて読む。
ソウシ「※あなたは誰ですか?何故馬さんと一緒にいるのですか?」
読み上げてすぐに、顔を上げて再び窓を確認すると、
ソウシ『あれ?いない…』
窓に女性の姿は映っていなかった。
ソウシ「…?」
違和感を感じたソウシが反射的に後ろを振り返ると、
ソウシ「わっ…!」
馬達の近くにいたはずの彼女が、ソウシの真後ろに立っていた。
そして、
?「関わるな。」
一言だけ呟くと闇夜に消えていった。
ソウシ「………現代語も話せるのか!」
やはり、恐怖の感情よりも、新しく得た情報に興奮してしまうソウシだった。