月の影とソウシ先生~ぶらり街中買い物道中~(後編)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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馬「仕方ないっっ、罰ゲーム、行かせていただきます!!」
声だけは威勢の良い馬だが、おずおずとナギの膝の上に座った。
馬「あぁぁ…ソウシさんの前だと余計に恥ずかスィー……」
人前でナギと密着する事に、馬は非常に恥じらいを感じている。
ソウシ「あぁ……悶える馬ちゃんの姿はまさに乙女!
写真に収めたいのなんのって!!くぅぅぅ、たまらないっっ!!」
握り拳を作りながら熱く語るソウシは、泣き上戸から清純派マニアへと華麗なる転身を遂げていた。
もう一方の虎はと言うと、
ナギ「……他人に見られるのとか、もう慣れてるだろ?」
と、馬の耳元で囁き、チュウ…と、彼女の首筋を吸った。
馬「ひゃっっ!せ、セクハラ!!」
馬は力を込めてナギを押し退けようとしたが、それ以上の力で引き寄せられる。
そもそも膝の上にいるので、押し退けたところで彼から離れる事は不可能なのだが。
ナギ「……ほら、キスしろよ。」
酔った勢いでキスを命令したナギだが、彼自身、唇を合わせるような本気のキスは期待していない。
あわよくば的な下心は勿論あるのだが、馬の性格からして頬へのキス止まりだろうと予想していた。
しかし、
馬「あの…唇でも良いですか?」
まさかの本気のキス発言がなされた。
ナギ「!?」
ソウシ「馬ちゃんっっ!?やっちゃうの!?」
馬の『唇にキス発言』を受けて、現場は一気にヒートアップする。
馬「でもでも、する時は恥ずかし過ぎるので目を瞑ってくださいね。」
ナギ「あ、あぁ……」
ソウシ「……ック!!馬ちゃんがやるって言うのなら止められない……待ってて!!
今、カメラ持ってくる!!」
ソウシは脱兎の勢いで立ち上がったが、
馬「待ってソウシさん! 私が大人の階段を上る様子を、ソウシさんの瞳でちゃんと見てて欲しいです……」
ソウシ「馬ちゃん……」
馬にカメラを取りに行く必要は無い(※意訳)と言われると、ソウシもそれに従わざるをえなかった。
馬「それではナギさん、私なんかで申し訳ありませんが、」
ナギ「……そんな事ねぇから。」
酔っているせいか、ナギは普段よりも素直に自分の気持ちを言えている。
馬「それでは目を瞑ってください。」
ナギ「あぁ。」
いよいよである。
ナギの綺麗な切れ長の瞳が閉じられた。
馬「いきますよ……」
ナギ「……………」
チュッッ……彼女の柔らかい唇の感触がした。
ナギ「……………」
ここ数ヵ月、果たせそうで果たせなかったナギの夢がやっと実現したのだ。
ピチャッ……
ナギ「………ッフ………」
なんと、人生初のキスをしている馬の方から舌を割り入れてきた。
チュッッ………ピチャ…チュク……
積極的かつ情熱的な彼女のファーストキス……
ナギ「……ッ……」
馬と初めてするキスの味は……
非常に酒臭かった。
ナギ「………おい。」
ソウシ「ん?もう止めちゃうの?」
馬「えー、もっと見たいです。
ナギさんとソウシさんのスケベキッス!」
哀しいかな、ナギが馬だと思って口付けを交わしていた相手はソウシだったのだ。
数秒前に遡る……
ナギが目を瞑った時、馬はソウシに口パクで『キスして!』と伝えながらナギの唇を指差した。
ソウシ『わかったよ、馬ちゃん!』
全てを察したソウシは、的確に空気を読んだ熱い一発をぶちかましたのだった。
ナギ「お前らふざけんなっっ!!」
自身の唇を拭いながら本気で激怒するナギと、
ソウシ「アハハハハハ(笑)く、苦しい(笑)
ナギ、私相手に凄い口付けだったね(笑)ちょっと感じちゃったよ(笑)」
今度のソウシは笑い上戸になっている。
馬「ヒーッッッ(笑)痛い痛い(笑)
笑いすぎて(笑)お腹痛いです(笑)」
素面のはずの馬も笑い転げている。
ナギ「…………………」
ナギは2人を睨んだが、その頬は珍しく赤かった。