月の影とソウシ先生~ぶらり街中買い物道中~(後編)
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ソウシ『馬ちゃんの前なのに、昔の手癖の悪さを披露するなんて……』
ソウシはナギの過去を知っている。
シリウス海賊団の中でナギがリュウガの次に懸賞金が高い理由が、野盗かつ山賊上がりの海賊のため……しかし、ナギは現状において馬にはその過去を明かしておらず、さらには彼女の手前、品行方正な生活態度を示しているようだ。
それにも関わらず、ナギは窃盗と詐欺の手口でソウシのカードをすり替えてきたのだ。
ソウシは確信した……
ソウシ『間違いない、ナギは今、確実に酔ってる!』
と。
ナギは自制が効かないくらいには泥酔しているのだろう、流石、イディ島イチ、アルコール度数の高い『神殺し』である。
馬「決めました、ソウシさんも『神殺し』飲んでください!」
ソウシ「え?」
考え事をしている間に馬に命令をされたので、ソウシは一瞬戸惑ってしまった。
馬「さぁ、飲みねぇ、飲みねぇ(笑)!」
馬はニコニコしながらソウシの口元に酒の入ったコップを押し付けてくる。
ソウシ「馬ちゃん、わかったよ。」
ソウシはグイッと飲み干したが、
ソウシ「うわ…熱っっっ、あー、ナギが言ってたのがわかる…… 痛い痛い(笑)何これ、凄く痛い(笑)」
アルコールがあまりにもキツ過ぎたのか、ソウシのテンションがおかしくなってしまった。
数分後……
ソウシ「ウノ!!」
ソウシは叫びながら6のカードを出した。
彼の手札は後1枚である。
馬「ソウシさん、ゲームが違いますよ…」
泥酔しているソウシの弾けっぷりを見て、やはり馬は心配している。
一方、ナギは8のカードを出しながら、
ナギ「上がりだ……馬、こっちに来い。」
と、自身が超セレブになった途端、下僕予定の馬に命令した。
馬「ナギさん、まだ私は下僕とは決まってませんって(笑)」
さっきから馬は、いつもより様子のおかしいナギとソウシの対応に追われていた。
心配しつつも2人のおかしな所をいちいちツッコんでいた馬は、ゲームに集中出来なかったので、
ソウシ「上がりだひょぉ(笑)」
馬「ギャッッ!!下僕確定よりもソウシさんの口調に恐れをなしました!!」
下僕が決定してしまったが、それでもツッコミを忘れなかった。
ナギ「……馬、下僕はちゃんと言うこと聞けよ?」
ソウシの前にも関わらず、いつもよりナギの声音が甘い。
素面のナギならば絶対にこんな事にはならないはずなのに。
馬「わ、わかってますよ。」
ソウシ「そうだよ、馬ちゃん!
ちゃんと超セレブナギ様の言うことを聞くんだよ?」
いつもはフォローに回ってくれるソウシだが、今に限ってはナギ側の人間になっている。
馬『うへー、ソウシさんまで相当酔ってるなぁ、しかも質の悪い酔い方だし。』
以前人魚になった際に、シンとナギに詰問されそうになった。
どSな2人組にきつい言葉で責め立てられると思っただけで、馬は身の縮こまる思いをしたが、
ナギ「……………」
ソウシ「可愛いモノが困る姿って凄くドキドキするよね……フフフ、苛めたくなるな。」
馬『ぎゃぁぁぁ!怖い怖い怖い怖い…』
泥酔状態の鬼とリミッターの外れた隠れサイコパス2人組の相手をする方が恐ろしいかもしれない、と思う馬だった。
馬「え!?今なんて言いました!?」
ナギ「俺の膝の上に乗ってキスしろって言った。」
馬「いや、無理です!!」
ソウシ「うわぁぁぁん!!ナギの馬鹿っっ、馬ちゃんのファーストチッスは結婚式の時って決まってるだろーー(号泣)」
今度のソウシは泣き上戸のパターンに入っているようだ。
ナギ「……罰ゲームは絶対だろ、早くしろ。」
無茶な要求をするナギの目元は若干赤く、潤んだ瞳をしている。
馬『ナギさんが酔い過ぎて理性が働いてない……』
ソウシ「うわぁぁぁぁぁぁああん……ナギぃぃ~それだけは……うぐっっ、ぐすっっっ、それだけはダメだってぇぇぇ(号泣)!!」
ソウシは酷く泣き叫んでいるが、よくよく彼の顔を見ると全く涙が出ていない。
馬『ソウシさんも酔い過ぎてとても愉快な人になっちゃってる……』
このカオスと化した有り様を見て、ソウシまで酔わすべきではなかった、と馬は密かに後悔している。