月の影とソウシ先生~ぶらり街中買い物道中~(後編)
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ソウシ「上がり。」
ソウシは極上の天使スマイルを浮かべながらKのカードを出した。
これで彼の手持ちのカードは無くなったので、空になった両手を広げてアピールしている。
馬「あちゃ〜、ソウシさんが超セレブですか。
ナギさん、下僕を賭けた戦いをやりましょう!」
ナギはチラッと馬を見やり、
ナギ「……パス。」
と、言い放った。
馬「はいはい、パスですね!」
ソウシ『ん?ナギは少なくとも1枚はAを持ってるハズなんだけど…』
記憶力の良いソウシは誰が何のカードを出したか覚えており、そこからの消去法で現在2人が持っているカードの予測が大体付いている。
それ故に今のナギのパスに違和感を覚えた。
馬「よしよし!もう少しで上がれる〜♪」
ナギ「………」
最下位を決める馬とナギの争いは、ナギが一方的に勝ちを譲る形になっていた。
ソウシ『なるほどね、馬ちゃんを下僕にさせたくないのか。』
ゲーム開始前にソウシが強引に取り決めた罰ゲーム、『下僕になった人は超セレブの命令を1つ聞く』というものがある。
ナギは馬の下僕化を防ぐために自分が犠牲になろうとしているのだ。
ソウシ『ナギがいると面倒だなぁ。』
ソウシは、自身の夢(馬の下着鑑賞)を邪魔しようとするナギの対策を考える事にした。
馬「上がりです!」
馬は手持ちのカードの最後の1枚を出した。
ソウシ「ナギが下僕だね。
フフ、約束通り、私の命令を聞いてもらうよ。」
ナギ「…………」
馬『もしかしたらイケメン同士のイケナイあんな事や危ないこんな事が拝めるかも。』
ジュルッ……
馬『あ、しまった!』
今後の展開に期待した馬はうっかり垂らしてしまったヨダレを慌てて拭う。
ソウシ「ナギにはこれを飲んでもらおうかな。」
立ち上がったソウシは少し離れた荷物置き場まで移動し、そのまま彼の鞄の中身をガサゴソと漁り始める。
残された2人はソウシが戻ってくるまでの間、小声で雑談を始める。
馬「ソウシさんは何を飲ませる気ですかね?
ナギさんが女体化する薬だったら良いのに。」
ナギ「……それだけは絶対に嫌だ。」
馬「えー、女子になったナギさんのおっぱいを揉んでみたいです!」
ナギ「……アホ。」
ドンッ!!
ソウシ「はいお待たせ、『神殺し』持ってきたよ!」
戻って来たソウシは、ニコニコ顔で液体の入った一升瓶を床に置いた。
ソウシ「これはイディ島産のお酒の中で1番アルコール度数が高いと言われてるものなんだ。
ナギは相当酒が強いからさ、たまには酔い潰れる君を見たいなと思って♪」
ナギ「……!!」
ソウシはナギから冷静な思考と判断力を奪う気でいるらしい。
ナギ「…………っ……」
馬「だ、大丈夫ですか、ナギさん……眉間の皺が凄い事になってますよ。」
普段は無表情で強い酒を飲み続けられるナギがこんなに顔を歪めるなんてよっぽどの事である。
ナギ「……痛ぇ…」
アルコール度数の高い酒を飲むと喉が焼けると言うが、ソウシの勧める『神殺し』を飲んだ現在のナギはそれを通り越して痛みを感じている様子だ。
馬「ちょっと大丈夫ですか!?
お酒飲んで痛いって言う人を初めて見ましたよ……」
馬はナギが悶絶する姿を見て、非常に心配している。
ソウシ「フフ、ナギなら大丈夫だよ(多分)。
さぁ、次のゲームといこうか。」
カード分配中……
ソウシ「ナギ、強いカードよろしくね。」
ナギ「…………」
差し出されたソウシの手に、ナギは2枚の強カードを置いた。
馬「あ、ジョーカー様がいる……おぉ!2も1、2、3枚……」
相変わらず馬の手札情報は駄々漏れである。
ソウシ『また馬ちゃんのところに強いカードが集中しちゃってるなぁ。』
聞こえてきた彼女のカード情報にソウシは密かに苦笑する。
馬「上がりです♪」
馬はKのカード3枚を出し、フィニッシュを決めた。
ソウシ「えぇっっ!Kまで3枚持ってたの?
凄いな、ジョーカーがあって2とAも3枚あったでしょ?」
馬「ヘヘッ、私の幸運がソウシさんの知能を上回った瞬間ですね!」
ソウシ「うん、流石に勝てなかったな。
さぁ、ナギ!」
最下位決定戦をしようか、と、ソウシが手持ちの札を見た時、
ソウシ「あれっ、ん…?」
思わず2度見をしてしまった。
明らかに手札が変わっている。
ソウシの手持ちにあったはずのQとA、そして何かと便利な8のカードが無くなっていた。
そして、それらカードの代わりに4、5、6の微妙な数字の3枚で構成されていた。
馬「どうかしました?」
ソウシ「いや…何でもないよ。」
ソウシはカードをすり替えたであろうナギを見据えたが、彼はしゃあしゃあとAのカードを1枚出していた。
ソウシ「………パス。」
ソウシの手持ちの札は4、5、6しかないので当然出しようがない。
続けて、ナギはQのカードを出した。
ソウシ「…パス。」
さらに続けて、ナギは8のカードを出して、
ナギ「上がり。」
と、呟いた。
馬「下僕はソウシさんですな!
うーむ、何していただきましょう…」
ソウシ『ナギにしてやられたな……』