月の影とソウシ先生~ぶらり街中買い物道中~(前編)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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馬「あー、今日も痛かったぁ…」
涙目の馬が、ナギの部屋に戻ってきた。
就寝前のドメスティック強制ストレッチをこなしてきたのだろう。
馬「おや、片付け中ですか?精が出ますね!」
ナギは明日の上陸に備え、軽く荷物の整理をしている最中で、ベッドの上には彼の私物が広げられていた。
ナギ「……お前も先に要るもの用意しといたらどうだ?」
馬「なるほど、了解でーす。」
馬は、フラフラと自分の荷物置き場まで移動し、
馬「えーっと…」
そのままガサゴソと荷物を漁った。
彼女が要る物として取り出した第1号が、
馬「先ずはナギ太郎!!」
シンの部屋の廃棄予定だったどこかの部族の仮面だった。
ナギ「……………」
開口一番から不要なものをチョイスする彼女の行動を、思うところはあるものの、ナギは黙って見守る事にした。
馬「次に……」
ガサゴソ……
馬「時間潰しシリーズに、知恵の輪、ルーペ、トランプ、回しゴマ!!」
ナギ「…………」
馬「よし、どんどん行こう!!」
ガサゴソ……
馬「武器シリーズで、トング、水鉄砲、鼠花火に清酒とライター!!」
ナギ「…………」
馬「続きまして〜、」
ガサゴソ……
馬「精神安定剤シリーズ、ナギさんのバンダナ、ナギさんのパンツ(未使用)、ナギさんの鎖鎌の予備!!」
ナギ「おい。」
見守るつもりが、このシリーズのラインナップがあまりにも酷過ぎたので、ナギは思わず待ったの声を掛けてしまった。
しかし、
馬「止めねぇでくだせぇ、ナギさん。
今、荷物の用意がノリに乗ってるんでやんす!!」
馬は彼の待ったを受け流す。
馬「他、必要そうな物色々……ソウシさんのフンドシ、船長の小説、シンさんの蝋燭、ハヤテさんの非常食ジャーキー、トワくんのスカーフ……あぁ、これは大事、ナギさん用の結婚指輪……それと着替え!」
ズラリと不要品が床に並べられ、
馬「よし、詰めよう!!」
馬はそれらをせっせと自分の鞄に詰め込んでいく。
ところが、
馬「あ!!私の下着が入らない!!」
鞄の容量が足りなくなってしまった。
馬はナギの方を振り返り、
馬「あのー、」
ナギ「…………」
馬「ナギさんの鞄に私のパンツ入れといてくれませんか?」
ナギ「………アホ。」
勿論、断固拒否の姿勢を崩さないナギだった。
馬「ナギさんのパンツぅ……」
取り上げられてしまったナギの下着を憂い、馬は切なげな声を上げている。
ナギ「……バカ言ってねぇで、さっさと荷物置いて寝るぞ。」
馬「はぁい……」
しょんぼりとする彼女が持つ鞄には、ナギの検閲の結果、必要最低限の物しか入れられていない。
厳選された荷物の入った鞄をナギの鞄の横に置き、馬はベッドへと戻った。
馬「あ、そうだこれも…」
そう言ってファラオの寝袋を取り出そうとする馬に、
ナギ「……1番要らねぇものだ。」
ナギ査定員はNG判定を出した。
馬「ナギさんの鬼ぃ…」
ナギ「………あのな、」
椅子に座っていたナギは立ち上がり、馬の手を取った。
馬「?」
ナギは彼女を誘導しながら、
ギシッ…
先に自分がベッドに座った。
ナギ「……来い。」
そして自身の膝上に座るよう、馬に命令した。
馬「えっと……今の状況でそんなことしちゃうと非常に恥ずかしいんですけど…」
ナギ「…………」
馬「うぅ……」
ナギは渋る馬の手を強引に引き寄せて座らせた。
そして、
ナギ「……そんなことって?」
揚げ足を取るようなセリフを彼女の耳元で囁く。
ナギが耳元に顔を寄せた時、馬からはふんわりと甘い香りがした。
馬『あゎゎゎゎ……心を揺さぶるイケメンボイス………これは私の心臓が止まる!!』
ストレッチをしてきたからか、軽くアドレナリンが出ている馬の脳内テンションはおかしかった。
馬「…………」
目を閉じて固まってしまった馬の様子を見て面白くなったナギは、
ナギ「……ホテルは俺と同室だから寝袋は要らねぇだろ?」
と、再び耳元で囁いた。
馬「え゙!?」
ナギから聞かされた内容に驚いた馬は思わず目を見開いた。
しかし、眼の前には綺麗に整ったナギの顔……
馬『ひょぇっっ!イケメンが過ぎると目の毒!!』
馬は再び目を瞑って顔を背けた。