月の影とソウシ先生~ぶらり街中買い物道中~(前編)
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ある日の勉強タイム中……
シン「今日はこれも読んでおけ。」
監視員のシンに渡されたのは、上陸前に恒例の観光案内の本だった。
馬「あ、イディ島の本ですね!」
シン「到着地を船長から聞いてたのか?」
馬「はい!イディ島、行ったことが無いから凄く楽しみにしてます♪」
シン「そうか……イディ島は発展途上国だが、かなり人口が多い。
その分、厄介な組織も多いから、お前みたいなヤマト系の女はすぐに拐われて売られるぞ。」
馬「ひぃっ、イディ島の良いところよりも先に暗部の紹介をするなんてやめてくださいよ。
それにしても、シンさんみたいな鬼畜がゴロゴロといるんですね。」
シン「アホ、必ず誰かと一緒に行動しろってことだが……お前はナギといれば大丈夫だろう。」
最後は独り言のように呟きながら、シンは手元にある海図に目を落とした。
彼は馬の監視もしながら自身の仕事も怠っていない。
馬「ハハハ、まさかまさか!
シャハイ島で言われましたからね、陸の上くらいはナギさんを1人にさせてあげないと。
本人からもあまり話かけるなって忠告されたし、私は頑張ってナギさんと離れて行動します!」
フフン、と得意気に話す馬の言葉を聞いて、シンはまた顔を上げなければならなくなった。
シン「マヌケ、シャハイ島の時とは状況が違うだろ。」
馬「状況……?何の?」
馬にはシンの言っている意味がわからなかったので暫し考えてみる。
馬「シャハイ島とイディ島との違い……うーん……」
そして、考え出した答えが、
馬「…人口密度?」
だった。
答えは出たものの、島の人口の違いが自分の状況とどう関係するのかが、さっぱりわからない。
シン「アホ!今、お前はアイツと好き合ってるだろ!」
シンは思わず正当な答えをツッコんでしまった。
馬「プフッッ、私とナギさんが好き同士ですと?(笑)
無いです無いです!
だってナギさんに何回プロポーズを断られてると思います?
少し前から『正』の字を書いて数えてますが、昨日50回目を突破しました~♪」
シン「……だから、いきなりプロポーズとか飛躍し過ぎだ。」
馬「ナギさんにプロポーズしてフラれるまでが最近の鉄板ネタとして定着してますからね。
こんなにフラれて好き同士なんてありえませんよ、ウフフ♪」
シン「笑い事じゃない……本当にお前らはどうなってるんだ。」
シンは呆れ返りながら自分の作業に戻る。
結局のところ、他人の恋路は彼がどうこう言ったところで変えられないのだ。
シン「とにかく、お前はイディ島の風土を学んでおけ。」
シンは机上の海図を横に避けると、羅針盤と航海日誌、加えてペンを取り出した。
……………………………
リュウガ「いよいよ明日はイディ島に到着するわけだが、」
夕飯時にリュウガが話を切り出した。
リュウガ「今回の滞在期間は3、4日くらいだな。
くらいっていうのが、天候の関係で早く出航したりそのまま滞在し続けるかもしれねぇってことだ。」
イディ島周辺の海は普段は穏やかなのだが、今の季節は大きな嵐が発生しやすいという。
明日からの数日間はその心配が無いと海上新聞の天気予報欄には記載されていた。
リュウガ「まぁ、適切な出航の日はシンに決めてもらう!!
我がシリウス海賊団の航海士様の判断が1番当てになるからな!!」
リュウガは豪快に笑いながら、隣の席のシンの肩をバンバンと叩く。
シン「痛いです。」
リュウガ「上陸初日は各自ホテルでゆっくりしつつ、夜はいつも通り全員で飯を食う、良いな?」
ハヤテ「うーっす!」
馬『何処か治安の良い公園か河川敷があれば良いんだけど……』
シャハイ島の時と同じように、どうにかホテル代を浮かせないかと馬は漠然と考えていた。
ナギ「…………」
考え事をしている馬を見て、何となく察したナギは、
ナギ「……寝袋は禁止な。」
と、彼女の耳元で囁いた。
馬「え、エスパー!?」
自分の思考を見透かされている事に驚いた馬はつい大きな声で反応してしまう。
リュウガ「馬、イディ島にはエスパーじゃなくて仙人がいるらしいぞ(笑)」
馬「え、いや、そうじゃなくて……って、仙人!?そんな人がいるんですか!?」
リュウガ「あぁ、そこかしこに仙人になろうと修行してる僧侶もいるぞ。」
シン「渡した本にも書いてあっただろう。」
馬「確かに…宗教色が強いって書いてましたね。」
その後、治安面を考慮してシリウスメンバー全員が同じホテルに泊まる事が決定した。
2日目は船用の買い出し、買い出しが終われば出航の日まで完全自由時間だという。