月の影とソウシ先生~ぶらり街中買い物道中~(前編)
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……………………………
シン「フン、大分サマになってきたな。」
腕を組みながら壁にもたれているシンが、馬のダンスの感想を述べた。
馬「ゼェッ………ゼェ……そ、そう………でしょう………」
シン「息が上がるようではまだまだだけどな。
ほら、もう1曲いくぞ。」
馬「うぅぅっ、ちっくしょぉぉ!!」
馬は自棄になりながらも立ち上がり、再びシンと共に踊るため、彼に向かって手を差し伸べた。
そして、そんな彼女を、
ソウシ『なっっ!?この極限の状況で立ち上がるなんて…………怖ろしい子!!』
相変わらず壁越しに見守るソウシがいた。
リュウガから舞踏会イベントが告知されて幾日か経ったのだが、シンの熱血指導は当然のように毎日続けられた。
サディスト調教師シンによる実技と学科、世界に通用する料理人ナギとマッドドクターソウシによる栄養管理……そして、本来馬がこなすべきシリウス号の雑用を、愛すべき天然キャラハヤテと永遠の短パン少年のトワが分担して行っている。
これらシリウス海賊団全員のサポートのおかげで、馬はより集中してレッスンに取り組む事が出来ているのだ。
馬のトップダンサー化計画は着々と進められていった。
リュウガ「馬、改めて見ると…………かなり綺麗になったな!」
馬「朝から晩まで自分磨きをさせられてますからね……これで何も変わってないって言われた日には……私は海の藻屑になりたい…………シクシクシク…………」
いつもと異なり、力無く答える彼女からは疲労の色が窺えた。
リュウガ「なんか相当ストレスが溜まってそうだなぁ……フッ………大丈夫か?」
馬「今だけは逃げたい気分です……」
リュウガ「大変だな(笑)」
現在、シンの鬼畜ストレッチ塾から逃亡中の馬はリュウガの部屋で匿ってもらっている最中だ。
馬「柔軟性は持って生まれた才能だと思います…いつまで経っても痛いのは変わりません。」
リュウガ「だろうな……フッ……俺も苦手だ。」
リュウガは馬を自分の足の甲に乗せて腹筋を鍛えている。
普段から酒浸りの彼の腹部が弛んでいないのは、こうした努力が実を結んでいるからである。
リュウガ「ふぅー、本日の筋トレ終了~。」
馬「お疲れっす。」
馬はリュウガにタオルを渡した。
リュウガ「お、サンキューサンキュー!」
リュウガは渡されたタオルで汗を拭いながら、ある事を思い出した。
リュウガ「そういえば、あと数日で島に着くぞ。」
馬「うっ……もうすぐ舞踏会本番って事ですか?」
リュウガ「いやいや、舞踏会の会場はモル帝(※モルドー帝国)の近くだからな、まだまだかかる。」
馬「それなら良かった。」
馬は胸を撫で下ろした。
シンにはサマになってきたと言われているダンスだが、馬自身が納得出来るレベルにまでは到達していない。
やるからには悔いなくやり遂げたいのだ。
リュウガ「次の島はイディ島と言ってな、そこそこ発展してる町がある。」
馬「へぇー……それなら、買い物とか充実しそうですね!
現地のお菓子を買うぞ〜、ウヒョーイ♪」
リュウガ「おう、菓子ぐらい気にせず沢山買え!! それでストレス発散したら良いんじゃねぇか?」
馬「いやいや、ストレス発散だなんて畏れ多い。
皆の非常食として買わせていただきます!」
謙遜した馬はリュウガの言葉を否定をした。
シリウス海賊団から支給される資金を自身の贅沢に使うだなんて申し訳ない…といった意味での謙遜だった。
しかし、リュウガはニカッと笑いながら、
リュウガ「人魚島で巨大真珠とか海底の宝とか、シリウスの財産に馬がかなり貢献してくれたらしいな。
臨時の小遣いをやるからお前の好きに使えば良い!」
馬「せ、船長……」
リュウガの粋な計らいに感動した馬は、感謝の抱擁の手を伸ばそうとしたが……
バンッッッ!!
シン「見付けたぞ!!」
馬「ギャァァァァア、鬼が出たぁぁ!!」
タイミング悪くシンに発見されてしまい、再び地獄ロードへと叩き落とされるはめになった。
リュウガ「頑張れよー(笑)」
馬「ギャァァァァアー!!嫌だ~!!」
リュウガのエールを背中に受けつつ、馬はこれから酷い目に遭わされに行くのだった。