Shall we dance ?~松岡シン造先生~
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……………………………
午後からは学科の授業である。
シン「貴族との会話中にぼろを出されては困る。
今から貴族界の知識を頭に叩き込んでもらうぞ。」
航海室のシンの机の横に、馬のために用意したという紙箱をひっくり返しただけの簡易机がポツンと置かれていた。
馬「こ、これは……貧乏学生机!!」
シン「お前の特等席だ、サボらないようにオレが横で監視してやる。」
シンの口調はいつものクールなSっ気気質なものに戻っている。
どうやら彼はダンスから離れると熱血漢から冷静沈着な性格に戻るらしい。
馬「どうせならそっちのフカフカの椅子の方が良いです……」
シン「フン、これは一流の航海士だけが座れる椅子で、お前が座るには過ぎた代物だ。」
馬「はいはい…さすが偉大なる航海士様ですね。」
馬は悪態を付きながらも素直に特製机の前に座った。
シン「歴史と……政治……女だったら経済の話題はいらないか……あと、絵画もか、」
シンは部屋の本棚から上流階級の会話に必要となりそうなテーマの本を選んでいる。
シン「……おい、馬。」
馬「何でございましょう?」
シン「お前、公用語の英語は読めるのか?」
馬「あ、はい一通りは梅さんから教わりました。
梅さん、英語圏で住んでたらしくてペラペラなんですよ。」
シン「……そうか。」
あまり学が無さそうだと思っていたので、馬の答えは意外だった。
シン「その梅とやらは元軍人の養父だそうだな。
他にも何か教わった事はあるか?」
馬「えーと、モールス信号とか、害虫駆除とか、羊の呼び集め方とか、ヒヨコの雌雄選別とか、後は死体あら、」
シン「ちょっと待て。」
偏った知識ばかりでシンのツッコミが間に合わない。
シン「お前が普段から色々とおかしい理由がわかった気がする。」
馬「………」
黙っている馬だが、内心では、
馬『自分から聞いておいてサラッと失礼な事を言ってる!
やっぱりシンさんはナチュラルにどSなんだわ……!!』
と、密かに感心していた。
馬は歴史書に書かれている文章を声に出しながら読んでいる。
馬「この時の王朝はマリリン王妃が希代の悪女として市民の反感を買っており、」
シン「確かに、この時期の貴族の服は豪華な事で有名だな。」
馬「あ、知ってますよ!
あの宝石でギラギラしてて、スカートが、こう、ふわっふわのやつですよね?」
馬は手を広げてそのスカートの膨らみ具合を再現している。
シン「馬でも知っているんだな。
そうだ、それで合ってる。
今では衣類の管理が難しいのと、歩き難さから敬遠されている型らしいな。」
馬「そりゃぁ、これだけボリュームあったら、邪魔ですもんね。
有利なのは尻相撲の時くらいですよ!
バインッて相手を弾けそうですもん。」
シン「余り嬉しくない利点だな。」
馬「こんなネタは知っていますか?
この時代のスカートは殿方を中に誘い込んでここでは言えないことをしたんだそうですよ。」
シン「あぁ、それもあったみたいだな。」
馬「服に関する下ネタはまだありますよ。」
シン「…………」
シンは無言だが、言ってみろと、目で訴えている。
馬「ヤマトの十二単って知ってますか?」
シン「あの何枚も重ね着するやつか。」
馬「そうそう。あれは着るのはとっても面倒なのに、脱ぐのは一瞬なんですよ。」
シン「ほぉ。」
馬「お腹の結び紐を外して、こう、ベロンと全部まとめて脱げます。」
馬は身体を動かしながら説明する。
シン「…………」
馬「で、脱いだ着物束は厚みがあるからそのまま簡易ベッドになるんだそうです。」
シン「!」
馬「一瞬で脱がせられて、ベッドにもなる、男性の興奮が冷めやらぬ内に寝技に持ち込める十二単は凄いでしょう?」
シン「……確かに、合理的で悪くないな。」
シンは十二単の利点を聞いて素直に感心してしまった。