【
馬の誕生日、ナギver】
馬「ナギさん、ナギさん!料理作っても良いですか?」
珍しく自分から料理を作ろうとする
馬の言葉を、ナギは昼食の準備をしながら聞いていた。
ナギ「……何を作る気だ?」
馬「birthdayケーキを作ってみます。」
ナギ「……誰か誕生日のヤツがいるのか?」
馬が乗船するまで、シリウス号には男しかいなかった。
誰かの誕生日を祝うなんて事は男社会ではそうそう無く、今日が誰の誕生日なのか、ナギには把握出来なかった。
馬「私です、私!」
ナギ「お前のか…」
ニコニコと答える彼女の頭に、ナギはポンッと手を置き、
ナギ「それなら俺が作ってや、」
馬「良いんですね!?やったぁぁ!!
ソウシさーん、トワくーん、入ってきてくださーーい!!」
ナギの言葉に被せるようにして、
馬はソウシとトワを大声で呼び寄せた。
ナギ「……は?」
唐突にギャラリーが増えるという予想外の展開に、ナギは驚いている。
ソウシ「はーい、じゃあ軽く縛らせてもらうよ。」
ナギ「……なっ、」
入室してくるや否や、不意打ちに近い形でソウシが容赦無くナギの関節を固め、ついでに上半身の衣服も剥ぎ取ってしまう。
ビリッ!!
ソウシ「あ、ごめん。」
ナギ「ちょっ……ドクター!!」
細身にも関わらず、パワータイプのソウシはナギの服を破損させながらも着々と縛り上げていく。
その横で、
馬「トワくん、私達は生クリームを泡立てよう!」
トワ「あ、はい……ナギさん、すいません!」
馬とトワが各々生クリーム入りのボウルを抱え、マドラーで泡立てようとしていた。
ナギ「……ぐ……ぐぐ!!」
ソウシに布を噛まされた上、手足まで縛られ、身動きの取れなくなったナギは現状を理解出来ずにいた。
馬「ぬっ、くぉぉぉ!!手が痛いぃぃぃ!」
シャカシャカシャカシャカ…
トワ「意外と泡立てるのって難しいんですね。」
ソウシ「サクランボはどこだろう……個人的に乳首に乗せたいんだけどな………あ、クッキー発見。」
馬のbirthdayケーキ(という名のナギの男体盛り)を作ろうと3人は懸命に盛り付けていった。
↓
そして伝説の男体盛りへ。

※ゆい様画、ありがとうございます♪
(ハヤテverに続く)
【
馬の誕生日、ハヤテver】
ソウシ「さぁ、トワ、私達の出番はこれでお仕舞いだ。
後は
馬ちゃんとナギを2人きりにしてあげよう。」
ふぅー、と深く息を吐きながら、ソウシは額の汗を拭った。
その表情は一仕事を終えた職人のように実に清々しい。
トワ「わかりました……だけど、ナギさんに悪いから喋れるようにしておきますね。」
トワは申し訳無さそうにナギの方を見ながら言う。
かくいうナギは……
ナギ「ぐぐっ、んー!!」
口に布を噛まされた挙げ句、ガチガチに縛り上げられ身動きを取れずにいた。
一見、完全なる拘束状態なのだが、普通の拘束とは異なり、上半身裸の素肌の上には様々な甘味が乗せられているという並々ならぬ事になっていた。
トワ「ナギさん、ほんとーーーに、すいません………」
罪悪感に苛まれるトワはせめてものお詫びにと、ナギの口の噛ませ布を外してやった。
ナギ「トワ!!ドクター!!ふざけんなっ!!!お前らぜ……グッッ……」
言葉を得たナギの吠えっぷりに、トワは再び布を噛ませてしまう。
トワ「……聞かなかったことにしましょう。」
馬「そうだね、どうせ怒られるんだし、それなら静かに美味しく食べる方が良いよね。」
ソウシ「それじゃあ、
馬ちゃん、お誕生日おめでとう♪
トワ、行こう。」
トワ「はい!」
ソウシとトワは厨房の外へと出ていった。
少しして、
ハヤテ「あー、やっぱトレーニングの後は腹が減るなー。」
空腹状態のハヤテが、厨房にいるナギに何か料理を作ってもらいにやって来た。
厨房の扉を開けようとした時、中から物音が聞こえてきた。
ハヤテ「ん?」
ハヤテが耳を澄ませて聞いてみると……
チュッ………、チュパッ……
馬「ナギさんの……凄く美味しいです………まだまだ食べ足りません……」
ナギ「……んっっ……」
………チュッ………チュッ…
馬「フフッ、恥ずかしいですか?………でも私はもっと食べたいんです………大人しくしててくださいね。」
……チュッ………チュッ……
ナギ「……っ……!」
ハヤテ『////な、何やってるんだ、ナギ兄達は!』
何やら卑猥な音とイケナイ会話を聞いてしまったハヤテは、意を決して扉を開ける。
バンッッッ!!!
ハヤテ「おい
馬!!何やってんだよ!!………って、えぇぇぇ!?」
厨房での不純異性交遊中の2人を止めるべく突入したのだが……
馬「あっ、ハヤテさん!
ハヤテさんも一緒にどうです、デコレーションナギさん♪」
と、非常に嬉しそうに言いながら、
馬はチュパッとナギの身体に付いている生クリームを舐めとった。
ハヤテ「ホントに何やってんだよ……」
目の前に広がる異様な光景を見て、ハヤテは全力で引いてしまった。
(ソウシverに続く)