お留守番~2人きりの船内情事~(前編)
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ハヤテ「馬ー、遅かったなー!」
胸の『ドキドキ』が治まった馬が気を取り直して食堂に入ると、すぐにハヤテから声を掛けられた。
馬「おぉぅ、豪快な食べっぷりですね!」
ハヤテ「だろ?」
思わず馬が感想をこぼしてしまう程度に、ハヤテはむしゃむしゃと美味しそうに肉を頬張っていた。
『ハヤテと肉』、この組み合わせはシリウス号での食事風景には欠かせないもので、彼は常に肉料理に喰らいついている。
トワ「これが馬さんの分ですよね?」
ナギ「……あぁ。」
トワは、自分の前に置かれている手付かずの料理皿をナギに確認してから馬に手渡した。
馬「お、トワくん、ありがとう!
ハヤテさんお隣失礼しま〜す、あ、そ〜れ、どっこいしょ〜。」
トワから皿を受け取った馬は、オッサンのような言動をしながらハヤテの横の席に座った。
ハヤテ「……もぐもぐ……お前の喋り方ってさ、オッサンそのものなんだよなぁ……」
馬「はいはい、お褒めの言葉ありがとうございま〜す、からの、いただきま〜す!」
馬はハヤテの率直な感想を聞き流しつつ、手を合わせた。
馬「お、ハンバーグだ、イヤッホーイ。」
馬はナギのお手製ハンバーグが好物である。
(※「ナギさんの生手で直接こねられた手ごねハンバーグだから大好きなんです!!」と、いう変態的な理由を本人に語り、ドン引きさせている経験アリ)
ハヤテ「お前来んの遅かったな……もぐもぐ……何してたんだよ。」
馬「人間に戻ってすぐにお宝目指して泳ぎましたからね。
シャワーを浴びてきたんです……あ、浴びる前にハヤテさんを呼べば良かったですかね?」
ハヤテ「あ?何で……むしゃむしゃ…俺を呼ぶんだよ。」
馬「いや、一緒にシャワー浴びるかなぁと思いまして。」
馬はニヤニヤと笑いながらハヤテに向かって言いのけた。
完全にからかいを目的としたセクハラ発言である。
ハヤテ「っげほっっ!!ばっ、バカヤロー、な、な、何言ってんだよ////」
ハヤテは、馬の言葉の意味を理解した瞬間、食べていた肉を喉に詰まらせてしまった。
馬「プププ、冗談ですよ!
それに一緒にシャワー浴びたらハヤテさんが鼻血出し過ぎて死んでしまいそうだから止めときます(笑)」
ハヤテをからかう事がとことん楽しい馬と、
ハヤテ「べ、べ、別にお前の裸なんか見ても何とも思わねーからな!////」
からかわれて顔を赤らめるハヤテ。
そして、
ナギ「……………」
ハヤテと馬のやり取りを横で黙って聞いているナギがいる。
トワ「ちょっとハヤテさん、今、僕のお皿から取ったでしょう!」
ハヤテ「あ?早い者勝ちだろー!」
馬「ハヤテさんのトマトいただきっ!」
ハヤテ「うゎっ、返せよ………って馬のハンバーグもらいー!!」
馬「ギャッッ!」
トワ「うわ…メインを全部持っていくなんて流石に酷過ぎますよ!」
ハヤテ「へへ、早い者勝ちだろ…モグモグ…」
馬「あっっ!食べられた…………う、う、うわぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
若人達が集まると、食事の時間は戦争になる。
少しでも隙を見せれば敵に獲物を奪われてしまう、完全なる弱肉強食の世界である。
しかし、弱肉強食と言えども、弱者である女の涙に弱い強者もいる。
馬が割りと本気で号泣する様を見て、ハヤテも次第に焦りだす。
ハヤテ「……お、おい、泣くなよ……わかった返すから、ほら。」
ハヤテはフォークで突き刺したままのハンバーグを直接馬の口元まで運ぶ。
無惨にもかじられてしまったハンバーグを、彼女は涙ながらに1口食べた。
馬「うぅぅ……かじられて減ってしまった………もぐもぐ……でも……おいっしぃぃ〜〜♪…………もぐもぐ……最後にゆっくり食べたかったのに……むしゃむしゃ……」
それを見て、
ハヤテ「旨そうに食べるな、お前…… もう1口!!……ガブッッ………」
ハヤテは再び馬の口からハンバーグ付きのフォークを引き離し、自分の口に入れた。
それはそれは大きな1口でハンバーグは半分以下の大きさになってしまった。
馬「ギャァァァッッッ!!また減ったぁぁぁ!!」
トワ「ちょっとハヤテさん!馬さんにちゃんと返してあげてください、可哀想ですよ!」
ハヤテ「うるせー、だって美味いもんは美味いんだよ!」
トワがハヤテを諌めようとしたが、全く聞いていない。
ナギ「……ハヤテ!」
見兼ねたナギが注意をする。
ハヤテ「ぐ!ナギ兄……」
鶴の一声ならぬ、ナギの一声でやっと事態は収拾した。