人魚島~2つの呪い~(その4)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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リヴラ(馬!!)
馬『えっっ!』
突如、馬の脳内にリヴラの声が響いた。
驚いた馬がリヴラの方を振り返ると、にこにこと微笑む彼女がいた。
リヴラ(水の中ではね、声を出さなくても意志疎通が出来るんだよー。
相手に話しかけるつもりで頭で念じてみて!簡単に出来るから。)
これらの言葉をはっきりと話し掛けられているように聞こえたが、眼前にいるリヴラの口は動いていない。
本当に念じているだけのようだ。
馬(リヴラさーん!こうかな…)
リヴラ(うん、聞こえたわ!
水の中限定だけどね、イルカさん達も同じ方法で話せるんだよ。)
馬(へー…)
人魚と同様に、イルカも水中で脳内で会話、つまり超音波で会話が出来るらしい。
リヴラ(あったわ!虹色昆布!)
馬(わっ!すっごく綺麗ですね!)
リヴラに案内されてかなり奥地まで泳いだ先に、虹色に輝く海藻が水中で揺らめいていた。
リヴラ(これ、私も巻いてるやつなんだけど、折角人魚になったんだから馬も巻いてみて!)
ブチブチと虹色の海藻を無遠慮に引き抜くリヴラ。
渡された物をよく見てみると、確かに、彼女の胸に巻かれている布(?)と同じ色合いをしているファンタスティックな海藻、もとい昆布だった。
馬『リヴラさん、凄く綺麗な布地を巻いてるなと思ってたけど…昆布だったんだ…』
また1つ、人魚の秘密を知った馬だった。
リヴラ(ちょっと待ってて!)
次に案内されたのは海底に沈んでいる人工的な建築物だった。
リヴラはこの建物の中に入って行き、何やら宝石を持って戻ってきた。
リヴラ(次はこれを着けてみて〜♪)
馬(えっ!どうしたんですか、それ…)
リヴラ(昔の人間達の物よ。
ずっと置きっぱなしで誰も使わないし、自由に持っていって良いの。
だから馬が着けても大丈夫よ。)
馬(でも、私は宝石にはあまり興味が無くて…)
見た目からして高価そうな宝石類を簡単に受け取るわけにはいかない、 そう考える馬はキッパリと断った。
リヴラ(ダメよ!馬は雌でしょう?
雄にアピールするためにも綺麗でいなくちゃ。
……それにあなたのピンクの尾ひれを見ていると私が着飾ってあげたくなっちゃうの。)
リヴラは興奮気味に理由を語った。
馬(尾ひれの色と着飾るのは関係あるんですか?)
リヴラ(勿論よ。ピンクの尾ひれの人魚はね、王族なの。
つまり馬は人魚姫なのよ!)
馬「がばっっっ!!」
リヴラの仰々しい言い分に馬は吹き出してしまった。
口から水が入り溺れそうになる。
リヴラ(ちょっと馬、大丈夫?)
危うく馬は『河童の川流れ』ならぬ、『人魚の海溺れ』になるところだった。
……………………………
シン「いかにもアイツが好きそうな洞窟だな。」
ナギ「……あぁ。」
ソウシ「馬ちゃん、怪我とかしてないと良いんだけど…」
シリウスメンバー全員で馬を捜索している最中、シンとナギとソウシの北東探索班が彼女のものと思しき小さな足跡を発見した。
点々と続く足跡を追っていくと、明らかに彼女の好奇心をくすぐりそうなこの洞窟まで辿り着いたのだった。
シン「…………」
シンは自身の武器である小型銃を空に向かって撃ち放った。
パァンッッッ……!!
シン「…よし、入ってみるか。」
今の空砲で北西探索メンバーに合図を送ったのだった。
彼らも直にこの洞窟にやって来るだろう。
念のためナギも洞窟横の木に鎌で目印を彫っておいた。
……………………………
リヴラ「皆、馬を見たら驚くわよ。
どこのお姫様?ってなるはず!
だからここで待っててね!大急ぎで呼んでくるから。」
リヴラは馬を仲間達に紹介すると言い残してから海原へと消えていった。
馬『リヴラさんが連れてくる他の人魚さんってどんな人魚だろう…』
馬は言われた通り、リヴラと最初に出会った岩場で彼女の帰りを待っていた。
水中では好奇心が勝って沢山泳いだ。
いくら人魚が泳ぎが得意だと言っても、人間が走り続けると疲労が蓄積するのと同じで、ずっと泳いでいると疲れが出てくる。
馬は岩場の上に腰を据えてリヴラを待ちながら休憩もしていた。
ヒュゥゥゥ……
少し前に自身の心を癒してくれた涼しい風。
その風が洞窟の隙間からほんの少しだけ吹き込んでいる。
馬が目を閉じて頬に触れる涼しい風を楽しんでいると、
ナギ「馬!?」
馬「………!!」
今一番会ってはならない人物の声が聞こえた。