人魚島~2つの呪い~(その3)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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【シンのお悩み解決室その2】
※引き続き2人の会話をお聞きください。
馬「う、うわ、うわうわ…浮気!?」
シン「オレの女が他の男と同じベッドで寝てたら、両者ともに蜂の巣にしてるところだ。
やはりナギは甘いな。」
馬「お、女!? 私とナギさんは付き合ってませんよ!!」
シン「宴会の後、お前らは裸でイチャついてただろう。
お前はそうは思ってないかもしれんが、そんな関係になってたら普通の男は間違いなく自分の女だって思ってるぞ?
つまり、お前は既にナギの女、所有物だ。」
馬「えっ!!……やだ、シンさん……なんか凄い嬉しいかも…ナギさんの所有物ってことは『仲間』よりも親密な『ファミリー』ってことですよね?
そういえばちょっと前に、ナギさんにそれ系のセリフを言わされたような、」
シン「喜ぶな、アホ。」
馬「ギャフン…」
シン「しかし、何でドクターに拘束されてるんだ?
ドクターもお前の事が好きなのか?」
馬「あ、それは無いです(キッパリ)!
ナギさんに追われてたので…(※以下説明)それで、早朝だったからソウシさんはまた眠くなったみたいで、馬ちゃんも一緒に寝ればいいと言われて絞め技に持ち込まれたんです。」
シン「…………ナギに追われていた理由は?」
馬「うっっ………黙秘します。」
シン『そこの部分が今回の痴話喧嘩の肝だろうな。』
馬「私に言えることは何もありません!」
シン「馬、正直に言え。
でないとオレがドクターとお前を畳…が無いから板だな…板に張り付けて海に流さなければならなくなる。」
馬「えぇぇっ!!何でソウシさんまで……」
シン「ナギの気持ちを踏みにじったからだろう?
シリウスには仲間を傷付けた奴は許さないという決まりがあるからな。」
馬「うぅっっ……」
シン「流されたくなければ隠している事を言ってみろ。
オレの考えが変わるかもしれないぞ?」
馬「ぐぬぬぬぬ……」
馬は酷く悩んでいた。
このままだと全くの無実で無関係のソウシが罪に問われてしまう。
しかし、本当の事を言えばトワの罰則が確定してしまう…それだけは絶対に言えない、しかしソウシが……よし、真実を言おう、けれどもトワが……一体どうすれば良いのだろう?
そして、この煮え切らない態度がナギまでも傷付けているのだとシンは言う。
馬『あー、もうっっ!!もしかして私がシリウスの絆をぐちゃぐちゃにしているんじゃない?』
悩み抜いた末、馬はこの極論に達してしまった。
馬「…………」
シン「黙りこくってどうした? 具合でも悪くなったか?」
黙り込み、急に顔色の悪くなった馬の様子を見て、シンも心配する。
馬「シンさん……」
シンの言葉に反応した馬だったが、普段とは異なる憂いを帯びた真剣な表情に、
シン「…………!」
シンですら少々心を動かされてしまった。
しかし、この儚げな馬の口から出た言葉は、
馬「今までお世話になりました…」
という飛躍したものだったので、シンの淡い想いなんてあっという間に吹き飛んでしまった。
シン「……………は?」
馬「他の皆にも、特にナギさんによろしくお伝えください、それではさようなら…」
瞠目しているシンに対して、馬は深々と頭を下げると、次の瞬間には一気に走り出した。
シン「馬っっ!」
ナギと違って、馬の予測不能な奇行に不慣れなシンは行動がワンテンポ遅れてしまった。
シン「チッ、追い詰めすぎたか。」
加減を見誤った自身に対して舌打ちをした後、シンは急いで馬の後を追った。
シリウス号に乗り込む直前の出来事だった。