人魚島~2つの呪い~(その3)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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リュウガ「よーし、朝飯食ったら謎の島の探索に行くぞ~!
古代人のお宝があれば良いな!!」
リュウガは朝食のサンドイッチを頬張りながら、未知なる島への期待を込めて嬉しそうに話している。
ハヤテ「謎の島はどんなとこだろな…ってトワ、あんま食ってねぇな?」
トワ「あ、ちょっと二日酔いで…」
ナギ「……ハヤテの方が潰れてねぇのは珍しいな。」
ナギはトワに二日酔いの症状に効く特製スープを手渡した。
トワ「あ、ありがとうございます…」
ナギ「………」
トワの力無い言葉を聞き、本当に具合が悪そうだと心配するナギだった。
ソウシ「ナギ、私の朝食いつもより少なくない?」
ソウシの皿にはいつもの半量しか朝食が乗っておらず、盛り付けた張本人にソウシは苦情を申し立てた。
だが、
ナギ「………そうですか?」
ナギはそっけなく返事をするだけだった。
馬『ヒィィ……静かな怒りがぶつかりあってる……ソウシさんごめんなさい、私がナギさんを手伝わなかったばっかりに……』
馬は心の中で巻き込んでしまったソウシに謝罪をしながら、身を小さくしてスープを啜っている。
馬本人は気付いていないのだが、こちらのスープはソウシと比べていつもより具沢山となっていた。
スープ作成者のナギは馬に対して怒ってはいるものの、彼女の体調にはかなり気を遣っているのだ。
シン「………………」
シンは定番のモーニングコーヒーを飲みながら馬とナギの様子を注意深く観察していた。
ただでさえもどかしい関係なのに、今朝に至っては2人の間には冷えた空気が漂っている事をシンは確実に気付いていた。
シン『会話も無しか…痴話喧嘩でもしてるのか?』
何だかんだ言って、シンが一番2人の恋路を気にしているのかもしれない。
馬「ごちそうさまっしたぁっっ!!」
馬はメンバー達の中でも最も早く食事を終え、足早に食器を下げに行こうとしている。
リュウガ「おう、馬、早ぇな!!
さっきも言った通り、昼には謎の島に上陸するから準備は抜かるなよ。」
馬「うーーっす!」
馬はリュウガの呼び掛けに元気よく返事をし、自分の分とついでに他のメンバーの使用済み食器を持って厨房まで片付けに行った。
しかし、ナギの分の食器だけは一切触れずに残したままである。
ハヤテ「あれ?アイツ、ナギ兄の皿だけ忘れてねぇか?」
事情を何も知らないハヤテは、思ったことをそのまま口にした。
ナギ「……………」
ナギも馬から意図的に避けられた事を察していた。
ガシャガシャ……
馬『急げ急げ………』
馬はナギが調理に使ったであろう器具や鍋類、先ほど自分で運んできた食器を迅速に洗っている。
ザァァァァァ…
馬「よし、終わった!!」
馬がその場にあった洗い物を全て洗い終わった時、背後に人の気配を感じた。
馬「………?」
馬が振り向くとそこにいたのは、
ナギ「…………」
食堂に残されていた僅かな食器を手にしたナギだった。
馬「…………」
馬はナギを確認するや否や、無言で目も合わせずに彼の横をすり抜けて食堂から出ていった。
馬のあからさまな態度に苛立つナギだったが、厨房を見渡すと、洗い場も調理台も全て綺麗に片付けられていたので喉まで出かかっていた彼女への文句も飲み込まざるを得なかった。
ナギ『……上陸の用意をするか。』
ナギは外に持って行くための食事の用意に取り掛かる。
……………………………
食事の用意を終えたナギは、今度は自身の身仕度をしに自室へと戻る事にした。
ナギ『……朝食前はアイツの事無視して大人気なかったな。』
冷静になって考えると馬は何も悪い事はしていない。
キスマークの事を言わないのはきっと馬なりの理由があるはずだ。
それなのにカッとなった挙句、彼女にキツく当たってしまった。
もしあの時、もっと冷静になって優しく馬に尋ねていたら、きちんと説明してくれたかもしれない。
自分にドクター位の優しさがあれば…
ナギの中で反省と後悔の念が織り交ぜとなって渦巻いている。
しかし、
ナギ「……チッ、…」
朝に見たソウシと馬が仲良く眠っている姿がナギの脳裏を過ぎり、またもや思考がグチャグチャになってしまう。
ナギ『……とにかく馬と話をしねぇとな。 』
そんな事を考えながらナギは自室のドアノブに手を掛けた。
ガチャ……
ナギ「………?」
部屋は真っ暗で、居るはずの馬の姿は見つからなかった。