人魚島~2つの呪い~(その2)
こちらで夢小説の名前設定!
本棚全体の夢小説設定このブックはドリーム機能を使用しています。 名前を入れると、登場人物に自動変換します。
名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ナギと馬で就寝してから暫くして…
馬「………グスッ…………グスッ」
馬が啜り上げて泣く声が聞こえ、ナギは目を覚ました。
ナギ「…………?」
ナギはボーッとしてしまう頭を無理矢理働かせ、ゆっくりと身体を起こした。
時間にして未だ朝日も昇らない深夜のようで、眠りについてから数刻と言ったところだろうか。
他の船員達も寝静まっている時間帯なので小さな波音しか聞こえない。
馬「………グスッ………ゥゥッ……」
馬の瞳は閉じたままで、どうやら眠りながら泣いているみたいだ。
ナギ「………おい、馬。」
ナギは彼女の肩を揺さぶり起こしてやる。
すると、
馬「………っっ!」
すぐに馬は目を覚ましたが、急に起き上がり、
バンッッ!
と、乱暴に扉を開けてそのまま何処かに行ってしまった。
ナギ『……具合でも悪いのか?』
ナギはボーッとしながらも、馬が戻って来るまで起きて待つことにした。
暫くして、
ガチャ…静かに扉が開く音がした。
ナギ「……大丈夫か?」
馬「うゎっっ!!起きてたんですか!」
戻ってきた馬の声の調子はいつもと変わらないものだったので、ナギは灯りを点けて少し話をすることにした。
馬「わひゃっ!眩しい!!」
部屋を明るくされ、急な光に驚いた馬はやはり通常通りの話し方をしている。
ナギ「……うるせ……っ!」
ナギは灯りの下で彼女の顔を見てハッとした。
ナギ「具合悪ぃのか?真っ青だぞ?」
馬の肌の色が白色を通り越して、青白くなっており、一目で体調が芳しくないと見てとれた。
馬「だいじょぶでーす!ただ怖い夢を見て寝汗をかいただけですよ。
ホント、子どもかって感じですよね~。」
ヘラヘラと笑いながら着替えのシャツを手にした馬は部屋の隅まで移動した。
そして、ナギに背を向けた状態で汗で濡れてしまったシャツを脱いで着替えている。
その様子を黙って見ていたナギだったが、
ナギ『…………?』
馬の背中に赤い怪我のような痕が3箇所ある事に気が付いた。
そして、洞察力の鋭いナギは、彼女の背中に付いていたその痕を、ひと目見ただけでキスマークだと理解してしまった。
ナギは未遂で終わった情事の際の馬の姿を思い出しながら 、
ナギ『……あの時、馬の背中には何も無かったはずだが…』
と、どうしても腑に落ちなかった。
ナギ「…………なぁ、背中の、」
馬「着替え完了~!」
ナギの声に気付かなかった馬は、その上から言い被せ、質問を潰してしまった。
そうとは知らずに馬はパタパタと軽い足取りでナギの元まで戻り、部屋の灯りも消した。
馬「すみません、お騒がせしました。
ささ、寝ましょう寝ましょう!」
馬はナギの手をグイグイと引き、マットに寝かせた。
寝転んだナギの胸元に馬も割り込んで横になる。
馬「えっと…怖い夢の余韻があって………その………また一緒に寝ても良いですかぃ?」
ナギ「……あぁ。」
馬「ひゃっほーい♪」
馬はナギの胸に強く顔を押し当てた。
ナギ「……やめろ、くすぐったい。」
馬「……ヒヒヒ。」
話し方や仕草は完全にいつもの馬に戻っていた。
ナギは自分の胸に顔を埋める彼女の肩に腕を回し、より密着するように抱き寄せた。
ナギ「………どんな夢を見たんだ?」
馬「ヒ・ミ・ツ☆」
ナギ「……………」
ナギは肩に回していた腕を離し、その手を使って馬の顎を軽く掴んで上に向かせた。
強制的に馬と目を合わせようとしたのだが…
馬「うぉっっ!とんでもないイケメン!!」
馬は緊張感の欠片もない台詞を言うだけだった。