人魚島~2つの呪い~
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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ナギ「……………綺麗だな。」
お世辞などではなく、ナギは思ったままの感想を馬に告げた。
しかし、告げられた本人は抑えられた腕を動かそうとするのに必死で、ナギの言葉は全く届いていない。
馬「ぐぐぐ……はーなーーしーーてーー!」
ナギ「………諦めろ、もう見えてる。」
馬「ヒィッ、……覗き魔っっ!!」
馬は羞恥のあまりテンションがおかしくなっている。
しかし、ナギはそんな彼女の様子を見て楽しんでいる。
ニヤリと笑いながら、
ナギ「…………あぁ、思いっきり覗いてる。」
と、挑発するように返した。
馬「ヒィィィっ……!!その目を今すぐに閉じてっっ、見てはいけない!!」
ナギ「……フッ、嫌だ。」
馬「格好良く笑ってる場合じゃないでしょう!?ほら、早く手を離す!!」
馬は顔を真っ赤にしながらプンスカ怒っている。
しかし、その姿もとても可愛らしく感じられて、ますますナギは目を逸らすことなく彼女を見つめ続けた。
ナギ「……………」
馬「あーもうっっ、何か喋るか、手を離すかしてくださいよっっ!!」
幼稚な怒り口調だが、服を着ていない馬は、ナギの目には非常に艶かしく映っている。
黙っていれば穢れの知らない美少女そのものだ……そう考えた時、ナギはある疑問も抱く。
ナギはまじまじと馬を見つめながら、
ナギ「…………そういやお前、歳はいくつだ?」
今の今まで彼女の年齢を聞いていないことを思い出したのだ。
馬の口から「結婚してくれ」というセリフが出ているからには16歳以上なのはわかっているが……責任も取れないのに、年端もいかない少女に手を出すわけにはいかない。
馬「はい?いきなり何をおっしゃいますのやら……あ、ナギさんが、手を離してくれたら言いますよ?」
馬からの取り引きである。
ナギ「……しょうがねぇな。」
やはり年齢が気になるナギは言われたままに手を離した。
手が自由になった途端、馬は慌てて腕を前に持っていき胸を隠した。
馬「………うぅ……とんだ辱しめだった……」
腕を交差させたその隙間からは胸の谷間とナギが付けた数多のキスマークがチラチラと見え隠れしている。
ナギ「……教えろよ。」
馬「……21です。」
ナギ「………!」
彼女の口から告げられた年齢はナギからすれば衝撃的な数字だった。
下手したら一回り近くは年下かもしれないと思っていたが、自分と4つしか違わないとは……
馬「あれ?もっと上だと思ってました?」
ナギの驚く様子を見た馬は、反対に質問を返した。
ナギ「……いや、その逆だ。意外といってんだなと思って。」
馬「むっ!……それは褒めてるのか貶しているのかどっちですか?」
言葉通りムッとする馬を、ナギは慌ててフォローする。
ナギ「あ、いや……虫とかガキの玩具とかが好きだろ?
だからまだ10代だと思ってた。」
馬「むむむ!ますます微妙な言い草ですね。」
人の趣味をまるで子どもみたいだとバカにされたように感じている馬だが、
ナギ「……………」
ナギは馬の身体を引き寄せ、強めに抱き締めた。
馬「ひぃぃっっ……」
ナギ「………21に見えねぇくらい………可愛い…」
一番の理由を、馬の耳元でナギは囁いた。
馬「わゎゎゎ……離して離して離して離して…」
しかし、ナギの抱擁でパニックになっている馬には、この言葉の意味を認識することが出来なかった。
ナギ自身も、自分の行動と感情に驚いていた。
恋愛経験は豊富だと自負していたが、自ら相手の事を可愛いなどと褒めたのは馬が初めての経験だった。
よくよく考えてみると今までの恋愛は自分からは何もしてこなかった。
相手から積極的に愛を囁かれ、それを受け入れるだけの恋愛だった気がする。
しかし馬が相手だとどうも勝手が違ってくる。
自分自身が追い掛けてしっかり繋ぎ止めておかないと彼女はすぐにふらふらと何処かへ行ってしまいそうな気がするのだ。