ミゼル島~大病院の陰謀説~(その6)
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タケルの揚げ足を取って遊んでいた馬だったが、やっと本題を思い出した。
馬「あ、タケルくんがここの病院を調べてるんでしょ?」
タケル「…ん?あぁ。そろそろ俺もジジィも本部に戻らねぇとな。」
馬「あ、じゃあ一つお願いが……」
馬はタケルの肩を引っ張り、顔の位置を自分と同じ高さまで下げさせた。
タケル「……?」
そして、彼の耳元で小声で話す。
馬「あのね、黒幕は院長なんだけど、そいつの被害者でナースのクレアさんって人がいるの。」
タケル「…………」
唐突に病院の事件の全貌を語り出す馬だったが、タケルは特に慌てる様子もなく静かに聞き入っている。
馬「でね、そのクレアさんが、なんとなく撫子ねえちゃんと同じ感じで…」
タケル「撫子ねえちゃん…?」
馬「うん…状況が似てるんだよね……だから出来るだけ酷い扱いはしないでね。
『クレア』さんって名前ね。」
タケル「……覚えとく。」
タケルの答えに満足した馬は、彼の顔から手を離した。
そろそろ仕事に戻らなければならないと言う梅とタケル。
最後に馬の養父として梅はナギに礼を述べた。
梅「馬の入院中、婿殿が付き添ってくれてたんだろ?ありがとな!」
ナギ「………いえ。」
梅「馬も元気になって良かったな。
これからも夫婦で仲良くするんだぞ、心身共にな(笑)!!」
梅の言葉を聞いていたタケルが割って入る。
いくら真相を知っていても聞き捨てならない言葉が混ざっていたからだ。
タケル「ちょっと待て、俺はお前を馬の旦那とは認めてないからな!!
…良いか、馬に指一本でも触れてみろ?そんなことしたら俺はあらゆる軍事力を持ってお前を潰してやる!!」
梅「ハハハ!無理だ無理!新婚夫婦が指一本で済むわけねぇだろ(笑)
夜な夜な馬は婿殿のビッグマグナムで撃ち抜かれ、」
タケル「クソジジィは黙ってろ!!!」
タケルと梅のやり取りを見ながら馬はコッソリと考えていた。
馬『夜な夜な首筋だけを舐めてますって言ったらタケルくんも梅さんも違う意味で驚くだろうなー。』
一方のナギは別の感想を抱いていた。
ナギ『………まさしく馬の親とその弟って感じだな。全員うるせぇ。』
梅「タケル行くぞ!」
梅がタケルに声を掛けると、
タケル「………やっぱり馬を連れていく!!」
シスコン気味の弟は姉との別れを惜しんで抵抗した。
梅「ハハハ!女連れで戦場なんか行けねぇだろ、馬は婿殿に任せてほら行くぞ!!」
梅は兵役を退いた老齢者とは思えないほどの力でタケルを引き摺って行く。
タケル「おいっっ、やめろ、ジジイ!!」
巨体2人が同時に移動すると、山が移動するかの如く騒々しかった。
馬「タケルくんバイバーイ、また仕送りするから!!」
馬の仕送りという言葉に反応したタケルが梅を振り切って戻ってきた。
タケル「馬っっ!!仕送りとかいらねぇから!
俺の方が稼ぎがあるし、今はこれしかないけど返しておくから、無理すんなよ!!」
タケルは持っていた自分の財布を馬に投げ渡した。
ジャラッ
馬「わわゎっっ、金持ち!!」
梅「おい、タケルー!」
少し離れたところから梅に呼ばれてタケルは真面目に戻る姿勢を見せた。
タケル「本当、仕送りとかすんなよ!自分の生活を大事にするんだぞ!」
この言葉を残してからタケルは本当に去っていった。
最後まで弟の方が馬よりしっかりしている事がわかるやり取りだった。
馬「うーん、弟に仕送りするってのがねえちゃんの甲斐性ってもんなのに…」
馬は去り行く弟の後ろ姿を見ながらボソッと呟き、さらにそんな彼女に対してナギが尋ねる。
ナギ「……お前、弟に仕送りなんかしてたのか。」
馬「えっっ!!いや………あの……恥ずかしいから秘密なんです!」
ナギ「……はぁ?恥ずかしい?」
あんなにパンツを連呼するようなヤツがどうして仕送りの話題で恥ずかしくなるのか、ナギには意味がわからなかった。
馬のことは多少は理解出来るようになったと思っていたナギだが、まだまだ甘かったみたいだ。