ミゼル島~大病院の陰謀説~(その6)
こちらで夢小説の名前設定!
本棚全体の夢小説設定このブックはドリーム機能を使用しています。 名前を入れると、登場人物に自動変換します。
名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
タケル「認めねぇっっ!!こんな何処の馬の骨ともわからねぇ奴と馬が結婚するなんて、俺は絶っっっ対に認めねぇからな!!」
タケルは頑固親父のようにナギの存在を拒絶し続けた。
梅「ガハハ!諦めろタケルー!馬と婿殿は2人で遭難して生き延びるような強い絆で結ばれてんだよ。
そりゃあ下半身も結ばれてるんだろうけどよ(笑)」
タケル「なっっっ!!! 貴様ぁ…よくも馬を…殺してやる!!!」
ナギ「…………」
ナギは騒がしくて早とちりな馬一族に引き気味だった。
反論をする気も起こらず黙って嵐が過ぎる事を待っていた。
馬「ちょっと梅さん、タケルくんをけしかけるようなことは慎んで!!
……ほらタケルくんはこっち来る!
あ!刀に手をかけるのはやめなさいっっ!もう!」
馬はズルズルとタケルを引っ張って行く…とは言っても、ナギと梅から少しだけ距離を取っただけだったが。
そして声を潜めて真相をタケルに説明する事にした。
馬「本当は私達結婚してないんだよ。
梅さんが勝手にそう思っているだけで…」
タケル「あ?どういうことだ?」
聞き返すタケルの声も小声である。
馬は、ナギの正体をバラさないように気を付けながら順を追って事情を説明していった。
梅「ここの病院、なかなか黒かっただろ?」
ニヤリと梅は笑いながらナギに話し掛けた。
彼は病院の黒い噂をリュウガとナギに教えた張本人だった。
ナギ「……馬が精神的に傷付いたかもしれません、すみません。」
梅「馬が?」
梅の表情が曇る。
ナギ「院長は初めから馬を狙っていたみたいです。」
梅「……チッ…」
梅は険しい表情で1つ舌打ちをした後、
梅「まぁ、起こったことを悔やんでも仕方ねぇな!
婿殿、馬のフォローを頼むぞ。
なぁに、婿殿がいるだけで馬の気分はすぐに晴れる!!」
ナギ「…………はい。」
どこまでも前向きな梅の思考に、ナギは頷くしかなかった。
タケル「…つまり、アイツと同じ船に乗ってるってだけで、旦那でも恋人でもないってわけだな?」
馬「うん、梅さんの勘違いで婿殿にまで飛躍しちゃっただけなんだよ。
いつか言わなきゃいけないんだけどね…」
馬は溜め息をついた。
あんなに喜んでくれた梅に真実を告げるのは酷のように思える。
タケル「事情はわかった……馬、俺とまた一緒に暮らそう!」
馬「断る!」
馬の答えはまごうことなく『NO』だった。
タケル「…は?何でだよ。」
姉から完全拒否をされたタケルはついつい声量を上げてしまった。
そのため、ナギと梅が何事かと2人の方を見た。
ナギ「……?」
梅「あぁ?姉弟喧嘩かぁ?」
馬はパタパタとナギの元まで走っていき、そのままナギの腕をガシッと掴んだ。
馬「デヘヘ…そりゃあ弟よりもイケメンと一緒にいる方が良いに決まってるでしょ〜?」
ナギ「………はぁ?」
ナギは話の流れがわからないので怪訝な表情しか出来ないが、そんな彼を他所に、姉弟間での言い合いは勝手に進行していく。
タケル「なっ!不純だぞ馬!!」
馬「いやいや、タケルくんだってちょっと前に美人なオネエサンに鼻の下伸ばしてたじゃない?
オネエサンじゃなくてオニイサンでガッカリしてたけど(笑)」
馬の言葉に反応したタケルの顔がみるみる赤くなっていく。
タケル「バッ…!今言うなよ!!
それにあれは不可抗力だからな!!」
梅「ガハハハ、タケルも若気の至りくらいあって良いじゃねぇか!」
タケル「良くねぇよっっ!部外者は黙ってろ!」
馬「美人なオニイサンに一世一代の告白をしようとしたタケルくんはかっこよかったよ!」
タケル「だから!俺の古傷をえぐるなっっ!!」
梅「オニイサンでも良いじゃねぇか!!」
タケル「俺は良くねぇ!!」
ナギ『………どうでも良いけど、俺を挟んでケンカをするな。』
賑やかな馬一族に囲まれたナギは沈黙を貫いたまま不満を抱えていた。