ミゼル島~大病院の陰謀説~(その6)
こちらで夢小説の名前設定!
本棚全体の夢小説設定このブックはドリーム機能を使用しています。 名前を入れると、登場人物に自動変換します。
名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ナギ「………絶対ダメだろ。」
馬「大丈夫、ナギさんめちゃくちゃカッコいいからバレませんって!」
ナギ「……………」
今は見た目がどうとか言っている場合では無い事をナギは重々承知している。
馬「おっと!!ナギさんじゃなくて、今だけはドクターでしたね!」
ソウシが考えた作戦のために渡されたもの…それは白衣と銀縁眼鏡と聴診器の3点セットだった。
たったこれだけで、軍の捜査網を掻い潜れだなんて冗談のキツい罰ゲームだろ…と、ナギには無謀な挑戦のように思えた。
しかし、そんな彼にはお構いなしに、
馬「えーっと、泌尿器科の横の……」
馬はグイグイとナギを引っ張って行く。
馬「泌尿器科の横……泌尿器科の横は何処……」
ずっと彼女の口から『泌尿器科の横』という言葉が出てきているのだが……
ナギ「………」
ナギがチラッと見た院内案内板の現在地から考えてみて、自分達は真反対の方向に進んでいるようだ。
ナギ「……なぁ、」
馬「何ですか?ドクター。」
ナギ「……お前の行きたがってる場所は絶対あっちだぞ。」
馬「えぇっ!?ドクター、早く言ってくださいよー!
捕まったらどうするんですか!」
ナギ「…………」
馬「……でも大丈夫!ドクターの危機の際は私が何とかしますからね!」
自分が間違えていたクセに人のせいにしやがって…と、ナギは色々と思うところがあったが、この理不尽さはいつものことなので黙っていた。
……………………………
馬「お、泌尿器科発見!!」
目的の泌尿器科に到着すると、まずナギは軍服を着た人間がいないかを確認した。
ナギ『見たところ大丈夫そうだな。』
ナギの心配をよそに、馬は泌尿器科の横の非常階段の踊り場までどんどん歩みを進めて行く。
馬「よし、ここだー。」
ナギ「……ここに何かあるのか?」
馬「船長が梅さんとここで会う段取りを付けてくれてるんです。」
ナギ「………だからか。」
軍のOBである梅が上手く人払いをしてくれたのだろう、道理でこの辺りには兵士がいないわけだ。
しばらくすると、
馬「あ!梅さん………おぉぉぉぉっっ!!」
ナギ「………?」
遠目に梅の他にも何かを見付けたらしい馬が酷く興奮しだした。
馬「タケルくんっっっっ!!」
ナギ『……タケル……馬の弟か……にしてはデカいな。』
梅と共にやって来たのは馬の弟のタケルだった。
タケルは身長が2m近い梅よりかは少し低いだけでナギよりも高かった。
そして、軍人として常に鍛えている肉体は筋骨隆々としていて体格もかなり逞しい。
そんな彼が小柄な馬と並んでいたら、まず身内だとは思えないだろう。
無人島でのリュウガと梅の会話から、タケルは異例の早さで出世を続けており、今はミゼル島を管轄している軍の准将だということはナギも知っていた。
今日はこの病院の悪事を取り締まるために准将であるタケル自らが赴いて采配を振るっていると予測出来た。
タケル「ったく、ジジィ、こんな所まで連れてきやがって。
俺は忙しい………って…………馬っっ!?」
馬「タケルくーーん!!!」
馬は弟の元まで走っていき、そのまま彼に向かって体当たりをした。
タケル自身も姉の挙動には慣れているようで、身体をぐらつかせる事もなくそのまま馬を受け止める。
タケル「おいおい、お前、痩せたなぁ。村に居たときみたいになってるし。」
馬「ヘヘッ、ちょっと遭難したり入院したりが続いちゃってね♪」
タケル「はぁぁ?どんな生活してんだよ!
だからあの時俺に付いて来いって言っただろ!」
まるでどちらが年上かわからないくらい、馬に比べて弟のタケルはしっかりとしている。
馬「いやいや、これ以上私はタケルくんに迷惑掛けるわけにはいかないからね!」
タケル「いや、迷惑なわけ、」
梅「おぉ!婿殿じゃねぇか!」
馬とタケルが話している間に、梅が少し離れた場所にいるナギに向かって手を振った。
呼ばれてナギも彼らの元まで足を運ぶ。
タケル「えっ?婿殿??誰の?…は?」
突然の『婿殿』の登場にタケル1人が取り乱していた。