ミゼル島~大病院の陰謀説~(その4)
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ナギはシリウスメンバーの食事を作るためにシリウス号へと戻って行った。
本当はこのまま馬の付き添いを継続したかったが、リュウガによる命令なので従うしかなかった。
シン「お前らは本当にどうなってるんだ?」
馬とシンの2人きりになった時、シンの方が先に口を開いた。
馬「そりゃあ、私とナギさんは健全な仲間関係でございますよ……まぁ、ちょっと人肌恋しい時は肌を舐め合ったりしますが。」
馬はデヘヘ、と締まりの無い顔で笑いながら答えた。
シン「………はぁ。もう好きにしろ。」
互いの肌を舐め合う関係とは一体何なのだ。
馬の言動に呆れてしまったシンは投げやりに溜め息を吐いてから読書を始めた。
どうやら彼はこのもどかしいカップルに心を砕く事を馬鹿らしく感じてしまったらしい。
暫くして、
馬「もしもし、シンさーん。」
本を読み耽るシンに手持ち無沙汰な馬が話し掛けた。
シン「何だ?」
馬「すっごい暇なのでしりとりをしてください、りんご!!」
シン「唐突な奴だな。」
馬「ほら、『ご』ですよ!」
シン「拷問。」
馬「あ、『ん』が付いたのでシンさんの負けです!
じゃあ次はシンさんからお願いします!」
シン「怨恨……オレの負けだな。」
馬「むむむっ!やる気ゼロですね。
しかも黒い言葉ばっかり!」
シン「俺は暇じゃないからな…………そうだ、船長からの差し入れを預かっていた。」
シンは自身のコートのポケットから袋を取り出した。
馬「あらやだぁ、船長ったらぁ、アタシのためにわざわざ申し訳ないわねぇ〜!」
馬は『Theおばちゃん』の身振り手振りをしながらシンから袋を受け取った。
シン「中身は本みたいだな。
それを読んで知的に時間を潰したらどうだ?」
馬「はーい。」
シンに言われ、すぐに馬は袋から本を取り出した。
すると、
馬「あー…これね。」
リュウガの愛読書、タイトルは『いけない団地妻~鬼畜魚屋と愛の家庭教師編~』が入っていた。
アイリーン「オォゥッッ!!もうやめてジョージ!!」
ジョージ「いーや、まだまだ奥さんには魚の新鮮さを味わってもらわねぇとな!」
アイリーン「ダメよ!!そんな大きな鰯…私の水槽には入らないわっっ!」
ジョージ「何弱音を吐いてるんだ!!奥さんの水槽はまるで海洋じゃねぇか!!
鰯なんて大きさはたかが知れてるしな!
それよりも俺のカジキマグロを早く奥さんの生け簀に放流してやりてぇ!!」
アイリーン「イヤァァァァ!カジキマグロなんて壊れちゃう!
………せめて、せめて解体して!!マグロの解体ショーを開催してぇぇぇ!!」
馬が迫真の演技でいけない団地妻シリーズの台詞をアフレコするものだから、シンの気が散ってしまってしょうがなかった。
シン「うるさいっっ!!! お前はどれだけアホな本を読んでるんだ!!」
我慢の限界が来たシンはついに声を荒げて馬を制止した。
馬「えっ、船長推奨の本ですよ?
魚屋のジョージがアイリーンを責め立ててるんでしょうね。」
シン「チッ、しょうもない………」
馬「全くもってしょうもなく無いですよ!
ジャンルは官能小説ですが、とてもオブラートに包んだ比喩表現でプレイ状況を描写してるんです。
それが斬新だとマニアの間で爆発的な人気を誇ってます!!」
シン「フン、世の中にはためにならない本もあるんだな。」
心の底からしょうもないと感じたシンは一気にどうでも良くなってしまった。
この話題について話すだけ自分の時間を無駄にしているとさえ思える。
馬「むむ!本当は興味があるくせに…私、知ってますよ?
シンさんは誰よりも性教育に熱心で、河原に落ちてる春画をコッソリ盗み見するタイプの子どもだったと!!」
シン「オレを性欲旺盛のガキ扱いするな。
性欲旺盛を言うならそれはナギの方だろう?」
馬「それは………黙秘します。」
自分達の関係を知りたがるシンの誘導尋問に引っ掛かる前に馬は黙秘権を発動した。