ミゼル島~大病院の陰謀説~(その4)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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馬「あ、でも………」
馬は何かを思い出すと急に表情を曇らせた。
彼女の中で『仲間』意識を持った人物とは後で必ず別れが来てしまうというジンクスを思い出したのだ。
遡っていくと、 オカマバーの面々との別れ、 梅とタケルとの別れ、 身内との別れ、 そして、一番最古の別れは一日だけ一緒に居た『ウナギのおにいちゃん』との別れがそれに該当する。
馬『……ずっと一緒にいたいと思ってもすぐに別れが来そう。』
ナギ「………どうした?」
急に黙ってしまった馬を心配したナギに顔を覗き込まれた。
馬「……………」
ナギやシリウス海賊団との別れを想像し、気落ちしてしまった馬は自分からナギの胸に顔を埋めた。
馬『それでも、ナギさんとずっと一緒にいたい……チクショー、なんでこんなに心地良いんだ…』
ナギ「…………」
ナギの方も抱き付いてくる馬の匂いを満喫しながら、自分を信頼して身を任せる彼女をしっかりと受け止めてやる。
馬の幼少期の話は詳しく知らないが、断片的な情報を繋げると自分と似た境遇で育っていると窺える。
かつての自分も『家族』という言葉には憧れていたしな…ナギはそんなことを考えながら、馬の頭に唇を寄せた。
個室部屋に、2人だけのゆったりとした時間が流れる。
……………………………
シン「ナギ、そろそろ船に戻れと、船長からのお達しだぞ。」
シンが戻った時には馬とナギは離れていたが、2人の間の空気から、何やら仲が深まったことだけは伝わってきた。
シン「ようやく恋人同士になれたか?」
シンはニヤリと笑いながら2人に尋ねた。
ナギ「…………」
ナギはシンを一瞥しただけで何も喋らず、代わりに馬の方が質問に答える。
馬「あらやだ!ハナコの恋人はアナタでしょう?
そして、私はナギさんに仲間って認めてもらえたんです!!イェイイェイッ!!!」
シン「は?仲間?…恋人ではなく?」
馬「はい!!」
馬は喜色満面の笑みでシンに答えた。
シン「はぁぁぁ?ナギ、オレがあれだけ時間をやったのに、馬に『仲間』と言っただけなのか!?」
あまりにも奥手なナギの進行ぶりにシンは驚愕した。
驚きすぎて馬の偽名を使う事すら忘れてしまっている。
馬「え…はい、仲間ですけど?
その反応だとダーリン(仮)は私の事は仲間と認める程ではなくて……ただのゴミクズでしかないってことですか?」
馬は今まで見たことないくらい悲しい瞳でシンを見つめた。
思ってもみなかった彼女の反応にシンは少したじろぐ。
シン「いや、」
ナギ「……シン。」
馬を傷付けるなよ、と、ナギは目で訴えている。
シン「ハナコ、お前に部屋の掃除を任せている時点で下僕…ゴホン…仲間として認めているが?」
馬は再び満面の笑みを浮かべた。
馬「本当ですか?それならすっごく嬉しいです!!!
お礼に今度シンさんの部屋を片付けたとき、壁一面を高貴な紫一色に塗りあげてみせますね!」
シン「やめろ!」
そんなことをされたら精神が崩壊してしまいそうだ。
その前に、お互い恋愛感情があるくせに全く進展させずにいる馬とナギとの関係がもどかしすぎる。
このじれったい状況を見ている方が、オール紫の部屋で過ごすよりも精神をやられてしまいそうだ、と、シンは呆れながら2人を眺めた。