ミゼル島~大病院の陰謀説~(その4)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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馬「本音を言うと……私はナギさんと離れたくないです。
匂いから全部好きなんですよね。」
馬は握られた彼の手をそのまま自分の顔まで持っていき、スリスリと頬擦りをした。
ナギ「…………」
馬「あぁ……掌一つを取っても、ナギさんは素敵…」
馬は自分の手を握るナギの掌の上に、もう片方の手を重ねた。
結果的にナギの手を両手で挟み込む形となっているが、彼の掌を馬はそれはそれは愛おしそうに撫で付けている。
ナギ「………っ……」
ふざけていなさそうな馬からの告白と、ふんわりと掌になされる愛撫に、冷静さを基調とするはずのナギの心は激しく揺れ動いた。
ギュッ…!!
馬「ぉぉっと!」
急にナギに抱き締められ、体勢を崩した馬は、小さく声を上げた。
ナギ「…………」
馬「あのー、ナギさん?」
馬はナギからの荒々しい抱擁に戸惑っている。
ナギ「……………」
ナギの内心は、 馬を悲観させるような事は今後しないようにするから、今まで通り自分と寝起きを共にして欲しい…そんな想いで占められていた。
しかし、それを素直に言えば馬に愛を伝える事と等しい。
彼女の身の安全を考えれば言ってはならない事なのでナギは何も言えないでいた。
本音と建て前が一致しない現状に、ナギは激しく憤り、その思いを彼女にぶつけるようにして強く抱き締めるのだった。
馬「……んぉっ……ナギさーん…」
きつく抱き締められて少し苦しい、と、馬は訴えようとしたが、ナギの様子がいつもと違う事に気が付いた。
馬「……?」
ナギ「……………」
言葉では言われて無いが、これは態度で部屋の移動を引き留められていると受け取っても良いのだろうか。
馬の中で淡い期待を抱いてしまう。
普段、ナギが自分を触れる時は彼の性欲から来る衝動だと馬は思い込んでいる。
ナギと馬の2人の関係は傍から見ると、馬の方が一方的に敬意に近い好意を示し、ナギはそれにウンザリしつつも持ち前の優しさで付き合ってやっている、といった様子にしか見えない。
馬自身もこの構図を信じて止まないので、まさかナギが自分を求めているだなんて考え付かないのだ。
馬はきつく抱き締められている身体を捩らせ、ナギを見上げた。
馬「…あの…私は部屋を移らなくても良いんですか?」
ナギ「………移るな。」
予想外の返答に馬は驚いた。
馬「でも、ナギさん迷惑がってたじゃないですか?それから解放されますよ!」
馬が思い付いたメリットを明るい口調で挙げてみた。
ナギ「………俺は……お前を仲間として信頼している。
…お前といて悪いことばかりじゃなかった、シャハイ島でも遭難した時も俺の危機を救ってくれただろ?
馬は立派なシリウスの仲間だ。」
ナギは愛の言葉を囁く代わりに『仲間』という言葉に置き換えて説明をした。
ナギ「…だから居もしねぇ俺の女なんかに気を使わずに好きに部屋を使えば良い。」
『仲間として信頼している』、 馬にとって彼からのこの言葉はとても意味のあるものだった。
馬「仲間!! 私、ナギさんの仲間なんですね!!嬉しいです!!!」
ナギの想像以上に馬は喜んでいる。
嬉し過ぎて逆にナギを抱き締め返す程の馬の態度に、ナギは疑問を抱いた。
ナギ「………そんなに嬉しいのか?」
馬「はい!私の人生、トータルして1人、もしくは2人でしか生活したことが無いので、『家族』とか『仲間』って言葉に憧れるんです♪」
興奮してるせいなのか、馬はつい自分の生い立ちをポロっと漏らした。