ミゼル島~大病院の陰謀説~(その3)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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ハヤテ「えーと、ハナコだっけ?
お前、ナギ兄抱えて無人島まで泳いだんだってな!すげぇな!!」
馬「ハヤテさん…って、今更だけど偽名じゃなくて良いのかな…」
ハヤテ「俺は捕まるなんてヘマはしないからな、ハヤテのままでいい。」
馬「カッコいい事言いますねぇ!
フフン、ハヤテさんと私が敬愛して止まないナギさんを簡単に死なせるような女に見えますか?」
ハヤテ「確かに、お前の事だから地獄の果てまでナギ兄を追っかけていきそうだよな…で、ナギ兄にうざがられる、と。」
馬「えー、でも最近のナギさん、」
ナギ「馬。」
馬は、うざがるどころか優しいですよ? と、言おうとしたが、本人から睨まれ制されてしまった。
ハヤテ「……?」
馬「えーっと、さっきも舌打ちをされたり睨まれたりで、鬼のナギさんには変わりないですね。」
親密な2人の関係をハヤテに悟らせないために、当初の予定とは全く違うことを話した。
ハヤテ「だよな、ナギ兄厳しいもんな。
でも、俺は今回の遭難でお前の事を見直したぜ?」
馬「お!ハヤテさんの中で私の株が上がりましたか!
よ〜し、嫁候補に立候補させてください!!」
ハヤテ「……ばっっ////お前、そういうこと軽く言うなよな////」
馬「…………」
顔を真っ赤にして注意するハヤテを馬はジーッと見つめている。
ハヤテ「な、なんだよ。」
馬「………ハヤテさん、すっごい可愛いですね。
前言撤回します、私の嫁になってください!」
ハヤテ「は、はぁ?////」
馬「ヒュ〜!!ハヤテさんの乙女な反応がたまりません!!」
ナギ「…………」
ハヤテをからかい楽しむ馬と、顔を赤くしながら純情派乙女のような反応を示すハヤテ、そして、そんな2人をただ見守るナギ。
以前シャハイ島でこの面子で飲んだ時はひたすら子守りをしてる気分になりウンザリしていたナギだったが、今は微妙な気持ちになっている。
馬と仲良く話せるハヤテに何とも言えない感情を抱いてしまうのだ。
ガラッ……
3人で平和に談笑していた時に入ってきたのは…
ナギ「………クレア。」
クレア「………!!」
ナース服ではなく、私服に身を包んだクレアだった。
馬『イマージェンシー!イマージェンシー!!修羅場の到来です!!』
クレアの姿を見て、修羅場警鐘が脳内に鳴り響いている馬はハヤテの手を取り、
馬「ハヤテさん!!一緒に結婚指輪買いに行きましょう!!ね?」
修羅場回避のため部屋から退出しようと試みる。
ハヤテ「お、おい!」
馬が慌てて引っ張るものだから点滴台が倒れそうになった。
ガシッ!
倒れる寸前にナギが台を支えて難を免れる事が出来た。
馬「ナギさんすみません!!
私達はすぐに出ていくのでごゆっくり!!」
馬はナギから点滴台をひったくるように奪い、そのままハヤテを連れ出して部屋から出た。
ナギ「……………」
クレア「…………」
嵐のように馬達が去って行った後は、あまり話さない者同士が残され、2人の間で気まずい空気が流れていた。
……………………………
ハヤテ「なぁ、何してんだよ。」
馬「さっきの美人さん、ナギさんの知り合いで…その…」
馬は非常に言い難そうにしている。
ハヤテ「知り合い……?元カノとかじゃねぇよな?」
馬「うっ!」
馬の態度はハヤテに正解だと告げているようなものだ。
ハヤテ「マジか…」
馬「昔ナギさんの方から勝手な別れ方をしたらしく、そのせいであの人は引きずったままっぽいんですよね。」
ハヤテ「うわー、めちゃくちゃ気まずいやつじゃねぇか。」
馬「だからハヤテさん!手伝ってくださいね!!」
ハヤテ「は?」
馬はガサゴソと点滴台から点滴袋を取り外し、ハヤテに渡した。
馬「ハヤテさん、袋を持っててくださいね!
さ、行きましょ〜。」
ハヤテ「こんなもん渡されても困るし…それに行くってどこに…」
愚痴るハヤテの事を放置しながら、馬はサッと地べたにひれ伏してほふく前進を始めた。
ハヤテ「ちょっ!!」
ハヤテは張り詰める点滴管に合わせて自身の腰を屈めて調節した。
どうやら、馬の腕から点滴針が抜けないように、自分が点滴袋を持ちながら彼女と共に移動しなければいけないようだ。
一体彼女はどこに行くつもりなのか。
馬「…口下手なナギさんがちゃんとクレアさんと話し合えるのか見届けに行きます!」
ハヤテ「やめとけって、盗み聞きとか趣味悪ぃって。」
馬はたった今来た道を引き返しながら、
馬「なんせ、私の病室での修羅場ですからね、私にも知る権利があります!」
と、鼻息荒く反論した。
しかし、彼女の本心は、
馬『大人の恋愛ってどんなのだろう?』
そんな好奇心と野次馬根性丸出しの精神で占められていた。