ミゼル島~大病院の陰謀説~(その2)
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馬「………んがっ!?……」
夜中に目を覚ました馬は、静かに読書をしているシンの存在に気が付いた。
馬「おっ!シンの兄貴、勉強熱心ですね?ゲヘヘ!」
挨拶代わりに下っ端口調でシンを褒めたつもりだったが、
シン「ナギを取られて号泣する奴に褒められても嬉しくない。」
と、冷たく返されてしまった。
馬は泣いてしまった理由を答えるべく、その時の素直な感情を正直に答えた。
馬「え!いやいや、そんなつもりは…多分あれは恐怖涙だと思います。」
シン「恐怖涙?」
意味がわからないという顔のシンのために、恐怖の理由であるヤマトの川流しの話をした。
シン「ほぅ、面白いな。」
馬「いやいや、全然面白くないですよ!」
シン「畳の両面に人間を貼り付ける発想が面白い。
下部になった面のヤツが先に死ぬが、もう片面のヤツはどうやって、」
馬「うわー、やめてください! そんな具体的に考えたらもっと怖くなります…」
馬は慌ててシンの言葉を遮った。
ついでに、シンの手元の本のタイトルが目に入ってきたのだが、『モルドー帝国拷問史と美しき処刑法』というおどろおどろしいものだった。
馬「ヒィィッ!サディスト貴族!!」
シン「……フン。」
ひと通り畳貼り付け刑のトラウマ熱が冷めた頃、馬はもう1つ気になっていた事をシンに話した。
馬「ねぇ、シンさん。」
シン「………何だ。」
馬「シンさんには何人の現地妻がいますか?」
シン「は?」
馬「今日のクレアさんの登場に正直ビックリしちゃって。」
シン「…………」
馬「あ、クレアさん、ナギさんの事を思い切り知ってるから偽名は大丈夫ですかね。」
シン「ナギは仕方ないが、他のメンバーやお前自身の偽名は継続しとけ。」
馬「わかりました。
話戻しますけど、私、感覚が麻痺しちゃってて、シリウス団はイケメン集団だってのを忘れてました。
行く先々の島で皆はさぞかしブイブイ言わせてるんでしょう?」
ブイブイとはまたアホな言い回しだな、と思うシンだったが馬の言いたいことを聞くまでは黙っておく事にした。
馬「シンさんの言う通り、ナギさんの女性問題が嫌だったのかなぁ。
でも何で嫌って思うんでしょう?私にはそれがわからない!」
シン「……は?」
馬「だって私は嫁でも恋人でも無いからナギさんの女性問題なんて関係ないでしょう?
なのに私が嫌だって思うのはおかしいじゃないですか!!
私にはそんな権利は無いっっ!!」
馬は立派な逆切れ指摘をシンに披露した。
そんな彼女の指摘を受け、シンに衝撃が走る。
シン『コイツは何を言っている? 下手したらハヤテよりバカなんじゃないか…!?』
自身の恋愛感情を全く理解出来ていない馬に呆れ果ててしまった。
シン「嫌だと思うのはお前がナギを好きだからだろう、アホ。」
シンは呆れ返っているせいで最後はただの悪口を言っている。
馬「うーん… 私はシンさんもソウシさんも皆好きですよ?
でも、ナギさんはルームメイトでさらに命の恩人だから、一番好きなんです!」
シン「はっきり言うヤツだな。」
馬「好きな人には幸せになって欲しいものですよね?
つまり、クレアさんとナギさんは上手くいって欲しい、と思うべきなんですよ!
なのに私は大号泣ときた!!この心境やいかに!?」
シン『…面倒臭い。』
馬「うーん、でもやっぱり川流しされるような自分が嫌なのか…」
馬はブツブツと考えを呟いているが、シンはずっと気になっていた事を尋ねてみた。
シン「川流しが怖いって言うが、そもそもお前はナギと浮気不倫に当たる『行為』はしたのか?
いつもヤッてないとは言うが、ヤッてなかったらそんなやましく思うことはないだろう。」
馬「ぐっ!?……や、ヤッてない……デスヨ。」
馬はナギとの数々の触れ合いを思い出して自身の顔を真っ赤に染め上げてしまった。
シン『……ヤッてはいないがその直前まではって感じか。』
馬「ちょっとシンの兄貴。」
シン「…急に小声になってどうした。」
馬は凄く恥ずかしそうに、シンを呼び寄せ、耳元で囁くように質問をした。
馬「あ、あの……ナギさんに馬乗りになって……よ、夜通し、み、耳とか鎖骨とか…胸板とか舐めるのって…浮気になりますか…?」
シン「はぁ?」
本当にコイツらは何をやっているんだ、と、シンはまたもや驚愕した。
シン「……はぁ。」
シンは知りたくも無かったナギのマニアックの性癖を知ってしまい、溜め息を吐いて辟易としていた。
馬「うぅっ…凄く引いてませんか?
わ、私はナギさんの浮気相手になりたくないから勇気を出して、ダーリン(仮)に質問したんですよ?」
シン「オレのハニー(棒読み)が、他所の男にそんなことしてたり、されたりしたら完全に浮気だと思うがな。」
馬「や、や、や、やっぱり!!! あぁぁぁ!今までの自分を埋葬したいっっ!」
ハッキリとシンに指摘され、馬は酷くショックを受けたようだ。
彼女の様子を見ていると、自分の恋愛感情よりも倫理観の方を優先するみたいだった。
シン『女は自分の感情だけで突っ走りやすいが、馬の道理をわきまえようとする姿勢は感心できるな、救いようの無いアホだが。』
シンはほんの少しだけ馬の性格を見直していた。