ほぼ無人島~脱出SOS!~(その5)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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馬は自分の過去を明かした分、次はナギの過去を教えて欲しいとねだっている。
馬「ナギさんはどんなところに住んでたんです?」
ナギ「……山としか言いようがねぇな。たまに町まで下りたりはしてた。」
アホで変態ではあるが、純真な馬に自分の過去の犯罪歴をナギは語りたくなかった。
きっと話してしまうと彼女に軽蔑されてしまうだろう…それだけは何としても避けたかったのでボカして話している。
馬「文字通り山育ちなんですね、どうやって生計を立ててたんですか?」
ナギ「あー………」
馬「?」
馬は言葉に詰まるナギを不思議に思った。
ナギ「………………」
馬「熊はどうやって倒しますか?」
ナギ「は?」
馬「熊ですよ、熊!」
ナギの歯切れの悪い物言いから、彼の生い立ちは聞いてはいけないことだと察した馬は咄嗟に話題を変えた。
かなりのごり押しだったが、普段の彼女の会話も似たようなものなので何ら違和感がない。
しかし、
ナギ『馬のクセに気を遣いやがって…』
ナギは気が付いていた。
そして、口下手な自分に変わって自ずと話題を変えてくれた馬に感謝した。
ナギ「………ここの熊はな、」
馬「ふむふむ。」
ナギ「多分倒せねぇ。」
馬「え゙っっ!」
ナギから倒せないという言葉が出てくるなんて思いもしなかった馬は思わず口をポカンと開けた。
ナギ「さっきあった爪痕を見た感じだと多分グリズリー系で……尋常じゃないデカさだろな。」
馬「ど、ど、ど、どれくらいの大きさですかっっ!!」
ナギ「……3メートル以上の高さまで届いてたからな、2メートル半、下手したら3メートルはあるかもな。」
馬「3メートル…ナギさんはどれくらい身長ありますか?」
ナギ「……あ?俺?………前にドクターに測ってもらったら180だった。」
馬「ほほう!体重は?」
ナギ「体重…?確かそん時は66か67か………」
馬「うぉっ、凄いモデル体型!!ウェストとバストとお尻のサイズもぜひ!!」
鼻息を荒くさせながら聞いてくる馬の頭をナギは軽く小突いた。
馬「ギャフンッ!」
ナギ「……アホ。熊と全く関係無くなってる。」
脱線してしまった熊話を元に戻す。
馬「えーっと…つまり、ナギさん1.6人分の熊は倒せないってことですか。」
ナギ「……その単位で言われるとたいしたこと無さそうに聞こえるじゃねぇか。」
馬「いやいや、私からしたら1ナギさんにも勝てないのに、さらにその1.6倍ものナギさんと戦うなんて絶対に勝てる気がしませんよ!!」
ナギ「……まぁ、お前なりに勝てないってわかったんなら、熊に出会う前から気を付けて、いつでも逃げれるようにしとくんだな。」
馬「そもそも1.6人のナギさんなんて中途半端で嫌です。 いっそのことナギさんが2人いたら良いのに…」
ナギ『こいつ、人の話を聞いちゃいねぇな…』
ナギはブツブツと独り言を言い続ける馬の態度に呆れてしまった。
馬「あ、しまった!! ナギさんが2人いたらどっちに抱き付けば良いんだろう! あぁ、究極の選択がこんなところにあるなんてっ!!」
彼女の頭の中はすっかり熊どころではなくなっていた。
自身の超展開理論に頭を抱えている馬のことは放っておき、ナギは焚き火に枯れ枝を投入した。
馬「逆にナギさんなら、私が2人いたらどうします?」
ナギ「……あ?そんなことあり得ねぇからどうするも何も無いだろ。」
ナギは馬のことは見ずに、ポイッともう1本の追加枯れ枝を投げ入れた。
馬「…もぅ、ナギさん!私は真剣に悩んでるんですよ。
ナギさんが2人いて、もて余す私に何かアドバイスをください!!」
むくれながら馬がナギのことを見つめてきた。
ナギ「……………」
ナギも馬を見つめ返し…そして口を開いた。
ナギ「……お前が2人いたら、か。」
馬「はい!」
さぁ、教えてください!と、ナギに迫った。
ナギ「………まともな方を抱くな。」
ナギは意地悪そうに笑いながら答えた。
馬「だ、抱く…?抱っこするって事ですか?」
思ってもみない答えが返ってきたため、馬は真意を尋ねた。
ナギ「……ヤるってことな。」
馬「げ!!ちょっとナギさん、ドン引きっすよ!!」
ナギの欲望丸出しの答えに思いっきり引いた馬。
ついでに身の危険も感じたので彼の傍から離れようとしたが、 ガシッと腰を捕まれてしまった。
ナギ「……どこに行く?」
馬「…な、なんとなく…ハハ…」
ニヤリと笑うナギに対し、馬は苦笑いで返すのが精一杯だった。