ほぼ無人島~脱出SOS!~(その4)
こちらで夢小説の名前設定!
本棚全体の夢小説設定このブックはドリーム機能を使用しています。 名前を入れると、登場人物に自動変換します。
名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
木陰でナギと2人で寝転がっていると、不審な岩が動きながらこちらにやってくるのが見えた。
馬『動く岩?』
大きな岩にも関わらず、にじり寄る音は全く聞こえない。
その気配は完全に消されており、物音に敏感なナギが気が付かないほどに存在感が無い。
馬『これは……』
馬にはこの巨岩に見覚えがあった。
馬『梅さん!』
そう、岩に擬態中の梅である。
馬に気付かれたと認識した梅は、岩から出て来て、紙とペンで何かを書き出した。
ちなみにこの時も完全なる無音である。
そして、書き終えた梅はそれを馬に見せつけた。
そこには、
『おじゃまデスカ?』
という文字が掲げられていた。
馬『……////』
彼氏とイチャついている現場を父親に見られた娘の気分を馬は味わっている…つまり、非常に恥ずかしい。
馬はナギを起こさないように、『あっちに行って』と梅にジェスチャーで返した。
梅はまた何かを書き出して見せてきた。
『こどもができたら名前を付けてやるから!』
梅は、強面からは似合わない爽やかな笑顔をして親指をグッと立てている。
馬『なっ////!?』
さらに梅は書き足した。
『オトコなら笑男、オンナなら女王はドウデスカ?』
馬『…最悪だ。』
人のこどもの名前でSMの関係を成立させるなんて!
馬は首を横に振って拒否をした、勿論ナギを起こさないように気を付けながら。
梅は最後に、
『ジョウダン、ジョウダン♪』
と、書かれた紙を掲げた後、何かを置いて再び去ってしまった。
馬『相変わらずやりたい放題だわ…』
馬「……よいしょ。」
梅が置いていった物を確認するため、馬は組敷かれているナギの腕を出来るだけ静かに下ろした。
ナギ「………………………………………どうした?」
馬『やっぱり起こしちゃったか。』
周囲に対して常に神経を張り巡らせているナギはすぐに起きてしまった。
馬『よし、一か八かだ!』
馬は自分の胸元にナギの顔を埋めさせるようにして寄り添って寝直し、彼の頭をゆーっくりと撫でてやる。
ナギ「………………………………………」
すると、ナギは再び目を閉じて無言になった。
馬『まさかナギさんにも通用するとは!』
ナギが完全に眠ったことを確認してから、そっと離れた。
今度は彼の身体に触れていないから起こさずに済んだようだ。
馬『タケルくんが夜泣きしてた時はよくしてたんだよなぁ、懐かしい。』
この島に来てからは昔を思い出す事が多すぎて、何だか不思議な気分になる。
この自然溢れる未開の地があの村に似ていて、今まで避けていた素潜り作業をして、そして数年ぶりに会った梅の存在………
馬『あっ、そうだ、梅さん!………何を置いて行ったのかな。』
岩に扮装した梅のいた場所まで行ってみると、手作りの籠のような物と、飴が2つ置かれていた。
馬『飴~~!』
砂糖ハンター馬の目が輝いた瞬間だった。
その時、
ガタッ!!
いきなり籠が動いた。
馬「!?」
何かがいる……?