ほぼ無人島~脱出SOS!~(その4)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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どれくらいこうしていただろう……そんなに長時間ではないはずだが、それでも馬が落ち着くまでナギはずっと胸を貸してくれていた。
馬「……ナギさん、」
ナギ「…………何だ?」
馬「ナギさんはお風呂に入らずとも、ずっと良い匂いがするんですね。」
ナギ「………お前もな。」
馬「え゛っっ?! 私、何か臭いますか?
不快感を与えちゃってごめんなさい、すぐに退きます!!」
馬は慌てて退こうとしたが、ナギはそれを制した。
ナギ「……いや、このままで良い。」
馬「アワワワワ…」
馬はガクガクと震えながら言葉にならない声を発している。
ナギ「……いちいち気にする事じゃねぇ。」
馬『ナギさんはなんという慈愛に満ちた人なのだろう。
私の悪臭に臆することなく、それどころかまだ私を励まそうとしてくれてる…』
心優しいナギに度肝を抜かれた馬だった。
馬「ナギさん!!もう大丈夫ですから、続きを話しますね。」
ナギの優しさに報いるため、馬なりに真剣に考えた結果、彼に過去話の続きをしようと意気込みを語った。
ナギ「………無理しなくていい。」
しかし、ナギは静かに遠慮した。
馬『……もしかしたら、ナギさんは私のことに興味がないのかもしれない。
それなのにベラベラと変なことを口走ってしまって…かなり引かれてしまったのでは?』
遠慮されてしまったので馬の中でそんな懸念が生まれていた。
馬「…………すみません、自分の話ばっかりして… あ、ナギさんの興味のある話をしましょうか!」
ナギ「……はぁ?どうしてそうなるんだ。」
馬「え?何か間違えてますかね。」
ナギ「……………」
馬「………あの…?」
ナギ「別に馬を困らせたいわけじゃない。 過去の話もかなり興味がある……けど、今のお前を見てると何か脆くて危うい感じがする。」
馬「……………」
どこまでもナギは馬のためを思って対応をしてくれている、やはり彼はとても優しい人だ。
馬『うーん、優しい…例えるならマザーナギ様だわ…』
そんなナギの優しさが身に沁みて、馬は彼をいつまでも崇め奉りたくなった。
ナギ「…………」
当のナギは自分が熱狂的に信仰されてるとは知らずに黙って馬に寄り添っていた。
……………………………
食後、馬から提案があった。
馬「ナギさん、昨日も一晩中起きてたでしょう?今からお休みになってくださいな。」
ナギ「……あー、」
そう言えばそうだった。
釣竿を作って釣りが出来た事の楽しさと、馬の非現実な過去話の衝撃で眠気なんて忘れていたが、言われてみると確かに眠い。
ナギ「…………寝ても大丈夫か?」
馬「あい!私がナギさんの寝顔を全身舐めるように眺めながら見張っておきますのでご安心を!! むしろ隙を見て舐めるかもしれません!」
まさかの一番厄介な敵が一番近くに潜んでいたとは。
ナギ「……やめろ、そんなんで寝れるか。」
ナギは苦笑した。
ナギ「もう食糧で困ることは無いから、馬は海に潜らなくていい。
……絶対に潜るなよ、いいな?」
馬「………はーい。」
ナギは木陰に腰を下ろした。
その隣に馬も座り、そして、何を思ったのか、おもむろに砂浜の砂を掘り始めた。
ザリザリザリザリ………
馬「あのですね、ナギさん。」
ナギ「……あ?」
ザリザリザリザリザリ……
馬「ナギさんが寝てる間に砂で埋めておっぱいとか作っても良いですか?」
ザリザリザリザリ………
ナギ「お前……そのために砂掘ってんのか。」
馬「えっっっ!!!ち、ち、ち、ち、違いますよっっ。 わたわた私がそんなことするわけ無いでしょう!!」
馬は思いきり挙動不審な動きをしつつ目が泳いでいる。
どうやら図星だったみたいだ。
ナギ「………絶対すんなよ。」
馬「えぇー…」
ナギ「えぇー、じゃない。アホ。」
ナギは馬の腕を掴み、そのまま自分が寝転ぶのと同時に彼女も巻き込んで浜辺に押し倒した。
馬「わわっ!ナギさん。私は眠くないですって。」
ナギ「……お前を放置してると変なことばかりするからな……………」
馬「しませんって。私は私の身の解放を要求します。」
ナギ「……………………」
馬「ちょっとこれで寝ないでください!」
ナギ「………………」
ナギは馬をがっつりホールディングした状態で眠る態勢に入ってしまった。
馬「ぐぬぅ…」
仕方ないので馬も省エネモードに切り替えてジッと耐える事にした。