ほぼ無人島~脱出SOS!~(その3)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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「捕まえたぞー!!!」
タケルと馬、2人は共に足の速さには自信があった。
だが、馬は走り難い衣装を着て、タケルはそんな彼女の手を引きながら走っていたため、程なくして捕えられてしまった。
タケルは抵抗を諦めずに幾人かをモリでなぎ払ったが、そこには村の殆どの男達が集まっていた。
これだけの人数を前にすると到底1人では太刀打ち出来ない。
長「…もう抵抗出来ないな。よし、馬を『開放』しろ。」
長の言う『開放』とは馬を男達の手によって乱暴することを意味している。
タケル「馬に手を出すなぁっっ!!!」
馬「タケルくんっ、私は大丈夫だから!! 皆さん、弟を傷付けないでくださいっっっ!!!」
馬は自分が出せる精一杯の声を張り上げて弟の身の安全を嘆願した。
その直後に伸びてくる沢山の男達の手………
馬『 怖い……』
恐怖心を紛らわすために馬は目を閉じた。
ドカァァアァァァァァアン!!!!!
突如、天地を轟かせるような爆発音が上がった。
「なんだ!?」
「何か爆発したぞ!!」
馬「……?」
馬は恐る恐る目を開け、音のした方を確認する。
真っ黒な煙が立ち上がっており、次第に木の焼け焦げる臭いもしてきた。
長「何事だ!?」
長が声を荒げ、周囲の状況を把握しようとした時、煙の中から人のシルエットが浮かび上がってきた。
?「……俺の国じゃあ子ども相手にそんなことしたら全員死刑だぜ?」
馬『………海坊主……かな?』
地面に直接寝かされ、男達に組み敷かれている状態の馬だったが、突如現れたスキンヘッドで迷彩服を来た巨大な男を一目見た時、海の妖怪を思い浮かべていた。
これが馬達姉弟と梅との初めての出会いだった。
……………………………
ドカァァァ…ン……!!
島の遠くの方から爆発音が聞こえたため、馬は意識を現実へと引き戻した。
馬「…この音…」
ナギ「……人工の爆発物の音だな。」
すぐに冷静に判断したナギは馬の捲れたTシャツを元に戻し、警戒している。
ナギ「……この島には俺達しかいねぇと思ってたけど、他にも誰かいそうだな。」
馬「…………そうですねー。」
思いっきり心当たりのある馬だったが、何かを爆発させている人物が身内だとナギに打ち明ける勇気は無く、知らぬ素振りを貫いていた。
この時の彼女は、 「あの不審者が自分の父である」 と、彼氏にカミングアウトをしなければならない可哀想な乙女の心境に近いものがあった。
このように気恥ずかしく感じていたが、
馬『本当に梅さんは何と戦っているんだろう。 でも、ナギさんに最後までされずに済んで良かったかも。 梅さんアリガトー……』
と、大人の階段を上らずに済んだため、少しだけ梅の奇行に感謝もしていた。
……………………………
馬「ナギさん、少しだけくっついてて良いですか?」
ナギ「………あぁ。」
爆発音が聞こえてからというもの、すっかり酔いから覚めたナギはいつもの平常心を取り戻していた。
馬は起き上がり、ナギの隣に座り直して少しばかり身を預けた。
ナギの傍にいるとタケルといる時のように安心出来るのだ。
漁村時代の怖い思い出が蘇った今は、ナギの傍で癒されていたかった。