ほぼ無人島~脱出SOS!~(その3)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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馬は自身の10代の頃の話、海での話を語りだした。
馬「海で巣潜りをする時は私が潜って、弟のタケルくんが小船で待機して命綱を引っ張る役をします。」
ナギ「………」
馬「私がいた漁村では、夫婦でこの役割分担をするんですが、私達は幼いってことで姉弟で組まされてましたね。」
ナギ「……漁村で生まれ育ったんなら泳ぎも得意だろうな。」
幼い時から海に親しんでいるのだろう、道理で慣れているわけだ。
馬「……出身は違います。でも10歳…くらいかな?その辺りから海に関わってるってだけで。」
ナギ「…………」
馬「話を戻して…えー、潜水して海中の貝やら海老やらを獲るのですが、ひたすら肺活量との勝負になります。
で、貝を見付けたら特製の刃物でゴリゴリと削りとる!」
馬は手を刃物に見立てて削る仕草をして見せた。
馬「仕事内容はこんな感じでしたね。仕事は大変だったけど、弟と2人で海で遊ぶ時は凄く面白かったですよ!」
急に馬の声が明るくなる。
仕事の思い出よりも遊びの思い出の方が楽しいものばかりなのだろうと予測出来る声音だ。
馬「夕飯の用意だって言って、2人でモリを持って海に挑むんです!
私はまぁまぁでしたが、タケルくんがビックリするくらい上手で、モリで突く度に、獲ったどーー!!、って大声で叫んで誰かにアピールするんですよね♪」
馬は凄く楽しそうに当時の弟の話をしている。
彼女が嬉々として語る分、ナギには気になることがあったので、話の区切りが来たところで尋ねてみた。
ナギ「……その弟は今どうしてるんだ?」
馬「そうですね………凄く、凄く遠いところに行っちゃいました……………今はもう会えないけれど、また会いたい…………です。」
明るかった馬の顔に陰りが出来てしまった。
切なく、言いづらそうに語る馬の様子から、彼女の弟は儚くなってしまったのだろうとナギは察した。
ナギ「………すまん、余計な事を聞いた。」
馬の身体をギュッと抱き締めてやる。
実際のところ、馬の弟は現在海軍に在席しており、素質体格共に近年稀に見る逸材と言われている程の健康優良児なのだ。
儚くどころか逞しく生活している。
しかし、ナギはそんなことを知る由もなく、優しく馬を気遣うのだった。
パチッパチ……
焚き火の音と虫の音、遠くからは動物の鳴き声も聞こえてきた。
そして、お酒を促され、ついに断り切れずに少しだけ嗜む馬もいた。
馬「うーん、喉が焼ける……」
ナギは、女が泥酔状態になるのはみっともないと思っている質だが、馬の場合は例外だった。
酔えば酔うほど彼女の態度は貞淑になっていき、色気も出てくる。
しかもその表情は自分にしか見せないのだから、なんとも男としての優越感に浸ることが出来る。
普段のナギはメンバーの手前、そんな下心など全く見せないのだが、今は何も娯楽など無い夜の無人島で馬と2人きり……
馬を酔わせたいという欲求が生理的に起こった。
ナギ「……まだ残ってる。飲め。」
馬「……んぐっっ………ぷはぁっっ!こんチクショー!!まだお酒の良さがわかりませんっっ!」
ナギ「…………」
そして数分としない内に…
馬『むむむ……動機息切れが……こんな時にナギさんを心配させるわけには……』
馬は荒くなりそうな息を必死に堪える。
堪える代償にナギの体にギュッとしがみ付く。
馬本人からしたら無意識に力を入れてしまっているのだ。
ナギ「………もう酔ったのか?」
馬「………ハァッ……いえいえ…筋肉痛なだけ……ですね。」
ナギは、きつく抱き付く馬を少しだけ力を加えて引き離した。
ナギ「……顔見せろ。」
馬「………うぅ……」
馬の顔を覗きこむと、頬を赤く染め上げながらとろんとした表情をしていた。
潤んだ瞳でナギを見つめる彼女の様が、酷く色気を含んでいる。