ほぼ無人島~脱出SOS!~(その2)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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ナギは馬用の水と食糧を確保して戻ってきた。
異国の植物は名称不明なものが多く、収穫が0ではないがあまり量は採れなかった。
しかし、茸類の知識は詳しいのでその辺りを多く採ることが出来た。
それでも体力をすり減らしている馬からすれば物足りない量かもしれない…
そんな悩みを抱えながらナギが帰ってきた時、想定外の光景を目の当たりにする。
ナギ「……………………」
今まで、紙箱ハウスだ、変な虫箱だかが急に部屋に出現して驚かされたが、
馬「イタイイタイ…くさい〜〜!!」
馬と巨大魚が並んでいる。
しかも馬は魚の尻尾にビタビタと頬を打たれているという意味のわからない状態だ。
ナギ「……どうしてそうなった?」
これ以上の簡潔な質問は無いだろう。
馬「うぅ…魚クサイです……」
ナギ「……だろうな。」
食糧難の心配をしていた俺の心を返せ…と、密かにぼやくナギであった。
……………………………
馬「浜辺に色々と道具があるはずです。」
馬に言われ、ナギは浜辺まで使えそうな道具を探しに行った。
ナギを抱えながら泳ぎ切った馬がその時持っていたという道具類、そこまで目ぼしいものは無いだろうとあまり期待はしていなかった。
ナギ『……あれか。』
昨日は気付かなかったが、ナギが寝かされていた木陰のすぐ横に、複数の道具が落ちていた。
トング、フォーク、鞘付きのフルーツナイフ、虫眼鏡、液体の入った瓶とライター、謎の粉の入った瓶…それと自分の予備用の鎖鎌。
ナギ『……どうやってこんなに持ち込んだんだ?』
と、疑問に思ったが、とにかく今は馬の物理的な物持ちの良さに感心しつつ、彼女の荷物と思しき物は全て持ち帰ることにした。
……………………………
馬「ヒィィ!」
ナギ「………………」
馬の元まで戻ると、何やら大きな甲虫類が彼女の顔に貼り付いていた。
ナギ「……お前って、友達が多いのな。」
馬「ギザギザの脚が痛いです、早く取ってください!!」
ベリッと剥がしてやる。
見たところカブトムシの一種のようだが…やたらとデカい。
ナギ「……これ食えそうだな。」
馬「ま、まだ魚様が残存されているうちはやめておきましょう!!」
ナギ「……………」
馬の説得を受けて、ナギはカブトムシ(特大)を遠くへ放った。
馬『危なかった…ナギさんの目、本気だったもんな。』
ナギは魚を調理した。
湧き水で魚を洗い、フルーツナイフで血抜きをして捌き、瓶の謎の粉(正体は荒塩)で味付けをし、ついでに茸を入れ、朴葉らしき葉っぱで包む。
焚き火を囲うように石を組んで簡易コンロを作製する、と、以上の段取りを非常にスムーズにやってのけた。
馬「ナギさんの技がすごいっっ!!恐ろしい鬼武者だと思ってましたが野武士みたいですね!」
ナギ「……何だそれ?」
馬「あー、えっと……………野生児?…野人?みたいな感じですかね……」
ナギ「……褒めてねぇだろ、それ。」
ナギはチョイと馬の脚をつついた。
馬「アガッッ!響くぅ~!……うぅ、脳天まで筋肉痛が響きました……」
ナギ「……大人しくしてろ。」
ナギは目を細めた。
馬は動けなくても賑やかで、彼女からは遭難したことへの不安などは微塵も感じられない。
これが普通の感覚の女性だったら…
ナギ『取り乱して泣く女が多いだろうな。それを励ましながら食糧やら水やらを全部俺が調達して……』
考えただけでも面倒臭い。
ナギは、馬と一緒に遭難できて良かったと改めて実感した。
まぁ、遭難しないのが一番なのだが。
馬「んっしょ、んっしょ……」
腕だけを使ったほふく前進で馬がジリジリと近付いてきた。
素肌に直接ナギのシャツを羽織っているだけなので、胸元がチラチラと見えてしまう…ナギにとっては魅力的な光景だったが、今の馬は弱り切っている。
そんな邪な考えを持つなんて命の恩人である彼女を手酷く裏切ることに等しい。
ナギ「……動くな。」
代わりにナギが支えてやる。
馬「いやいや、これくらい自分でしないと。」
ナギ「……お前は無茶するタイプだからな。それで死なれると寝覚めが悪い。」
馬「プフッ(笑)筋肉痛で人は死にませんよ!」
軽口を叩く馬は動けはしないが元気そうである。
安心したナギは彼女との会話に付き合ってやった。