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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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馬「…というわけで、船長わかりましたか?私とナギさんは大人な関係じゃなくて清く正しいルームメイトなのデース、オーケー?」
リュウガ「あぁ、わかったわかった。」
馬「ならもう降ろしてくださいね。掃除の続きが残ってます!」
あぁ、そうだったな…と、リュウガは馬を降ろそうとしたが、間近で眺める彼女は意外と顔立ちが整っている事実に気が付いた。
その他にも普段の言動も斬新な事ばかりしているのでなかなか見ていて飽きない。
馬には他の人間には無い何かキラリと光るものがあるようだ。
リュウガ『なんとなくナギが馬を構うのもわかるな…』
そんな馬を少しからかってやろうと考え、リュウガは膝上の彼女にそのまま抱き付いた。
リュウガ「いやいや!!俺は麗しの馬を離さねぇぞっ(笑)」
と、叫びながら馬の頬に自身の髭をジョリジョリと擦り付ける。
馬「ぎゃっっ!地味に痛いっっ! やめたまえ〜〜!!」
リュウガ「良いじゃないか良いじゃないかー(笑)」
普段ふざけてハヤテにしているような事を逆にリュウガにやられてしまう馬。
リュウガもふざけてやっている事を馬も当然わかっている。
馬「ひぃー(笑)!!ナギさーーん、へールプ!!」
困った時のナギ頼みである。
馬は軽い冗談のつもりでヒーローの名前を呼んだ。
すると、
ナギ「………」
颯爽と現れたナギがリュウガの膝上から馬をひょいと取り上げた。
馬「おげ?」
リュウガ「うわっ、ナギ!スゲーな、本当に現れやがった!」
リュウガはナギの登場のタイミングの良さに思わず感動した。
まるで本物のヒーローではないか。
ナギ「……船長、あまり馬をからかわないでください。」
リュウガ「あぁ、ちょっと調子に乗り過ぎたな!」
ナギ「……馬、行くぞ。」
馬「はーい!それでは船長、また後でゴミの回収をしに来ますね。」
ナギ「馬!!」
やや怒気を含んだナギの声。
馬「ひぇっっ!」
馬はリュウガに軽くお辞儀をしてから、急ぎナギの後を追い掛けていった。
僅かな出来事だったが、2人のやり取りを見たリュウガは大体の現状を把握した。
リュウガ『あの感じだとナギの方が馬の事を好きそうだな…』
2人の行末を想像しながら、リュウガは楽しそうに馬を見送った。
……………………………
馬「ナギさん!プリン出来ましたか?」
ナギ「…………」
無言である。
ナギは怒っているのだろうか。
馬「ナギさん……プリン……」
今度は少し気を遣って尋ねてみる。
ナギ「…………」
やはり無言、いや、無視に近い感じかもしれない。
馬「あの……ナギさまー…」
馬の声だけが廊下にむなしく響いている。
その後、無視と言う名の放置プレイをされながらも馬はナギの後を追い続けた。
そして、最終的に行き着いた先は彼の自室だった。
ナギは馬が部屋に入ったことを確認してから、いつもより荒めに扉を閉めた。
バタンッ!!
馬『やっぱり怒ってるっぽいな〜。さてさて、私は一体何をしたのやら…』
ナギに怒られることに慣れきっている馬は、どこか他人事のように原因を考えてみた。
馬『…バンダナは今日は取らずに少し愛でて匂いを嗅いだだけだし…この前のシャツのほつれに勝手にハートの当て布を付けたのがバレたか…ナギさんの寝顔があまりにも格好良すぎたから、その感動をメンバー全員に伝えに行った事がマズかったか…それとも…』
ナギ「……馬。」
馬「……あ、はい!」
馬は考え事をしていたせいで少々返事が遅くなってしまった。
慌ててナギの方を向く。
ナギ「…………」
怒気を含んだ表情のナギは立ったまま馬の事を見下ろしている。
馬『う〜ん、怖い…怒りレベル3くらいかな!』
抜群の威圧感でナギに睨まれて怯んでしまうも、やはり怒られ慣れている分、彼の怒りレベルの評価も出来てしまう馬。
ちなみに怒りレベル3は普段よりもやや怒っている、ぐらいらしい。
ナギ「何であんなに船長と密着してたんだ?」
馬「…はひっ?」
てっきりナギにしでかした悪戯や嫌がらせについて叱責されるのかと思っていたのに想定外な質問を受けた馬は間抜けな声を上げるしかなかった。
馬「え……密着してましたか…ね?」
理由を答えられずに逆に質問で返す始末だ。