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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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リュウガ「馬、そこんとこお兄さんに詳しく聞かせなさい!」
リュウガは馬の頭に被さっている自分のシャツを剥ぎ取り、よいしょと抱き抱えて椅子まで連れていく。
馬「あ〜〜〜れ〜〜〜」
リュウガからすれば小柄な馬は妹か、娘か、はたまた小動物と同じ扱いなのだ。
リュウガの膝の上で対面させられる馬は渋々ナギとの出来事を話し始めた。
馬「………私情を挟みますが、私には弟しか家族がいなくてですね、今まで誰かに甘えた経験が殆ど無いんです。」
リュウガ「…ほぅ。」
リュウガは馬の家族構成を知り、意外に感じていた。
人懐っこい馬の事だからアットホームな大家族育ちなのかと思いきや、弟1人だけしかいないとは。
馬「なので、その反動のせいか、ナギさんには今全力で甘えさせて貰ってる訳で…というか、ナギさんの側にいると甘えずにはいられなくなるのでマタタビみたいな感じですね♪」
リュウガ「え、お前の方も恋愛感情無いのかよ!」
馬「いやー、恋愛とかしたこと無いのでわからないし、家族愛との違いもわからないし、もう何が何だか……」
馬は少し悲しそうな顔をして答えた。
リュウガ「おいおい、ややこしいな…さっきは何とも思われてないとか言ってたけどよ、ホントのところナギはお前のこと好きなんじゃねぇの?」
馬「う〜ん、やっぱり好きじゃないでしょうね、言われたこと無いですし。 でもヤりたいとは言われたことあって…」
リュウガ「おぉっ、ナギのヤツ正直だな(笑)」
馬「男性だから仕方ないですよ。」
リュウガ「…で、付き合っては無ぇけど、ヤることはヤってんだな(笑)」
馬「…え?ヤってませんよ?」
リュウガ「あ!?こんだけキスマーク付いてるのに!?」
馬「付けるだけですよ?」
リュウガ「つ、付けるだけだぁ…?」
驚愕するリュウガは心の底から信じられないという顔をしている。
馬「はい。私がヤりたくないって言ったらちゃんと守ってくれてますし、ナギさんはとっても優しいんです!」
リュウガ「マジか…いやー…ナギは男前だな。俺には到底無理な話だ(笑)」
馬「船長には無理ですよねー(笑)」
リュウガ「おいおい馬!正直過ぎて酷ぇよ(笑)」
馬「フヒヒ(笑)」
馬はニヤリと笑った。
リュウガと凄く近い距離で話していても馬は全く緊張しない。
彼からはきちんと馬とナギの事を思って真摯に話を聞いてくれている様子が伝わってくる。
さすがシリウス海賊団の頼れるリーダーである。
そんなリュウガもまた馬が甘えたくなる対象の一人に当て嵌まる。
まぁ、ナギに対する感情とはまた少し異なるのだが、今の馬はそこまで意識して考えてはいなかった。
リュウガ「うーん…」
リュウガは少し考えて、
リュウガ「なぁ、ナギはお前に手を出してないんだよなぁ。」
馬「そうでーす。」
リュウガ「で、今はお前のために菓子作りをしている。」
馬「さようでございまーす。」
リュウガ「それで、このキスマークの数…」
リュウガは馬の首に巻かれているタオルをしれっと外した。
彼女の首にはかなりの数のナギの印が残されていた。
リュウガ「多いなー(笑)」
馬「…うぅ、クレームや感想は付けた張本人のナギさんまでお願いします…」
馬は恥ずかしそうにタオルを巻き直した。
リュウガ『状況証拠だけでも、ナギは馬の事をかなり好いてそうなんだがなぁ…』
同室でありながらかなり進展の遅い2人の関係を知り、リュウガは苦笑した。