sweet kitchen
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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ハヤテ「うわ…魚にはちみつ乗っけて食べてるのお前くらいじゃね?」
ここはシリウス号の食堂。
今は丁度昼食の時間なのでメンバー全員が揃っている。
船長リュウガ、船医ソウシ、料理人兼狙撃手ナギ、航海士シン、特攻隊長ハヤテ、見習いトワ、そして新メンバーでメイドポジションの馬。
そんな新入り馬の悪食は、最近有名になりつつあった。
ハヤテ「…なぁ、美味いのかよ、それ?」
馬「食べますか?はいどうぞ。」
馬はハヤテの了承を得ずに勝手に彼の口の中にはちみつまみれの魚料理を突っ込んだ。
ハヤテ「……うぇっ、ないわー」
ハヤテの口の中では魚肉とはちみつが派手に喧嘩し合っている…つまりは美味しくなかったという事だ。
馬「でしょう?私も修行の一環として食べてます。」
まさかの馬本人も美味しいとは思っていないと言う。
しかし、絶対にチャレンジ料理を残すことのない馬は、このはちみつ魚を黙々と食べ続けている。
ハヤテ「あまりにも馬が普通に食ってるからさ、意外とイケるのかもって勘違いしちまったじゃねぇか。」
馬「そうですねぇ、ずっと食べてたら意外とイケてるような気がしてきました。
だからもう一口オススメします!」
ハヤテ「絶対いらねぇ!!」
2人のやり取りをやや距離のある場所から眺めていたナギには思うところがあった。
今、馬は自分のフォークをハヤテの口に入れなかったか?
それは間接キッスに該当するのでは…という疑問は、まぁ良いとして、馬が食事を美味しいと思わないで食べていることが気に入らなかった。
そう、それは料理人ナギに対して屈辱的な事実だった。
……………………………
食後、黙って皿を洗い続ける馬に、ナギは声を掛けた。
ナギ「……なぁ、馬は俺の料理が苦手なのか?」
凄い勢いでナギの方を振り向く彼女。
勢いが凄すぎたせいで洗剤の泡が飛び散りシャボン玉が出来上がった。
馬「そんなわけないでしょう!!!!!ナギさんの料理は神々の食卓を飾れる程の腕前で、私は大っっっ好きですよ!!!!!!!」
ナギ「…あ、あぁ。」
よくわからない言い回しだが、鬼気迫る表情をしながらも誉め称えてくれたという事はわかった。
ナギ「……じゃあなんで変にアレンジして食べるんだ?」
馬「ちょっと待っててください!!」
馬はガシャガシャと残っている洗い物の仕上げにかかる。
一気に片付けるつもりらしく、その動きはとても迅速だった。
ナギも洗い上げた皿を布で拭いてやり、片付け作業を手伝う。
馬「………」
ナギ「………」
ガシャガシャガシャガシャ……
皿を洗う音以外は無音の一時。
暫くして、
馬「よっしゃぁ、本日もお皿の殲滅完遂だぁぁぁ!!」
と、気合いの入った終了の声が上がった。
馬「よいしょ。」
ナギ「…拭くな。」
ナギのエプロンで勝手に手を拭く馬を窘める。
これらのやり取りは2人の間で恒例の作業となっている。
馬「そぉいっっ!!」
ナギのエプロンで手を拭き終わった馬はそのままナギに突進した。
体の大きいナギは小柄な馬に突進されてもビクともしない。
馬はナギの背中に手を回し、抱き付くようにナギの身体に頬擦りする。
馬「えーっと、さっきの話なんでしたかな。船長の官能小説、」
ナギ「アレンジ料理な。」
話が脱線しそうになるところをナギが的確に軌道を修正した。
馬「ナギさんの絶品料理に合う甘い物を日々研究しているのです。 今日の魚の味噌焼きにはちみつは合いませんでしたが…」
ナギ「……背中で手を拭くな。」
馬「あ、バレてました?」
馬から一方的にだが、厨房で抱き合ってじゃれ合う様は第三者からすると相思相愛にしか見えない。
しかし、信じられないことにこの2人は恋人同士でもなくただのルームメイトなのだ。
馬「つまり、ナギさんが一生懸命釣って調理してくださった魚を、私の大好きな甘い物と融合させたかったのです。 はふー……本日もとても良い匂いでございますなぁ…」
ナギ「……」
ナギは馬の頭に軽く触れながら、
ナギ『そろそろ菓子作りにも手を出してみるか』
と、考えていた。
やはり、『早く付き合っちゃえよ、お2人さん』と、第三者が言いたくなるくらいには、両者はお互いを思い合っているのだ。