ふたりのシナリオ(*)
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入院してから1週間が経とうとしていた。
目覚めて即退院でなく、異常は無くても後に後遺症が出る可能性もあるからだそうだ。
ストレンジがユイが運び込まれた次の日に、職場の上司に連絡を入れてくれていた為、無断欠勤云々は気にしないでいいとの事。
職場にユイが目を覚ましたと連絡を入れたその日の昼、怒涛の様に見舞いに来てくれた。
「目覚ましてよかったよ!」とか「ユイがいないと職場回らないから、早くでもゆっくりでいいから戻って来て!」と言った労いの言葉が、彼女を包み込んだ。
元々、職場仲間が好きな彼女は、必ず戻るからと笑顔で言った。
退院の日になり、ストレンジが玄関まで見送ってくれた。
「先生、ありがとうございました。色々話し相手になってくれて」
「構わない。でも何だろうな、お前と話していたら話すのは初めてでない気もしたな」
入院中、異常無いか診に来てくれるストレンジと、ユイは話すようになった。
最初は互いにしどろもどろであったが、徐々に気軽に。
まるで魔法界のストレンジと話している様でもあった。
退院までの1週間、この時間が続けばいいのにとも、不謹慎であるがそんな想いが巡った程。
だからか、ついこんな言葉を。
「先生、プライベートで会える日はありますか?」
「と言うと、患者と医師でなく?」
「はい。私、貴方の事を、もっと知りたいんです。
1人の女として」
自分でも分かるくらいに、恥ずかしい台詞を言ってしまった。
ストレンジになら寧ろ振られてもいい、そんな想いもあったかもしれない。
これに振るどころか、軽く笑みを浮かべて彼は言った。
「ああ、俺もそんな想いがあったんだ。
次に会える日はな……」
緩やかな春風吹く中、2人は今後に合う予定を決めたのだった。
「最近どう?」
「どうって言われても」
ストレンジとの約束から2週間後、ユイは東京で式をあげ家庭を持った友人に呼び出された。
私を結婚式に招待せず、挙句長らく連絡取っていなかった私に一体何の用が?
この後、とある予定控えているので出来たら早く終わらせろ、とオブラートに言う。
「何の用よ? あ、まさか誰かと待ち合わせ?」
「まぁ、そんなところですかね」
「それより聞いてよ! あいつ、かなり浮気性だったのよ!!」
聞いたところによると、結婚した2日後に偶然スマホ見たら、知らない女からのロインが山程来ていたのだと言う。
夫はあっさり浮気認め、如月に1人で帰って来たのだとか。
「でも何で私に?」
「いや結婚式あげてない同じ穴の狢、でしょ」
成る程。まだ結婚すらしてない彼女に相談する事で、逆に安心感を得ようと。失礼だろ。
友人は夫の浮気で、結婚式すらあげていない事にしたいよう。
そんなアホな事、通用する訳ない。
「流石に失礼では? 後、さっき言ったけど私にも予定が」
「んな事、いいでしょう! 私を優先しなさいよ! どうせ彼氏いないくせに!!」
自分の思い通りに動かない彼女に、痺れ切らした友人は大声あげる。
周りにいた人達は、そんなアホな友人を遠巻きに見ていた。
どうしようか思案したところで、救いの声が。ずっと焦がれ、待ち望んでいた声である。
「遅くなってすまない」
友人と話していた喫茶店を出たユイは、ストレンジに礼を言った。
「助けてくれて、ありがとうございました」
「まさに救いのヒーロー、だろ?」
はにかみながら言うストレンジが、なんだか可愛くてそうですねと笑う。
ストレンジの姿を認め、友人は悔しそうに歯噛みしずっと喫茶店出るまで、声を掛ける事はなかった。
ユイも声など掛けていない。互いの為にも、そうするのが1番だから。
出来たら友人にも新しい恋を見つけてほしいもの。
「さぁ、今から何処に行く? 昨日実はな、ずっと並んでも手に入れられない幻の水族館のチケットがな」
「じゃあ水族館から、ですね。
あと、ストレンジ--いいえ、スティーブン」
花咲く笑顔で、ユイはいまだに嬉しく笑むストレンジに言った。
「貴方に出会えて、私は幸せです」
2人の馴れ初めは、まだ始まったばかり。
例え違う世界の“彼”だとしても。
ストレンジルート、完
(イメージソング:「春はゆく/Aimer」)
目覚めて即退院でなく、異常は無くても後に後遺症が出る可能性もあるからだそうだ。
ストレンジがユイが運び込まれた次の日に、職場の上司に連絡を入れてくれていた為、無断欠勤云々は気にしないでいいとの事。
職場にユイが目を覚ましたと連絡を入れたその日の昼、怒涛の様に見舞いに来てくれた。
「目覚ましてよかったよ!」とか「ユイがいないと職場回らないから、早くでもゆっくりでいいから戻って来て!」と言った労いの言葉が、彼女を包み込んだ。
元々、職場仲間が好きな彼女は、必ず戻るからと笑顔で言った。
退院の日になり、ストレンジが玄関まで見送ってくれた。
「先生、ありがとうございました。色々話し相手になってくれて」
「構わない。でも何だろうな、お前と話していたら話すのは初めてでない気もしたな」
入院中、異常無いか診に来てくれるストレンジと、ユイは話すようになった。
最初は互いにしどろもどろであったが、徐々に気軽に。
まるで魔法界のストレンジと話している様でもあった。
退院までの1週間、この時間が続けばいいのにとも、不謹慎であるがそんな想いが巡った程。
だからか、ついこんな言葉を。
「先生、プライベートで会える日はありますか?」
「と言うと、患者と医師でなく?」
「はい。私、貴方の事を、もっと知りたいんです。
1人の女として」
自分でも分かるくらいに、恥ずかしい台詞を言ってしまった。
ストレンジになら寧ろ振られてもいい、そんな想いもあったかもしれない。
これに振るどころか、軽く笑みを浮かべて彼は言った。
「ああ、俺もそんな想いがあったんだ。
次に会える日はな……」
緩やかな春風吹く中、2人は今後に合う予定を決めたのだった。
「最近どう?」
「どうって言われても」
ストレンジとの約束から2週間後、ユイは東京で式をあげ家庭を持った友人に呼び出された。
私を結婚式に招待せず、挙句長らく連絡取っていなかった私に一体何の用が?
この後、とある予定控えているので出来たら早く終わらせろ、とオブラートに言う。
「何の用よ? あ、まさか誰かと待ち合わせ?」
「まぁ、そんなところですかね」
「それより聞いてよ! あいつ、かなり浮気性だったのよ!!」
聞いたところによると、結婚した2日後に偶然スマホ見たら、知らない女からのロインが山程来ていたのだと言う。
夫はあっさり浮気認め、如月に1人で帰って来たのだとか。
「でも何で私に?」
「いや結婚式あげてない同じ穴の狢、でしょ」
成る程。まだ結婚すらしてない彼女に相談する事で、逆に安心感を得ようと。失礼だろ。
友人は夫の浮気で、結婚式すらあげていない事にしたいよう。
そんなアホな事、通用する訳ない。
「流石に失礼では? 後、さっき言ったけど私にも予定が」
「んな事、いいでしょう! 私を優先しなさいよ! どうせ彼氏いないくせに!!」
自分の思い通りに動かない彼女に、痺れ切らした友人は大声あげる。
周りにいた人達は、そんなアホな友人を遠巻きに見ていた。
どうしようか思案したところで、救いの声が。ずっと焦がれ、待ち望んでいた声である。
「遅くなってすまない」
友人と話していた喫茶店を出たユイは、ストレンジに礼を言った。
「助けてくれて、ありがとうございました」
「まさに救いのヒーロー、だろ?」
はにかみながら言うストレンジが、なんだか可愛くてそうですねと笑う。
ストレンジの姿を認め、友人は悔しそうに歯噛みしずっと喫茶店出るまで、声を掛ける事はなかった。
ユイも声など掛けていない。互いの為にも、そうするのが1番だから。
出来たら友人にも新しい恋を見つけてほしいもの。
「さぁ、今から何処に行く? 昨日実はな、ずっと並んでも手に入れられない幻の水族館のチケットがな」
「じゃあ水族館から、ですね。
あと、ストレンジ--いいえ、スティーブン」
花咲く笑顔で、ユイはいまだに嬉しく笑むストレンジに言った。
「貴方に出会えて、私は幸せです」
2人の馴れ初めは、まだ始まったばかり。
例え違う世界の“彼”だとしても。
ストレンジルート、完
(イメージソング:「春はゆく/Aimer」)