彼方に火をつけて(*)
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ユイがナズに魘された同時刻、チャールズとの決闘で気を失っていたスネイプは、医務室で目を覚ます。
見起こして辺り見回すと、火の手は医務室まで回らなかった様。
「セブルス、起きたかの」
疲れた様な声音でダンブルドアが、スネイプに声を掛ける。
はいと頷く。
「我輩は」
「医務室前で倒れていたのじゃ。
腹部にナイフで刺された様な傷がある」
どうやらチャールズは、スネイプを殺せたのに敢えて殺さなかったらしい。どんなチャールズの思惑にしろ、命は助かった。
「あいつは化け物だ。我輩の生気を、ナイフで吸い取った」
「ほう?」
「魔術師かなんだか知らないが、ユイをあいつの陣地に置けん」
「セブルス、それなのじゃが」
未だにユイを諦めきれんと闘志燃やす彼に、遠慮がちに言う。
「もう彼女は諦めよ」
「は?」
「これ以上、彼女を苦しめるな。カルデアとの決戦もある。予想外の火事で今は大目に見てもらっているが、いずれまた来ると君が目を覚ます前に、チャールズから連絡入った」
予想外のダンブルドアの言葉に、しかしと尚言おうとするも、
「儂も、君の面倒までは見切れん。セブルス、決戦が終わるまで儂は君を見ん」
とどのつまりは決戦終えるまで、お互い不干渉貫くと言う訳だ。
1人で行動したいスネイプにとって、願ったり叶ったり。
沈黙を肯定と受け取ったダンブルドアは、頼むぞと言い医務室を出て行く。
1人残ったスネイプは、必ず彼女を助けると宣言する。
それがやがて彼女の怒りや彼女の大切な人の怒りを買う事も知らずに。
愚かで身勝手な男の願いは、ここから始まる。
「……ここは」
まず目に入ったのは白い天井。身を起こし辺りを見回すと、机や椅子が置かれた殺風景な部屋があった。
生活に必要な物しか置かれていない。
そう確か私は、ナズに迫られる夢見て……。
「起きたか」
思考していると、ストレンジが部屋に入って来た。
彼は着替えたのか、白衣でなく灰色の長袖でシャツにジーパンと言う、ラフな格好である。
「あの、ここは?」
「俺の家だ。この部屋は来客用の部屋でな。
で、どうだ調子は」
「寝ていたおかげか、調子いいです」
ホグワーツでは緊張が続いていたせいか、まともに寝れなかったが出てからは、より良い睡眠が取れた。
ストレンジはならよかったと頷き、
「暫く休んだら、下に来い。
小腹を満たせるものを作ってやるから」
「ありがとうございます」
「それと来る前に、隣の部屋で眠っているテスカトリポカも見て来たらどうだ?
無事なのはまだ確認してないだろ」
ストレンジは言うだけ言うと、部屋を出て行った。
はてどうしようか考える。
テスカトリポカに会ってから階下に向かうか、会わずに休んで向かうか。
何故か、このどちらかの選択が、これからの運命を決定付ける気がする。
ユイが選んだ、選択は果たして。
見起こして辺り見回すと、火の手は医務室まで回らなかった様。
「セブルス、起きたかの」
疲れた様な声音でダンブルドアが、スネイプに声を掛ける。
はいと頷く。
「我輩は」
「医務室前で倒れていたのじゃ。
腹部にナイフで刺された様な傷がある」
どうやらチャールズは、スネイプを殺せたのに敢えて殺さなかったらしい。どんなチャールズの思惑にしろ、命は助かった。
「あいつは化け物だ。我輩の生気を、ナイフで吸い取った」
「ほう?」
「魔術師かなんだか知らないが、ユイをあいつの陣地に置けん」
「セブルス、それなのじゃが」
未だにユイを諦めきれんと闘志燃やす彼に、遠慮がちに言う。
「もう彼女は諦めよ」
「は?」
「これ以上、彼女を苦しめるな。カルデアとの決戦もある。予想外の火事で今は大目に見てもらっているが、いずれまた来ると君が目を覚ます前に、チャールズから連絡入った」
予想外のダンブルドアの言葉に、しかしと尚言おうとするも、
「儂も、君の面倒までは見切れん。セブルス、決戦が終わるまで儂は君を見ん」
とどのつまりは決戦終えるまで、お互い不干渉貫くと言う訳だ。
1人で行動したいスネイプにとって、願ったり叶ったり。
沈黙を肯定と受け取ったダンブルドアは、頼むぞと言い医務室を出て行く。
1人残ったスネイプは、必ず彼女を助けると宣言する。
それがやがて彼女の怒りや彼女の大切な人の怒りを買う事も知らずに。
愚かで身勝手な男の願いは、ここから始まる。
「……ここは」
まず目に入ったのは白い天井。身を起こし辺りを見回すと、机や椅子が置かれた殺風景な部屋があった。
生活に必要な物しか置かれていない。
そう確か私は、ナズに迫られる夢見て……。
「起きたか」
思考していると、ストレンジが部屋に入って来た。
彼は着替えたのか、白衣でなく灰色の長袖でシャツにジーパンと言う、ラフな格好である。
「あの、ここは?」
「俺の家だ。この部屋は来客用の部屋でな。
で、どうだ調子は」
「寝ていたおかげか、調子いいです」
ホグワーツでは緊張が続いていたせいか、まともに寝れなかったが出てからは、より良い睡眠が取れた。
ストレンジはならよかったと頷き、
「暫く休んだら、下に来い。
小腹を満たせるものを作ってやるから」
「ありがとうございます」
「それと来る前に、隣の部屋で眠っているテスカトリポカも見て来たらどうだ?
無事なのはまだ確認してないだろ」
ストレンジは言うだけ言うと、部屋を出て行った。
はてどうしようか考える。
テスカトリポカに会ってから階下に向かうか、会わずに休んで向かうか。
何故か、このどちらかの選択が、これからの運命を決定付ける気がする。
ユイが選んだ、選択は果たして。