いつしか崩れゆく箱庭の中(*)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
どうしてこうなってしまったのだろう? とグリフィンドールのハリー・ポッターは思った。
表情を真っ青にしたダンブルドアが演題に立ち、カルデア学院との戦争が始まるかもしれないと宣言。
マリーと言う女性によって脅され、無理矢理大広間に集められた生徒や教師から、戸惑いと悲鳴が飛び交う。
ダンブルドアの背後には、スネイプとストレンジ、そして--自分達を無感情に見つめる、ユイ先生がいた。
彼女の隣には見た事ない黒髪の男性がいる。
「きっと、カルデア学院の校長だわ」
ハリーの疑問を見てとったのか、ハーマイオニーが小声で教えて来る。
教頭だけじゃないの? とハーマイオニーに言うが、呆れた表情で、
「教頭がいれば、校長もいるわよハリー。でも何で、カルデア学院と戦争を?
もしかしてダンブルドアが、カルデア学院の不興を買ったとか?」
理由は恐らくそれだ。
ダンブルドアからの宣言を、生徒達は半ば意識無く聞いていたのだった。
「この悪者!」
大広間から解散の号令がダンブルドアから放たれ、生徒達は一旦寮へ戻るよう言われた。
当然、カルデア学院校長とも顔を合わせてしまう訳で。
1人のグリフィンドールの1年生が、勇敢にも校長に立ち向かわんとしていた。
振り返ったカルデア学院校長の顔には、残忍な笑みが浮かぶ。
「俺に立ち向かうか」
「当たり前だ! 僕は許さない! 折角楽しい学校生活だったのに!」
周りからいいぞやれ! と少年を励ます声が掛かるが、ハリーはやめろと叫びたかった。
カルデア学院校長からは、あのダンブルドアよりも強力な魔力を感じ取ったから。
いや魔力と言うより、殺気だ。
少年1人を魔力でなく、物理的に殺さんと見ていた。
「かつて、お前みたいに俺に逆らう勇敢な少年がいた。
その時俺は機嫌が良かったから見逃したが……今の俺は、あまり良くない。
これどう言いたいか、分かるよな?」
校長から殺気を察した少年は、しまったと顔に出すが時既に遅し。
懐から鋭利に光る刃物を出した校長が、少年を刺そうとするが。
誰もが終わりだと感じた瞬間、凛とした声が響く。
「おやめ下さい、校長殿」
何処からか姿現した、カルデア学院の教頭だった。
いつの頃だったか、チャールズは1人の少年を生き残させた事がある。
どの様な出会いでどの様な展開だったかは、何故か朧げに記憶に無い。
ただその時機嫌良く、少年の事を見逃したのは事実。
「母さんを殺すなら、僕が相手になる!」
少年の目は偽善でも何でもなく、母親を純粋に守りたいが故の行動であった。
「いいだろう。
見逃してやるが、お前の名前を教えろ」
例え目の前で人間ドラマ見させられても、慈悲なく殺すチャールズであったが。
少年は意外な展開に目を丸くしながら、恐る恐る自身の名前を口にする。
「アンディ・バークレー」
今更どうしてこんな事思い出すのか……しかし分かるのは、チャールズの使い魔が口答えしていると言う事。
「ほぅ、意見を聞こうか」
「は、恐れながら。
既にホグワーツとの戦争は、決定しています。
その前に、無益な争いを避けるべきだと」
「らしいが、お前の意見は?」
教頭の言葉をチャールズは、背後にいるユイに問い掛ける。
少年を含めた周りの皆が息を呑む。皆は既に、このユイがチャールズのお気に入りで、彼女の意見で何もかも決定する事はわかり切っていた。
「教頭の仰る通りかなと。私は今、争いが起きようがどうでもいいですが」
彼女の正にキサラギの血筋らしい答えに、チャールズは暫し考えた後。
ため息つきながら、刃物を懐にしまう。
「教頭の意見を採用しよう。
小僧、ユイが教頭を支持しなかったら命は無かった。
有り難く思え」
震えて頷く少年を興味なさげに一瞥し、チャールズはホグワーツの玄関へ再び足を進めた。
表情を真っ青にしたダンブルドアが演題に立ち、カルデア学院との戦争が始まるかもしれないと宣言。
マリーと言う女性によって脅され、無理矢理大広間に集められた生徒や教師から、戸惑いと悲鳴が飛び交う。
ダンブルドアの背後には、スネイプとストレンジ、そして--自分達を無感情に見つめる、ユイ先生がいた。
彼女の隣には見た事ない黒髪の男性がいる。
「きっと、カルデア学院の校長だわ」
ハリーの疑問を見てとったのか、ハーマイオニーが小声で教えて来る。
教頭だけじゃないの? とハーマイオニーに言うが、呆れた表情で、
「教頭がいれば、校長もいるわよハリー。でも何で、カルデア学院と戦争を?
もしかしてダンブルドアが、カルデア学院の不興を買ったとか?」
理由は恐らくそれだ。
ダンブルドアからの宣言を、生徒達は半ば意識無く聞いていたのだった。
「この悪者!」
大広間から解散の号令がダンブルドアから放たれ、生徒達は一旦寮へ戻るよう言われた。
当然、カルデア学院校長とも顔を合わせてしまう訳で。
1人のグリフィンドールの1年生が、勇敢にも校長に立ち向かわんとしていた。
振り返ったカルデア学院校長の顔には、残忍な笑みが浮かぶ。
「俺に立ち向かうか」
「当たり前だ! 僕は許さない! 折角楽しい学校生活だったのに!」
周りからいいぞやれ! と少年を励ます声が掛かるが、ハリーはやめろと叫びたかった。
カルデア学院校長からは、あのダンブルドアよりも強力な魔力を感じ取ったから。
いや魔力と言うより、殺気だ。
少年1人を魔力でなく、物理的に殺さんと見ていた。
「かつて、お前みたいに俺に逆らう勇敢な少年がいた。
その時俺は機嫌が良かったから見逃したが……今の俺は、あまり良くない。
これどう言いたいか、分かるよな?」
校長から殺気を察した少年は、しまったと顔に出すが時既に遅し。
懐から鋭利に光る刃物を出した校長が、少年を刺そうとするが。
誰もが終わりだと感じた瞬間、凛とした声が響く。
「おやめ下さい、校長殿」
何処からか姿現した、カルデア学院の教頭だった。
いつの頃だったか、チャールズは1人の少年を生き残させた事がある。
どの様な出会いでどの様な展開だったかは、何故か朧げに記憶に無い。
ただその時機嫌良く、少年の事を見逃したのは事実。
「母さんを殺すなら、僕が相手になる!」
少年の目は偽善でも何でもなく、母親を純粋に守りたいが故の行動であった。
「いいだろう。
見逃してやるが、お前の名前を教えろ」
例え目の前で人間ドラマ見させられても、慈悲なく殺すチャールズであったが。
少年は意外な展開に目を丸くしながら、恐る恐る自身の名前を口にする。
「アンディ・バークレー」
今更どうしてこんな事思い出すのか……しかし分かるのは、チャールズの使い魔が口答えしていると言う事。
「ほぅ、意見を聞こうか」
「は、恐れながら。
既にホグワーツとの戦争は、決定しています。
その前に、無益な争いを避けるべきだと」
「らしいが、お前の意見は?」
教頭の言葉をチャールズは、背後にいるユイに問い掛ける。
少年を含めた周りの皆が息を呑む。皆は既に、このユイがチャールズのお気に入りで、彼女の意見で何もかも決定する事はわかり切っていた。
「教頭の仰る通りかなと。私は今、争いが起きようがどうでもいいですが」
彼女の正にキサラギの血筋らしい答えに、チャールズは暫し考えた後。
ため息つきながら、刃物を懐にしまう。
「教頭の意見を採用しよう。
小僧、ユイが教頭を支持しなかったら命は無かった。
有り難く思え」
震えて頷く少年を興味なさげに一瞥し、チャールズはホグワーツの玄関へ再び足を進めた。