ダイアゴン横丁
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ダイアゴン横丁までは、姿現しと言う魔法で行くとの事。
ちなみにユイの服装は、白い長袖のシャツに首元に青いリボン、緑のスカートと言う、シンプルな格好である。
「姿現しは吐き気を催す事もある。体調は?」
「大丈夫です、今のところ」
乗り物(電車は除く)には多少弱いが、魔法なら大丈夫だ。
そう思っていたが、彼女は後々後悔する事になる。
姿現しでダイアゴン横丁へと繰り出した。成る程、流石魔法の世界とあってか、とんがり帽子を被った者やいかにも魔法使いだと一目で分かる者達が闊歩している。
しかしこの現状を楽しめる余裕が、今のユイにはない。
「うっ、酔ってしまいました……胃の辺りと喉元が苦しい」
「やはりか。あそこで休むか」
ストレンジが気遣い、彼女を2人が座れるくらいのベンチに案内した。
ベンチに腰掛け、身体を休めると多少マシになってくる。
ありがとうございます、と礼を言う。てっきりストレンジの性格からして、無理にでも連れて行かれると思ったが。
こんな誰かも分からない小娘に親切にしてくれるのは、はっきり言って嬉しい。
昨日出会った時は、冷たい印象を受けたが案外優しいのかも。
その旨を伝えるも、嫌な顔をされた。
「ストレンジ先生?」
「いやなんでもない。気分がマシになったなら、行くぞ」
立ち上がったストレンジがそそくさ歩くので、待って下さいよと慌ててベンチから腰を上げた。
書店で必要な本(主に呪文や魔法界の歴史など)を買い終え、次に杖を買う事になった。
買った本は書店の方が送り届けてくれると言う。
オリバンダーの店に入ろうとすると、ユイは丁度店から出て来た客人に出会した。
しかも相手はスネイプと。
「あら、もしかして貴女がセブルスの言っていた異世界の人?」
隣にいたのは派手なピンク髪をした、ドギツイ少女。
スネイプが平然としているのに対し、ストレンジは嫌そうに顔を顰めている。
「えっと、何故それを?」
「セブルスが言っていたもの。お前と同じく、異世界から人が来たって。
私と違って、地味ね貴女」
せせら嗤いながら告げる彼女だが、そっちが派手過ぎるだけだと思う。
本当に失礼であると思いつつ、同じ異世界人なのかと疑ってしまった。
恐らく彼女が、ストレンジが最初面倒を見る様言われていた相手だ。
成る程、断るのも頷ける。
スネイプを名前呼びしていると言う事は、深い仲なのだろうか?
「ごめんね、セブルスを独占して? セブルスったら私がいた世界でも人気だったから、貴女を担当するって言ったのを私がね」
「別にそんな事どうでもいいですよ。それよりお店入りたいんで、退いてもらっていいですか?」
これ以上話していても苛つくだけなので、あくまで冷静に言った。
言われた少女は、「はぁ!?」と目を見開く。
「セブルスに興味ない!? あんた、頭どうかしてんじゃない!?
セブルスはリリーを守って、影のヒーローとか」
「実際、店の前で話すのは迷惑だ。
おい、こいつ連れてけよ、スネイプさんよ」
黙って様子を見ていたストレンジが、まるでスネイプの名前を言いたくない様に口を開く。
気分害した様子無く、スネイプは行くぞと少女の手を握る。
キィキィ叫んでいた少女が途端に大人しくなり、彼女はよく手を握れるなと感心した程。
やはり深い仲なのだろう、男女的な意味で。
「セブルスが言うなら、仕方ないかな。あ、私の名前は、愛川ナズよ。
セブルス一筋で夢小説あるあるに乗っかった夢主の……」
「いいから行くぞ」
何か変な事口走ってるナズと言うこの手を、スネイプが強引に引っ張る。
強引なんだから、とナズが熱い目でスネイプを見たのは、ユイは見なかった事にした。
ちなみにユイの服装は、白い長袖のシャツに首元に青いリボン、緑のスカートと言う、シンプルな格好である。
「姿現しは吐き気を催す事もある。体調は?」
「大丈夫です、今のところ」
乗り物(電車は除く)には多少弱いが、魔法なら大丈夫だ。
そう思っていたが、彼女は後々後悔する事になる。
姿現しでダイアゴン横丁へと繰り出した。成る程、流石魔法の世界とあってか、とんがり帽子を被った者やいかにも魔法使いだと一目で分かる者達が闊歩している。
しかしこの現状を楽しめる余裕が、今のユイにはない。
「うっ、酔ってしまいました……胃の辺りと喉元が苦しい」
「やはりか。あそこで休むか」
ストレンジが気遣い、彼女を2人が座れるくらいのベンチに案内した。
ベンチに腰掛け、身体を休めると多少マシになってくる。
ありがとうございます、と礼を言う。てっきりストレンジの性格からして、無理にでも連れて行かれると思ったが。
こんな誰かも分からない小娘に親切にしてくれるのは、はっきり言って嬉しい。
昨日出会った時は、冷たい印象を受けたが案外優しいのかも。
その旨を伝えるも、嫌な顔をされた。
「ストレンジ先生?」
「いやなんでもない。気分がマシになったなら、行くぞ」
立ち上がったストレンジがそそくさ歩くので、待って下さいよと慌ててベンチから腰を上げた。
書店で必要な本(主に呪文や魔法界の歴史など)を買い終え、次に杖を買う事になった。
買った本は書店の方が送り届けてくれると言う。
オリバンダーの店に入ろうとすると、ユイは丁度店から出て来た客人に出会した。
しかも相手はスネイプと。
「あら、もしかして貴女がセブルスの言っていた異世界の人?」
隣にいたのは派手なピンク髪をした、ドギツイ少女。
スネイプが平然としているのに対し、ストレンジは嫌そうに顔を顰めている。
「えっと、何故それを?」
「セブルスが言っていたもの。お前と同じく、異世界から人が来たって。
私と違って、地味ね貴女」
せせら嗤いながら告げる彼女だが、そっちが派手過ぎるだけだと思う。
本当に失礼であると思いつつ、同じ異世界人なのかと疑ってしまった。
恐らく彼女が、ストレンジが最初面倒を見る様言われていた相手だ。
成る程、断るのも頷ける。
スネイプを名前呼びしていると言う事は、深い仲なのだろうか?
「ごめんね、セブルスを独占して? セブルスったら私がいた世界でも人気だったから、貴女を担当するって言ったのを私がね」
「別にそんな事どうでもいいですよ。それよりお店入りたいんで、退いてもらっていいですか?」
これ以上話していても苛つくだけなので、あくまで冷静に言った。
言われた少女は、「はぁ!?」と目を見開く。
「セブルスに興味ない!? あんた、頭どうかしてんじゃない!?
セブルスはリリーを守って、影のヒーローとか」
「実際、店の前で話すのは迷惑だ。
おい、こいつ連れてけよ、スネイプさんよ」
黙って様子を見ていたストレンジが、まるでスネイプの名前を言いたくない様に口を開く。
気分害した様子無く、スネイプは行くぞと少女の手を握る。
キィキィ叫んでいた少女が途端に大人しくなり、彼女はよく手を握れるなと感心した程。
やはり深い仲なのだろう、男女的な意味で。
「セブルスが言うなら、仕方ないかな。あ、私の名前は、愛川ナズよ。
セブルス一筋で夢小説あるあるに乗っかった夢主の……」
「いいから行くぞ」
何か変な事口走ってるナズと言うこの手を、スネイプが強引に引っ張る。
強引なんだから、とナズが熱い目でスネイプを見たのは、ユイは見なかった事にした。