愉悦の人匙(*)
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「決着はついたみたいですね」
聞き覚えある声を聞き、ユイは頭上を見上げる。
カルデア学院の教頭だ。
「ひぐっ、遅いですよぉ」
「遅くなり、申し訳ありません。
……私に何が起こったか、ご説明願えませんか?」
優しく労わる様な口調で、カルデア学院の教頭はそう言った。
教頭がホグワーツに着いたのは、ユイがテスカトリポカと決着をつける5分前だ。
ホグワーツの異常を察し、ダンブルドアの所に向かった。
「これは、カルデア学院の教頭殿。
何かあったのかの?」
「そのご様子だと、外の有様をご存じないようで」
訝しむダンブルドアを外に連れ、異常な現場を見せると。
何じゃあれは? と目を見開く。
「黒い、太陽?」
「黒い太陽に関連する人物は、ただ1人。
テスカトリポカに何かあったのですよ」
ありえんとダンブルドアは言うが、ユイからテスカトリポカの様子がおかしいと手紙を貰った教頭には、俄に信じ難い。
「知らない事ないでしょう」
「本当に知らないのじゃ。
そうだとして、何故テスカトリポカなる者は」
「あの人物の仕業でしょう。
スネイプとナズでしたか」
教頭の言葉を聞き、頭を抱えるダンブルドア。
2人はスネイプの所へと、足を進めた。
「それは知らない」
スネイプの部屋に着くなり、事の発端を聞いたが知らないと言われる。
「ナズ殿が企んでいた事も?」
「何やら調べ物をしていたのは知っていた。
だがまさか、神を可笑しくさせる方法などとは」
ダンブルドア同様に、苦渋を浮かべるスネイプ。
だがそんな事など、対して興味など無い。
「ユイは何処ですかな?」
ダンブルドアとスネイプに苛立ちを感じながらも、その感情を押し殺す様にして、にっこりと圧を感じる笑みを浮かべながら言った。
最早どんな言い訳も通じない、とスネイプとダンブルドアは思った。
ユイをあちこち捜し回っている間に、黒い太陽は消滅した。
しかし数秒後、凄まじい魔力の本流を教頭は感じる。
この魔力は、あの如月の末裔と同じ……。
或いはそれ以上か。
魔力の跡を辿りながら、スネイプとダンブルドアを連れて、教頭はその場所へ向かった。
現場について目にしたのは、テスカトリポカの頭を膝に乗せて、何やら号泣しているユイと右手首を失って意識を朦朧とさせているナズである。
次いで離れた場所からその様子を見ている、ストレンジと美しい美女。
「ストレンジ、お久しぶりですね」
「教頭」
「変わらないですね、昔のままだ」
「いや俺は…………」
ストレンジは母校の懐かしい教頭に目を細めていたが、スネイプの姿を認めると、目を鋭くさせる。
「お前、このクズ野郎が」
「ストレンジ、彼は何も知らなかったようです。
貴方の隣にいるのは?」
「なんだか賑やかになってきましたが、私はこれで失礼します!」
美女は緑の粒子となって姿を消した。
教頭は先程の美女はどなたで? と問い掛ける。
「俺が召喚した、テスカトリポカと対抗出来る使い魔です。
ユイは如月の末裔の能力を使って、テスカトリポカを蘇らせました。ナズの洗脳を解くには、一度死ぬ必要がありまして。
泣いているのは、彼が無事生き返ったからです」
「ふむ、成る程。
私の観る限り、まだ本気は残っていそうですが」
「どう言う事だ、それは」
恩師と元生徒との会話に割り込んで来る無様な奴が1人。
スネイプの割り込みに、ストレンジは嫌な表情を浮かべた。
「煩わしい、口閉じろ喋るなクズ野郎」
「黙れ! 教頭殿、先程の言葉はなんだ!?」
正直、答えたくないがそうしないと、スネイプは引き下がらない。
「如月の末裔の能力にはですね、まだあるんですよ。
世界を--いえ、恨んだ場所を破壊する能力が。
ビーストになって、親しい人物以外は全て消し去られたでしょう」
「な!?」
「もしテスカトリポカが生き返らなかったら、この忌々しいホグワーツは滅んでいたでしょうね。
………………………………………………実に、残念だ」
最後は本当に残念そうに、無表情で教頭は言った。
唖然とするスネイプとダンブルドアを残して、今だに泣いているユイの元へ、彼は向かう。
聞き覚えある声を聞き、ユイは頭上を見上げる。
カルデア学院の教頭だ。
「ひぐっ、遅いですよぉ」
「遅くなり、申し訳ありません。
……私に何が起こったか、ご説明願えませんか?」
優しく労わる様な口調で、カルデア学院の教頭はそう言った。
教頭がホグワーツに着いたのは、ユイがテスカトリポカと決着をつける5分前だ。
ホグワーツの異常を察し、ダンブルドアの所に向かった。
「これは、カルデア学院の教頭殿。
何かあったのかの?」
「そのご様子だと、外の有様をご存じないようで」
訝しむダンブルドアを外に連れ、異常な現場を見せると。
何じゃあれは? と目を見開く。
「黒い、太陽?」
「黒い太陽に関連する人物は、ただ1人。
テスカトリポカに何かあったのですよ」
ありえんとダンブルドアは言うが、ユイからテスカトリポカの様子がおかしいと手紙を貰った教頭には、俄に信じ難い。
「知らない事ないでしょう」
「本当に知らないのじゃ。
そうだとして、何故テスカトリポカなる者は」
「あの人物の仕業でしょう。
スネイプとナズでしたか」
教頭の言葉を聞き、頭を抱えるダンブルドア。
2人はスネイプの所へと、足を進めた。
「それは知らない」
スネイプの部屋に着くなり、事の発端を聞いたが知らないと言われる。
「ナズ殿が企んでいた事も?」
「何やら調べ物をしていたのは知っていた。
だがまさか、神を可笑しくさせる方法などとは」
ダンブルドア同様に、苦渋を浮かべるスネイプ。
だがそんな事など、対して興味など無い。
「ユイは何処ですかな?」
ダンブルドアとスネイプに苛立ちを感じながらも、その感情を押し殺す様にして、にっこりと圧を感じる笑みを浮かべながら言った。
最早どんな言い訳も通じない、とスネイプとダンブルドアは思った。
ユイをあちこち捜し回っている間に、黒い太陽は消滅した。
しかし数秒後、凄まじい魔力の本流を教頭は感じる。
この魔力は、あの如月の末裔と同じ……。
或いはそれ以上か。
魔力の跡を辿りながら、スネイプとダンブルドアを連れて、教頭はその場所へ向かった。
現場について目にしたのは、テスカトリポカの頭を膝に乗せて、何やら号泣しているユイと右手首を失って意識を朦朧とさせているナズである。
次いで離れた場所からその様子を見ている、ストレンジと美しい美女。
「ストレンジ、お久しぶりですね」
「教頭」
「変わらないですね、昔のままだ」
「いや俺は…………」
ストレンジは母校の懐かしい教頭に目を細めていたが、スネイプの姿を認めると、目を鋭くさせる。
「お前、このクズ野郎が」
「ストレンジ、彼は何も知らなかったようです。
貴方の隣にいるのは?」
「なんだか賑やかになってきましたが、私はこれで失礼します!」
美女は緑の粒子となって姿を消した。
教頭は先程の美女はどなたで? と問い掛ける。
「俺が召喚した、テスカトリポカと対抗出来る使い魔です。
ユイは如月の末裔の能力を使って、テスカトリポカを蘇らせました。ナズの洗脳を解くには、一度死ぬ必要がありまして。
泣いているのは、彼が無事生き返ったからです」
「ふむ、成る程。
私の観る限り、まだ本気は残っていそうですが」
「どう言う事だ、それは」
恩師と元生徒との会話に割り込んで来る無様な奴が1人。
スネイプの割り込みに、ストレンジは嫌な表情を浮かべた。
「煩わしい、口閉じろ喋るなクズ野郎」
「黙れ! 教頭殿、先程の言葉はなんだ!?」
正直、答えたくないがそうしないと、スネイプは引き下がらない。
「如月の末裔の能力にはですね、まだあるんですよ。
世界を--いえ、恨んだ場所を破壊する能力が。
ビーストになって、親しい人物以外は全て消し去られたでしょう」
「な!?」
「もしテスカトリポカが生き返らなかったら、この忌々しいホグワーツは滅んでいたでしょうね。
………………………………………………実に、残念だ」
最後は本当に残念そうに、無表情で教頭は言った。
唖然とするスネイプとダンブルドアを残して、今だに泣いているユイの元へ、彼は向かう。