うつくしくないかたちでもよかった(*)
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「で、君の使い魔は?」
「今は医務室で眠っています。ポンフリーさんによれば、死んでいてもおかしくない高熱だと」
スネイプの問いかけに、ナズへの怒りを含めながらも答えた。
テスカトリポカは、医務室で熱を冷やされた後、少し落ち着いた表情で眠っている。
来る前、かなり苦しそうにしていたから。
状況を把握したユイは、スネイプに紙とペンと封筒を渡すよう頼む。
何に使うのかね、と問いかけてくるが、勿論無視。
スネイプから渡された紙に、カルデア学院にいる教頭へ向けて手紙を書く。
スネイプやベルフェゴールに見られないよう、なるべく伏せて書く彼女。
そんな彼女に、スネイプは言う。
「ユイ、我輩と来ないか?」
「はぁ?」
「我輩といれば、ナズへ止めるよう言える。奴は我輩の言う事なら、何でも聞くからだ」
まさかの言葉に手紙を書く手を止めて、スネイプを信じられない目で見る。
彼が言っている事は、こちら側に来なければテスカトリポカに容赦しないと言っているようなもの。
再び手紙を書く作業を開始しながら、
「断ります、そんな馬鹿な事」
「は、何故」
「何故? 本気で言ってます?
1回、自分達の馬鹿な所業を頭冷やして考えて下さい。
紙とペン、ありがとうございました。
それでは失礼」
馬鹿に言葉を返しながら書いた手紙をポケットに入れ、ソファから立ち上がり背を向ける。
一刻も早くこの臭い部屋から出て、テスカトリポカの捜索に向かいたかったから。
研究室から出て行く彼女を、スネイプは恋焦がれる様に見ていた。
ベルフェゴールはそんなスネイプを、呆れる様に見ている事しか出来ないのであった。
ダンブルドアにカルデア学院に送る手紙を託した後、ユイは再びテスカトリポカの様子を見る為、医務室へと向かっていた。
道中、憎きナズに出会ってしまう。
怒ればナズの思惑にハマってしまうのも癪なので、ここは努めて冷静に話す。
「ナズさん、捜していたのですが何処にいたんですか?」
「ふふ、何で私を捜していたのか、大方検討付いてるわ。
セブルスと私の使い魔に、結果張った事聞いたんでしょう」
やはりナズの仕業、か。
「どうしてテスカトリポカさんを? 私に用があるなら……」
「テスカトリポカを操り犠牲者出せばさ、その責任は誰に問われる?
勿論貴女よね! テスカトリポカと貴女は、責任問われホグワーツから追放!
これ以上無い筋書きよ!」
まるで悪い事してない、さも当たり前の様に告げるナズ。
何故そこまでして、私を目の敵に? と疑問を投げると、
「だってセブルスったら、貴女に恋してるのよ。それに、夢小説の王道に乗っかった私こそが! この魔法界に相応しいのよ!」
だから貴女を消す事にしたわ、とナズは言う。
外の雨は益々激しくなり、雷鳴が轟く。その様は、彼女の荒ぶる心を著している様であった。
ナズに何を言っても無駄だと悟り、無言で睨みを効かせた後、その場を離れた。
背を向けてもナズの厭な視線が突き刺さるのを感じながら、彼女は医務室を訪れる。
と、切羽詰まったポンフリーが、ユイに駆け寄って来た。
「ああ、丁度良いところに!」
「どうしたんですか?」
「どうしたも何も! 貴女の連れて来た患者が、ベッドにいないんですよ!」
ポンフリーと共にテスカトリポカのいたベッドに行くと、確かに姿が無い。
ベッドの布団も乱れていない為、自力でいなくなったのが見てとれる。
「熱もあって、自力で立つのもやっとだった彼が、一体何処に?」
ポンフリーの問い掛けに、彼女は答えなかった。
嫌な予感が頭を過っていたから……。
「今は医務室で眠っています。ポンフリーさんによれば、死んでいてもおかしくない高熱だと」
スネイプの問いかけに、ナズへの怒りを含めながらも答えた。
テスカトリポカは、医務室で熱を冷やされた後、少し落ち着いた表情で眠っている。
来る前、かなり苦しそうにしていたから。
状況を把握したユイは、スネイプに紙とペンと封筒を渡すよう頼む。
何に使うのかね、と問いかけてくるが、勿論無視。
スネイプから渡された紙に、カルデア学院にいる教頭へ向けて手紙を書く。
スネイプやベルフェゴールに見られないよう、なるべく伏せて書く彼女。
そんな彼女に、スネイプは言う。
「ユイ、我輩と来ないか?」
「はぁ?」
「我輩といれば、ナズへ止めるよう言える。奴は我輩の言う事なら、何でも聞くからだ」
まさかの言葉に手紙を書く手を止めて、スネイプを信じられない目で見る。
彼が言っている事は、こちら側に来なければテスカトリポカに容赦しないと言っているようなもの。
再び手紙を書く作業を開始しながら、
「断ります、そんな馬鹿な事」
「は、何故」
「何故? 本気で言ってます?
1回、自分達の馬鹿な所業を頭冷やして考えて下さい。
紙とペン、ありがとうございました。
それでは失礼」
馬鹿に言葉を返しながら書いた手紙をポケットに入れ、ソファから立ち上がり背を向ける。
一刻も早くこの臭い部屋から出て、テスカトリポカの捜索に向かいたかったから。
研究室から出て行く彼女を、スネイプは恋焦がれる様に見ていた。
ベルフェゴールはそんなスネイプを、呆れる様に見ている事しか出来ないのであった。
ダンブルドアにカルデア学院に送る手紙を託した後、ユイは再びテスカトリポカの様子を見る為、医務室へと向かっていた。
道中、憎きナズに出会ってしまう。
怒ればナズの思惑にハマってしまうのも癪なので、ここは努めて冷静に話す。
「ナズさん、捜していたのですが何処にいたんですか?」
「ふふ、何で私を捜していたのか、大方検討付いてるわ。
セブルスと私の使い魔に、結果張った事聞いたんでしょう」
やはりナズの仕業、か。
「どうしてテスカトリポカさんを? 私に用があるなら……」
「テスカトリポカを操り犠牲者出せばさ、その責任は誰に問われる?
勿論貴女よね! テスカトリポカと貴女は、責任問われホグワーツから追放!
これ以上無い筋書きよ!」
まるで悪い事してない、さも当たり前の様に告げるナズ。
何故そこまでして、私を目の敵に? と疑問を投げると、
「だってセブルスったら、貴女に恋してるのよ。それに、夢小説の王道に乗っかった私こそが! この魔法界に相応しいのよ!」
だから貴女を消す事にしたわ、とナズは言う。
外の雨は益々激しくなり、雷鳴が轟く。その様は、彼女の荒ぶる心を著している様であった。
ナズに何を言っても無駄だと悟り、無言で睨みを効かせた後、その場を離れた。
背を向けてもナズの厭な視線が突き刺さるのを感じながら、彼女は医務室を訪れる。
と、切羽詰まったポンフリーが、ユイに駆け寄って来た。
「ああ、丁度良いところに!」
「どうしたんですか?」
「どうしたも何も! 貴女の連れて来た患者が、ベッドにいないんですよ!」
ポンフリーと共にテスカトリポカのいたベッドに行くと、確かに姿が無い。
ベッドの布団も乱れていない為、自力でいなくなったのが見てとれる。
「熱もあって、自力で立つのもやっとだった彼が、一体何処に?」
ポンフリーの問い掛けに、彼女は答えなかった。
嫌な予感が頭を過っていたから……。