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「まぁ要するに」
とユイは頭を抱えたい衝動を抑えながら、慎重に言葉を紡ぐ。
「先に来た子と闇の勢力を炙り出して倒せば、元の世界に帰れると」
「そうじゃ。先来た子は、帰りたくないと言っておったがの」
フォフォとダンブルドアは笑う。
一先ず帰る条件は分かった。問題は。
「それまでの間、私は何処に?」
「移住食についてはホグワーツが負担する。儂が勝手に呼び寄せたからの。
面倒になる人物の元へは、セブルスが案内する。
ちなみにフルネームは、セブルス・スネイプじゃ」
好きに呼ぶとよいとダンブルドアがウインクすると、スネイプは嫌そうに顔を顰めた。
この2人、仲良くないのかな?
校長室を出て、スネイプの跡を追う。
ホグワーツの校内は、不気味な程静まり返っている。
「随分静かなんですね」
「今は就寝時間だからな。
明日になれば賑やかになる」
スネイプはそんなことも分からないのか、と言いたげだ。
分からないのは仕方ない。来たばかりだし。
やがてスネイプは、ベッドが沢山並んでいる部屋へと足を踏み入れた。
どうやら医務室らしい。
白い簡素なベッドが均等に並べられていた。
スネイプが医務室の端にある銀色のドアを、軽くノックする。
「何だ」
中から不機嫌な声が聞こえて、ユイは思わず身構えてしまう。
そんな彼女などお構いなく、用件を告げるスネイプ。
「これから貴様が面倒を見る奴を連れて来た。
変えるなら今の内ですぞ」
「冗談じゃねぇ。誰があんな奴の面倒見るか!!」
荒々しい声を響かせて、乱暴に部屋を開けて出て来たのは、白衣を着た男性であった。
「彼の名前は、スティーブン・ストレンジだ。
これから貴様の面倒を見る」
何やら不機嫌そうなスティーブンを尻目に、スネイプがご丁寧にも説明してくれた。
「あの、彼なんだか不機嫌そうですけど」
「いつも不機嫌だが、今日は特にだな」
「お前にだけは言われたくない。
お前がさっき、変えるとか馬鹿抜かしたからだ!」
スティーブンと言う男は、ユイより先に来た少女が気に食わない様だ。
いやどんだけ嫌われてるの? と言うより私が来る前に、先に来た子の面倒より私を見るって、どこまで把握してたのだろう?
もしユイがスティーブンのご期待に添えない様な性格だったら、どうしていたと言うのだろう?
「で、お前の名前は?」
「ユイ キサラギです。日本式だと如月 ユイです」
彼女の名前を聞いたストレンジは、何故か目を見開き、「あの……」と呟いていた。
知っているのだろうか? しかし、自分は別世界から来た人間。
ストレンジの知人に、もしかして同じ苗字の方が?
色々考えたが、ストレンジがそんな反応を見せたのは一瞬で、すぐに入れと彼女を促した。
取り敢えずここまで連れて来てくれたスネイプに礼を言い、ユイは部屋に足を踏み入れる。
先に部屋へ入った彼女は知らなかったが、スネイプとストレンジは互いを睨み合っていたのだった。
とユイは頭を抱えたい衝動を抑えながら、慎重に言葉を紡ぐ。
「先に来た子と闇の勢力を炙り出して倒せば、元の世界に帰れると」
「そうじゃ。先来た子は、帰りたくないと言っておったがの」
フォフォとダンブルドアは笑う。
一先ず帰る条件は分かった。問題は。
「それまでの間、私は何処に?」
「移住食についてはホグワーツが負担する。儂が勝手に呼び寄せたからの。
面倒になる人物の元へは、セブルスが案内する。
ちなみにフルネームは、セブルス・スネイプじゃ」
好きに呼ぶとよいとダンブルドアがウインクすると、スネイプは嫌そうに顔を顰めた。
この2人、仲良くないのかな?
校長室を出て、スネイプの跡を追う。
ホグワーツの校内は、不気味な程静まり返っている。
「随分静かなんですね」
「今は就寝時間だからな。
明日になれば賑やかになる」
スネイプはそんなことも分からないのか、と言いたげだ。
分からないのは仕方ない。来たばかりだし。
やがてスネイプは、ベッドが沢山並んでいる部屋へと足を踏み入れた。
どうやら医務室らしい。
白い簡素なベッドが均等に並べられていた。
スネイプが医務室の端にある銀色のドアを、軽くノックする。
「何だ」
中から不機嫌な声が聞こえて、ユイは思わず身構えてしまう。
そんな彼女などお構いなく、用件を告げるスネイプ。
「これから貴様が面倒を見る奴を連れて来た。
変えるなら今の内ですぞ」
「冗談じゃねぇ。誰があんな奴の面倒見るか!!」
荒々しい声を響かせて、乱暴に部屋を開けて出て来たのは、白衣を着た男性であった。
「彼の名前は、スティーブン・ストレンジだ。
これから貴様の面倒を見る」
何やら不機嫌そうなスティーブンを尻目に、スネイプがご丁寧にも説明してくれた。
「あの、彼なんだか不機嫌そうですけど」
「いつも不機嫌だが、今日は特にだな」
「お前にだけは言われたくない。
お前がさっき、変えるとか馬鹿抜かしたからだ!」
スティーブンと言う男は、ユイより先に来た少女が気に食わない様だ。
いやどんだけ嫌われてるの? と言うより私が来る前に、先に来た子の面倒より私を見るって、どこまで把握してたのだろう?
もしユイがスティーブンのご期待に添えない様な性格だったら、どうしていたと言うのだろう?
「で、お前の名前は?」
「ユイ キサラギです。日本式だと如月 ユイです」
彼女の名前を聞いたストレンジは、何故か目を見開き、「あの……」と呟いていた。
知っているのだろうか? しかし、自分は別世界から来た人間。
ストレンジの知人に、もしかして同じ苗字の方が?
色々考えたが、ストレンジがそんな反応を見せたのは一瞬で、すぐに入れと彼女を促した。
取り敢えずここまで連れて来てくれたスネイプに礼を言い、ユイは部屋に足を踏み入れる。
先に部屋へ入った彼女は知らなかったが、スネイプとストレンジは互いを睨み合っていたのだった。