心の善意
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温泉から上がり浴衣に着替え、元の服が入った袋を手に肌寒い廊下を歩く。
旅館だからと寒さを甘く見ていた……朝、何か羽織ろうか。
そう思考しながら廊下を歩いていると、偶然通り過ぎようとした部屋から、何か声が聞こえてくる。
聞き耳を立てると、やはりと言うか聞いた事ある声。
「セブルス、もっとぉ……」
「うわ、ちょいマジ?」
ナズの声とスネイプのイヤに荒い息遣いが、耳に入ってくる。
夜の営みの最中だと理解したユイは思わず再度、マジかよと呟く。
「ナズって未成年じゃなかったけ?
と言うか、ドア越しからでも声が聞こえるって」
「どうかなさいました?」
如月旅館の女将らしき人物が、ユイに声を掛けてきた。
実はですね、と聞いた事を話す。人の事を話すのは失礼だが、このままモヤモヤした気持ちのまま、部屋に帰るのは嫌だったから。
女将はユイの話を聞き、立ち聞きした旨をしかるどころか、不快に眉を顰めた。
「あの」
「如月旅館を、夜の営みに使うなんて……ふふ、ドア開けて邪魔しちゃいましょうか」
「そ、それはいくらなんでも失礼では?」
立ち聞きした自分が言うのもアレだが、流石にそれは駄目だ。あの2人が裸で抱き合ってるなど、見たくもないしと言うか見たくない絶対に!
それならまだ、自分に悪口などが届いた方がマシだ。
慌てて止めに入る彼女に、女将はそうですかと残念そうに言う。
「ならこうしましょう」
「へ?」
女将は声が聞こえるドアに向けて、パチンと指を鳴らす。
瞬間、聞こえていた不快な声が消えた。
「え、あ、貴女……魔法でも?」
「如月に住む人々の一部は、魔術が使える人もいますから。私もその1人です。
今のは渾沌の魔術です。きっと繋がりあったまま、気絶してますよ」
うふふ、と不気味に笑う女将。つまりあの2人は、糸切れた人形の様に気絶していると言う訳だ。
何をしても朝まで目覚めません、と女将は言い残してその場を満足そうに立ち去って行く。
どの様な状態で2人が気絶しているのか見てみたいが、流石に不法侵入になるので無理であった。
部屋に帰ると既に暗くなっており、敷布団がひかれていた。
ストレンジが気持ち良さそうに眠っているのを見て、呑気でいいなと、本人に聞かれたら怒られそうな事を考える。
布団に入って横になり、天井見上げながら今後の展開に思いを馳せた。
これから自分、どうなるのか? もしダンブルドアの言う、闇の勢力を倒して元の世界に戻るかという選択肢を与えられたら。
最初、当たり前に帰りたい気持ちはあった。見ず知らずの土地、しかも違う年代に放り込まれたのだ--帰りたくないという方が、どうかしている。
ナズなら帰りたくないの一点張りだろうが。
しかしストレンジやテスカトリポカに出会って。
そっと天井から、隣で眠っているストレンジを盗み見る。
相変わらず、目を覚ます気配無く、気持ち良さそうに眠っていた。
彼らに出会って、正直帰りたい気持ちは薄れつつある。
ナズに言えば間違いなく、そら見たことかと笑われそうで口にしないが。
難しい事を考えば考える程、不安になり眠れなくなる。
ユイはこれ以上思考する事を禁止にし、眠りに入る事に意識を集中。
集中した彼女には知る由もない事であったが、隣にいるストレンジがこっそり彼女を見ている事に気付かないのであった。
旅館だからと寒さを甘く見ていた……朝、何か羽織ろうか。
そう思考しながら廊下を歩いていると、偶然通り過ぎようとした部屋から、何か声が聞こえてくる。
聞き耳を立てると、やはりと言うか聞いた事ある声。
「セブルス、もっとぉ……」
「うわ、ちょいマジ?」
ナズの声とスネイプのイヤに荒い息遣いが、耳に入ってくる。
夜の営みの最中だと理解したユイは思わず再度、マジかよと呟く。
「ナズって未成年じゃなかったけ?
と言うか、ドア越しからでも声が聞こえるって」
「どうかなさいました?」
如月旅館の女将らしき人物が、ユイに声を掛けてきた。
実はですね、と聞いた事を話す。人の事を話すのは失礼だが、このままモヤモヤした気持ちのまま、部屋に帰るのは嫌だったから。
女将はユイの話を聞き、立ち聞きした旨をしかるどころか、不快に眉を顰めた。
「あの」
「如月旅館を、夜の営みに使うなんて……ふふ、ドア開けて邪魔しちゃいましょうか」
「そ、それはいくらなんでも失礼では?」
立ち聞きした自分が言うのもアレだが、流石にそれは駄目だ。あの2人が裸で抱き合ってるなど、見たくもないしと言うか見たくない絶対に!
それならまだ、自分に悪口などが届いた方がマシだ。
慌てて止めに入る彼女に、女将はそうですかと残念そうに言う。
「ならこうしましょう」
「へ?」
女将は声が聞こえるドアに向けて、パチンと指を鳴らす。
瞬間、聞こえていた不快な声が消えた。
「え、あ、貴女……魔法でも?」
「如月に住む人々の一部は、魔術が使える人もいますから。私もその1人です。
今のは渾沌の魔術です。きっと繋がりあったまま、気絶してますよ」
うふふ、と不気味に笑う女将。つまりあの2人は、糸切れた人形の様に気絶していると言う訳だ。
何をしても朝まで目覚めません、と女将は言い残してその場を満足そうに立ち去って行く。
どの様な状態で2人が気絶しているのか見てみたいが、流石に不法侵入になるので無理であった。
部屋に帰ると既に暗くなっており、敷布団がひかれていた。
ストレンジが気持ち良さそうに眠っているのを見て、呑気でいいなと、本人に聞かれたら怒られそうな事を考える。
布団に入って横になり、天井見上げながら今後の展開に思いを馳せた。
これから自分、どうなるのか? もしダンブルドアの言う、闇の勢力を倒して元の世界に戻るかという選択肢を与えられたら。
最初、当たり前に帰りたい気持ちはあった。見ず知らずの土地、しかも違う年代に放り込まれたのだ--帰りたくないという方が、どうかしている。
ナズなら帰りたくないの一点張りだろうが。
しかしストレンジやテスカトリポカに出会って。
そっと天井から、隣で眠っているストレンジを盗み見る。
相変わらず、目を覚ます気配無く、気持ち良さそうに眠っていた。
彼らに出会って、正直帰りたい気持ちは薄れつつある。
ナズに言えば間違いなく、そら見たことかと笑われそうで口にしないが。
難しい事を考えば考える程、不安になり眠れなくなる。
ユイはこれ以上思考する事を禁止にし、眠りに入る事に意識を集中。
集中した彼女には知る由もない事であったが、隣にいるストレンジがこっそり彼女を見ている事に気付かないのであった。