如月にて
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まさか如月に、自分と同じような存在を持つ者がいるとは思わなかった。
「貴方もだなんて……えっと」
あまりの事に言葉が出ない。だが今更ながら、目の前にいる人物の名前を、聞いていない事に気付く。
「ああ、僕の名前はシャーロックですよ」
「シャーロックって、あの英国探偵ですよね? 貴方は男性ですか?」
「さぁどうでしょう。貴女のご想像にお任せしますよ、女王陛下」
言葉の端々から男性っぽさを感じるが、身体の線は細く女性に見えなくもない。
ユイを女王陛下と呼びながら仰々しく頭を下げるシャーロックに、ストレンジは舌打ち。
巌窟王に、おいと声を掛ける。
「お前ならコイツの事を知ってんじゃねぇのか?
本名があの探偵と同じ、ってな訳ないだろ」
「俺は確かに本名を知っている。だが主人の許可無しに話せる訳なかろう」
巌窟王は低く、バリトンボイスの様な口調で話す。耳に残る様な低音ボイスに、ユイは。
「何で私の周りって、良い声する男ばかりなんですか?」
「ふん、その様な星の下に生まれたのだろう」
「真面目に返さないで下さいよ」
彼女のふざけた言葉に、ボケる事なくストレートに放つ巌窟王。
彼が微かに好意を感じる様な笑みを浮かべたのには、ユイは気付かなかった。
「で、知りたいのは何かな? 答えられる範囲で答えよう」
ユイは同じ使い魔を使役するシャーロックに、聞きたい事があると言った。
ただし、答えられる範囲でと言うのが条件。
「聞いても分からない、と思いますが、先程の縁さんと何故私は似ているのでしょうか?」
「ん、何だ知らなかったのかい?
如月縁は、この如月を創った末裔だよ。
だから君は彼女と顔立ちが似ているのさ」
待って聞き捨てならない単語が! 如月を創った?
「創った……って。そんな事、出来る訳ない!
神でもない限り!!」
「まぁ落ち着きなよ。それが出来たんだよ」
馬を宥めるみたいにユイに声を掛けて、説明を始める。
「ホグワーツが創設された1年後に、この如月は出来た。
如月を創ったのは、如月十夜。男みたいな名前だけど、女だよ。
だから如月に歴史が無いんだよ。なにせ、人の手で創られたからね」
シャーロックからホグワーツと言う言葉が出て来たのは、何か関係があるのか?
「十夜はいずれホグワーツが闇に染まり、悪が出て来るのを予感した。
彼女にも使い魔を使役する能力があったから、その力を得て如月を創ったんだ。
ホグワーツに出るであろう悪でさえ感知出来ない様なこの街をね。
自然に人が集まり、神社や駅も創られてこの都市が出来上がった」
「つまり悪の魔法使いによって迫害された人達の逃げ場って事、ですか?」
ユイの解答に、ぱちぱち拍手するシャーロック。正解だったらしい。
「如月十夜がその後どうなったかは知らない。
魔術界では街の一部になったと言う者もいるし、寿命を迎えたと言う者もいる。
魔術界で十夜は、まさに神の様な存在だ。
だから君も、如月十夜を色濃く受け継いでいるんだよ」
物語の中だけでしか起こり得ない話を、ユイはただただ放心と聞いていた。
「貴方もだなんて……えっと」
あまりの事に言葉が出ない。だが今更ながら、目の前にいる人物の名前を、聞いていない事に気付く。
「ああ、僕の名前はシャーロックですよ」
「シャーロックって、あの英国探偵ですよね? 貴方は男性ですか?」
「さぁどうでしょう。貴女のご想像にお任せしますよ、女王陛下」
言葉の端々から男性っぽさを感じるが、身体の線は細く女性に見えなくもない。
ユイを女王陛下と呼びながら仰々しく頭を下げるシャーロックに、ストレンジは舌打ち。
巌窟王に、おいと声を掛ける。
「お前ならコイツの事を知ってんじゃねぇのか?
本名があの探偵と同じ、ってな訳ないだろ」
「俺は確かに本名を知っている。だが主人の許可無しに話せる訳なかろう」
巌窟王は低く、バリトンボイスの様な口調で話す。耳に残る様な低音ボイスに、ユイは。
「何で私の周りって、良い声する男ばかりなんですか?」
「ふん、その様な星の下に生まれたのだろう」
「真面目に返さないで下さいよ」
彼女のふざけた言葉に、ボケる事なくストレートに放つ巌窟王。
彼が微かに好意を感じる様な笑みを浮かべたのには、ユイは気付かなかった。
「で、知りたいのは何かな? 答えられる範囲で答えよう」
ユイは同じ使い魔を使役するシャーロックに、聞きたい事があると言った。
ただし、答えられる範囲でと言うのが条件。
「聞いても分からない、と思いますが、先程の縁さんと何故私は似ているのでしょうか?」
「ん、何だ知らなかったのかい?
如月縁は、この如月を創った末裔だよ。
だから君は彼女と顔立ちが似ているのさ」
待って聞き捨てならない単語が! 如月を創った?
「創った……って。そんな事、出来る訳ない!
神でもない限り!!」
「まぁ落ち着きなよ。それが出来たんだよ」
馬を宥めるみたいにユイに声を掛けて、説明を始める。
「ホグワーツが創設された1年後に、この如月は出来た。
如月を創ったのは、如月十夜。男みたいな名前だけど、女だよ。
だから如月に歴史が無いんだよ。なにせ、人の手で創られたからね」
シャーロックからホグワーツと言う言葉が出て来たのは、何か関係があるのか?
「十夜はいずれホグワーツが闇に染まり、悪が出て来るのを予感した。
彼女にも使い魔を使役する能力があったから、その力を得て如月を創ったんだ。
ホグワーツに出るであろう悪でさえ感知出来ない様なこの街をね。
自然に人が集まり、神社や駅も創られてこの都市が出来上がった」
「つまり悪の魔法使いによって迫害された人達の逃げ場って事、ですか?」
ユイの解答に、ぱちぱち拍手するシャーロック。正解だったらしい。
「如月十夜がその後どうなったかは知らない。
魔術界では街の一部になったと言う者もいるし、寿命を迎えたと言う者もいる。
魔術界で十夜は、まさに神の様な存在だ。
だから君も、如月十夜を色濃く受け継いでいるんだよ」
物語の中だけでしか起こり得ない話を、ユイはただただ放心と聞いていた。