意外な話
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少し話いいかしら? とマリーに誘われ、ユイは人の気配が無いバラ園とやって来た。
話とは、先程のナズの事だろう。ユイとしても聞きたい事が彼女にあったので、渡に船である。
テスカトリポカを待たせるのは致し方ないが。
バラ園に着いた途端、マリーは何処からかタバコを取り出して火を付け吸い始めた。
「ちょっと、マリーさん! ここホグ……」
「何? 禁煙だと聞いてないもの。それにホグワーツは、私達には逆らえない」
タバコを吸い出す様は、どう見ても不良そのもの。
「私にだって裏の顔くらいあるわよ。頼られる生徒会長の裏の顔は、教頭くらいね知ってるの」
「いや分かるんですけど」
マリーにとってこれがOFFの姿なのだろう。なら何も言えない。誰にも息抜きは必要だから。
「私に聞きたい事、あるんでしょう?」
「え、マリーさんからは」
「私が誘い出したのは、貴女が何か聞きたそうだったから。あそこじゃ、人目もあるし話せないでしょ」
だから話してと、タバコを吸いながら言った。
言葉に甘え、マリーの言動を思い出しながら、
「貴女、スネイプ先生に分かってるからって言ってましたよね。
アレはどう言う?」
「ホグワーツの闇の勢力が落ちぶれた1年後に、教頭宛てに菓子が届いたの。
それ実はホグワーツから送られてきた、毒入りの菓子」
マリーの言葉に目を見張るが、構わず続ける彼女。
「勿論、私達は毒では死なない。それを知らずに送って来たバカは、この学校に1人だけ。
犯人は2人に絞られた。魔法薬学の先生か、薬草学の先生か。
薬草学の先生は穏やかそうだったから除外したわ。ただ、魔法薬学の」
「分かりました、もう十分です」
つまりその発端が、カルデア学院がホグワーツに戦争を吹っかけた理由。
しかし戦争がなかったのは、先程の場面のダンブルドアから察せられた。
あの時も、ダンブルドアが謝ったから。
「全面戦争になったら、私も?」
「あら貴女は教頭のお気に入りだから消さないわ。あと、ストレンジもテスカトリポカもね」
意外な名前が飛び出し、思わず問い掛けた。
「どうしてあの2人の名前を?」
「ストレンジはカルデア学院の卒業生だもの。テスカトリポカは、貴女と大広間に入って来るのを見て、あのナズが名前を呼んでたから」
何でもないように、マリーは言った。
ストレンジがカルデア学院の卒業生? と再度聞くと、マリーは頷いた。
「ホグワーツに引き渡すまで、ね。ホグワーツからストレンジを欲しがったの。闇の勢力で人が足りないから、雑用で欲しいって」
聞けばカルデア学院は、ホグワーツから戦いの加勢を頼まれたのだと。そこで頭角を示したのが、ストレンジだった。
圧倒的な魔術で敵を捩じ伏せる様は、ホグワーツにとって喉から手が出る程欲しい存在。
「でもね、魔術は住む土地によって弱まったりするの。ストレンジが闇の勢力と戦った場所は、魔術と相性が良かった。のだけどね」
ホグワーツは魔法の世界、ストレンジの魔術は急激に弱まる事になる。
以来、ストレンジにとってホグワーツは、住み心地悪い場所となるのであった。
「ストレンジ先生は、じゃあ」
「逃げたいけど、あのスネイプが何かしら圧を掛けているのかもね。
逃げたら負けだって言う」
「ホグワーツはカルデア学院に、返し切れない恩があるのに……それを恩を仇で返すような真似を」
彼女の怒りにマリーが、分かるわと同意する。
助けたいのは山々であるが、カルデア学院に害を及ぼす程ではない為、助けられないのだと。
「だからさっきのホグワーツ全面戦争で、隙を見て助けられたらって思ったのよ。
まぁ、無駄になったけど」
吐き捨てる様に言い、タバコを地面に落として荒々しく右足で踏み付けるマリー。
白いパンプスが汚れるのも、お構いなしだ。
「じゃあ私はもう行くわ。貴女に会えて良かった」
「私も、です。カルデア学院、いつか行っていいですか?」
「貴女なら大歓迎よ。
その時は、ストレンジも一緒に連れて来てね」
彼女の中で現代に帰ると言う目標プラス、ストレンジを救うと言う、新たな計画が加わった。
話とは、先程のナズの事だろう。ユイとしても聞きたい事が彼女にあったので、渡に船である。
テスカトリポカを待たせるのは致し方ないが。
バラ園に着いた途端、マリーは何処からかタバコを取り出して火を付け吸い始めた。
「ちょっと、マリーさん! ここホグ……」
「何? 禁煙だと聞いてないもの。それにホグワーツは、私達には逆らえない」
タバコを吸い出す様は、どう見ても不良そのもの。
「私にだって裏の顔くらいあるわよ。頼られる生徒会長の裏の顔は、教頭くらいね知ってるの」
「いや分かるんですけど」
マリーにとってこれがOFFの姿なのだろう。なら何も言えない。誰にも息抜きは必要だから。
「私に聞きたい事、あるんでしょう?」
「え、マリーさんからは」
「私が誘い出したのは、貴女が何か聞きたそうだったから。あそこじゃ、人目もあるし話せないでしょ」
だから話してと、タバコを吸いながら言った。
言葉に甘え、マリーの言動を思い出しながら、
「貴女、スネイプ先生に分かってるからって言ってましたよね。
アレはどう言う?」
「ホグワーツの闇の勢力が落ちぶれた1年後に、教頭宛てに菓子が届いたの。
それ実はホグワーツから送られてきた、毒入りの菓子」
マリーの言葉に目を見張るが、構わず続ける彼女。
「勿論、私達は毒では死なない。それを知らずに送って来たバカは、この学校に1人だけ。
犯人は2人に絞られた。魔法薬学の先生か、薬草学の先生か。
薬草学の先生は穏やかそうだったから除外したわ。ただ、魔法薬学の」
「分かりました、もう十分です」
つまりその発端が、カルデア学院がホグワーツに戦争を吹っかけた理由。
しかし戦争がなかったのは、先程の場面のダンブルドアから察せられた。
あの時も、ダンブルドアが謝ったから。
「全面戦争になったら、私も?」
「あら貴女は教頭のお気に入りだから消さないわ。あと、ストレンジもテスカトリポカもね」
意外な名前が飛び出し、思わず問い掛けた。
「どうしてあの2人の名前を?」
「ストレンジはカルデア学院の卒業生だもの。テスカトリポカは、貴女と大広間に入って来るのを見て、あのナズが名前を呼んでたから」
何でもないように、マリーは言った。
ストレンジがカルデア学院の卒業生? と再度聞くと、マリーは頷いた。
「ホグワーツに引き渡すまで、ね。ホグワーツからストレンジを欲しがったの。闇の勢力で人が足りないから、雑用で欲しいって」
聞けばカルデア学院は、ホグワーツから戦いの加勢を頼まれたのだと。そこで頭角を示したのが、ストレンジだった。
圧倒的な魔術で敵を捩じ伏せる様は、ホグワーツにとって喉から手が出る程欲しい存在。
「でもね、魔術は住む土地によって弱まったりするの。ストレンジが闇の勢力と戦った場所は、魔術と相性が良かった。のだけどね」
ホグワーツは魔法の世界、ストレンジの魔術は急激に弱まる事になる。
以来、ストレンジにとってホグワーツは、住み心地悪い場所となるのであった。
「ストレンジ先生は、じゃあ」
「逃げたいけど、あのスネイプが何かしら圧を掛けているのかもね。
逃げたら負けだって言う」
「ホグワーツはカルデア学院に、返し切れない恩があるのに……それを恩を仇で返すような真似を」
彼女の怒りにマリーが、分かるわと同意する。
助けたいのは山々であるが、カルデア学院に害を及ぼす程ではない為、助けられないのだと。
「だからさっきのホグワーツ全面戦争で、隙を見て助けられたらって思ったのよ。
まぁ、無駄になったけど」
吐き捨てる様に言い、タバコを地面に落として荒々しく右足で踏み付けるマリー。
白いパンプスが汚れるのも、お構いなしだ。
「じゃあ私はもう行くわ。貴女に会えて良かった」
「私も、です。カルデア学院、いつか行っていいですか?」
「貴女なら大歓迎よ。
その時は、ストレンジも一緒に連れて来てね」
彼女の中で現代に帰ると言う目標プラス、ストレンジを救うと言う、新たな計画が加わった。