神の憂鬱
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その夜、ナズがぷりぷりしながらテスカトリポカを伴ってユイの部屋へやって来た。
「全く、貴方のところの使い魔、かっこいいだけで役に立たないんだけど」
「交換しようって自分から言って、そんな不平不満言われましても」
「責任取りな……ちょっと、隣いるの誰?」
ゲンナリした表情のテスカトリポカを見つめていた為、ユイはナズの問い掛けをスルーしてしまうところであった。
慌てて、この方はですねと返事を返す。
「貴女のベルヘェゴールを、変身魔法で変えてみました。と言っても、変えたのは彼自身ですけど」
「ふーん、やるじゃない。前より見た目良くなってるし。ま、セブルス程じゃないけど。
テスカトリポカも、セブルス程でもなかったしね」
この子は一々余計な事言わな、気が済まんのかコラ。
ベルヘェゴールは特に気分害した様子皆無だが、テスカトリポカは早くマスターの所に戻りたそうにモジモジしている、可愛い。
なんだか小動物みたいだ……神だけど。
もうちょっと困った様子見たさに、ナズに預けようかと思案するが、神を雑に扱えばバチが当たりそうなので止める事にしよう。
ちなみに私は、スネイプかテスカトリポカ、どっちかっこいいか聞かれたら、間違いなく後者を選ぶ。文句ある?
イケメン化したベルヘェゴールを満足そうに引き立って、部屋を出て行ったナズが見えなくなり、テスカトリポカは憂鬱にため息を吐く。
「はぁ……マジで地獄だったぜ」
「散々でしたね、すみません。ところで、あちらはどうでした? 一応、スネイプとナズの偵察目的含めて送りましたが」
「そんな意味もあったのか?」
勿論今考え付いたが、実はただ単に面白そうだったからなんて言えない。それらしい理由を付けないと、バチが当たると思ったから。
テスカトリポカ……アステカ神話の黒い太陽の神。現代風の衣装に身を包んでいるが、神は神である。
真剣に頷くユイを、テスカトリポカは疑いもせずに言葉を発した。
「あいつら、夜な夜な営みしやがってて、煩いだけだったぞ」
「営みって、まさか」
「夜の営み、だよ。ロマンチックなカケラも無かった。
キィキィ騒ぎふためて、猿みたいな奴等だよ」
ったく、とテスカトリポカは舌打ち混じりに言った。
「ナズって何歳だっけ?」
「16だとよ」
「成人してないのに、夜の営み!? スネイプは何も言わないの? 抵抗は!?」
「手慣れてる感じだった。嫌々やってる感じでもなかった。あいつら、理性が蒸発してやがる。
クソだよ、猿どもめ」
テスカトリポカ曰く、彼の目の前で平然と営みし、挙句に自分まで誘われる始末だったと言う。
スネイプもニヤリと笑いながら、テスカトリポカを見るだけで、ナズを止める気配はなかった。
「嫌になって、お前の元へ帰るまでずっと霊体化してた。
そうやってもアイツらの耳障りな声はなくならねぇ!
どうすりゃ……って、何の真似だ?」
「申し訳ないと思ったから、抱きしめてます。何かで読みましたが、抱きしめると魔力を補給出来るらしく」
多分魔導書、だったか。主人と離れた使い魔は、魔力を消費するため、感情が不安定になると言う。
今のテスカトリポカはまさにそれだと思ったため、こうして抱きしめている訳だが。
「不服ならやめます。営みを連想させるなら」
「悪くねぇ。微かにだが、ちょっとアイツらの耳障りな声、無くなった気がする」
テスカトリポカが安心した様に、ぎゅっと抱きしめ返してくる。
イケメンに抱きしめられるのは、成る程悪くない。
それに暖かいし、微かな心臓の鼓動も……うん、悪くないなぁ。
互いに抱きしめ合っている最中、用事を終えたらしいストレンジが部屋に入って来た。
「込み入った事情だったか、すまない」
「「違う!!」」
テスカトリポカとユイの声がハモったのは、言うまでもない。
「全く、貴方のところの使い魔、かっこいいだけで役に立たないんだけど」
「交換しようって自分から言って、そんな不平不満言われましても」
「責任取りな……ちょっと、隣いるの誰?」
ゲンナリした表情のテスカトリポカを見つめていた為、ユイはナズの問い掛けをスルーしてしまうところであった。
慌てて、この方はですねと返事を返す。
「貴女のベルヘェゴールを、変身魔法で変えてみました。と言っても、変えたのは彼自身ですけど」
「ふーん、やるじゃない。前より見た目良くなってるし。ま、セブルス程じゃないけど。
テスカトリポカも、セブルス程でもなかったしね」
この子は一々余計な事言わな、気が済まんのかコラ。
ベルヘェゴールは特に気分害した様子皆無だが、テスカトリポカは早くマスターの所に戻りたそうにモジモジしている、可愛い。
なんだか小動物みたいだ……神だけど。
もうちょっと困った様子見たさに、ナズに預けようかと思案するが、神を雑に扱えばバチが当たりそうなので止める事にしよう。
ちなみに私は、スネイプかテスカトリポカ、どっちかっこいいか聞かれたら、間違いなく後者を選ぶ。文句ある?
イケメン化したベルヘェゴールを満足そうに引き立って、部屋を出て行ったナズが見えなくなり、テスカトリポカは憂鬱にため息を吐く。
「はぁ……マジで地獄だったぜ」
「散々でしたね、すみません。ところで、あちらはどうでした? 一応、スネイプとナズの偵察目的含めて送りましたが」
「そんな意味もあったのか?」
勿論今考え付いたが、実はただ単に面白そうだったからなんて言えない。それらしい理由を付けないと、バチが当たると思ったから。
テスカトリポカ……アステカ神話の黒い太陽の神。現代風の衣装に身を包んでいるが、神は神である。
真剣に頷くユイを、テスカトリポカは疑いもせずに言葉を発した。
「あいつら、夜な夜な営みしやがってて、煩いだけだったぞ」
「営みって、まさか」
「夜の営み、だよ。ロマンチックなカケラも無かった。
キィキィ騒ぎふためて、猿みたいな奴等だよ」
ったく、とテスカトリポカは舌打ち混じりに言った。
「ナズって何歳だっけ?」
「16だとよ」
「成人してないのに、夜の営み!? スネイプは何も言わないの? 抵抗は!?」
「手慣れてる感じだった。嫌々やってる感じでもなかった。あいつら、理性が蒸発してやがる。
クソだよ、猿どもめ」
テスカトリポカ曰く、彼の目の前で平然と営みし、挙句に自分まで誘われる始末だったと言う。
スネイプもニヤリと笑いながら、テスカトリポカを見るだけで、ナズを止める気配はなかった。
「嫌になって、お前の元へ帰るまでずっと霊体化してた。
そうやってもアイツらの耳障りな声はなくならねぇ!
どうすりゃ……って、何の真似だ?」
「申し訳ないと思ったから、抱きしめてます。何かで読みましたが、抱きしめると魔力を補給出来るらしく」
多分魔導書、だったか。主人と離れた使い魔は、魔力を消費するため、感情が不安定になると言う。
今のテスカトリポカはまさにそれだと思ったため、こうして抱きしめている訳だが。
「不服ならやめます。営みを連想させるなら」
「悪くねぇ。微かにだが、ちょっとアイツらの耳障りな声、無くなった気がする」
テスカトリポカが安心した様に、ぎゅっと抱きしめ返してくる。
イケメンに抱きしめられるのは、成る程悪くない。
それに暖かいし、微かな心臓の鼓動も……うん、悪くないなぁ。
互いに抱きしめ合っている最中、用事を終えたらしいストレンジが部屋に入って来た。
「込み入った事情だったか、すまない」
「「違う!!」」
テスカトリポカとユイの声がハモったのは、言うまでもない。