異空間
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初め彼を見た時、まるで彼岸花の化身かと思った。
美しく毒があり、まるで秋の新月の夜に咲く、彼岸花の化身の様な男。
月下美人、と言う言葉がしっくり来るかもしれない。
だから"彼”を見た瞬間、思わず。
「綺麗」
呟いた言葉に、ダンブルドアはそうじゃろと言う。
「ホグワーツ1、綺麗な男性じゃからの。
名前は鬼舞辻無惨じゃ」
「き、ぶ?」
「鬼に舞、辻と無と惨劇の惨で、鬼舞辻無惨だ」
名前からして貴族感漂う風貌だなと思った。
実際、お金持ちではあるのかもしれない。
上着だって素人目の私にも、高級だって分かるし。
まじまじ見ていると、無惨と名乗った男性は小首傾げる。
「何か?」
「あ、いえ。そ、それよりダンブルドア先生! 私の役職と言うのは?」
「君には無惨の補佐をしてもらいたいと思っての」
なんでもない様に、至極当たり前の様にダンブルドアは言う。
が、ユイにとっては、当たり前ではない。
「わ、私みたいな異物がこんな綺麗な方の補佐だなんて、勿体無い気します!」
「そこは頼まれてくれんかの? 何、無惨だけでなく他の教師の補佐も、君に任せたいのじゃ。
君より先に来た子は、セブルスの世話だけしたいと言って聞かなくての」
しんみりと頼まれれば、引き受けざるを得ない。
分かりましたと頷くと顔を輝かせてくるのだから、この先生は中々策士だ。
と、すっかり存在忘れていたスネイプが、話終わりましたかなと不満気に言う。
「終わったぞ。セブルス、明日彼女に先に来た子の紹介を頼むぞ。もしかしたら、仲良くなれるかもしれん」
「果たしてどうでしょうな。
あの派手な奴と釣り合うか、はたまた謎ですがな」
睨む様にこちらを見てくるので、ユイにとってスネイプはかなり苦手な部類に入った。
確かに違う世界からこの世界に来た異物だが、そんな睨まなくても。
先が思いやられると内心落ち込んでいる時に、無惨が言った。
「そんなにユイを睨まないであげたまえ。
彼女だって馴染もうと、これから努力していくと思うよ」
「…………」
朗らかに言葉紡ぐ無惨を、スネイプはそれはもう不満そうに睨み付けていた。
なんだか仲悪いのかな、この2人。
スネイプやダンブルドアと別れ、無惨の後を付いて行く。
学校という割にはかなり静かだ。理由聞くと今は、夏休みだからだと言う。
「秋には入学式があってね。
そこが日本と決定的に違うんだよ」
「教師の少なさ、もですよね。
ひと教科を同じ教師で、全学年をだなんて驚きました」
ダンブルドアから先程、ホグワーツについて簡単にではあるが説明を受けていた。
聞けば聞く程、補佐なるものがどれだけ必要か嫌でも理解出来る。
「セブルスの補佐は、愛川ナズナがやる事になっている。
君は私の主な担当及び、他教師の補佐だ」
「聞こえいいですけど、所謂雑用ですよね。
あと、私より先に来た子って、もしかしてそのナズナと言う人ですか?」
さりげなく日本人の名前入っていたので、ユイは無惨に聞いた。
これに彼は頷く。
「何故かやたらスネイプを気に入っていてね。
私としても、何故あんな奴気にいるか分からない。不潔そうで地下に篭りっきりのあいつなんか………」
「何だか分かりました、はい」
無惨はスネイプが嫌いなのだろう。
やたら早口で足を止める事なく言う。
会話を切り替えたくて、ユイは別のことを聞いた。
そういえば無惨さんの担当は? と彼女は尋ねる。
「闇の魔術に対する防衛術だよ。最も私の場合、あまり魔法使わないから魔法授業じゃないと言われるがね」
「魔法、嫌いなんですか?」
「好きでも嫌いでもない。ただ使いようによっては、傷付けるものにもなる。
そう言ったら、嫌いの部類に入るのかもしれない」
前歩く無惨からの声音に、微かに怒りが滲んでる気がする。
魔法に対する苦い記憶、でもあるのだろうか?
魔法学校にいながら魔法嫌いなんて、なんだか変わってるなと思う。
人の嗜好などそれぞれだから、ユイは何も言わずに無惨の後を付いて行った。
着いたのは無惨が普段、闇の魔術に対する防衛術を行う教室の隣にある部屋だった。
「担当する科目を行う教室の隣に、主に教師の部屋がある」
中へ入ると、黒を基調とした生活に必要最低限の物だけが揃った殺風景な部屋であった。
だがテストの採点や書き物を行うであろうテーブルの背後には、瓶詰めされた薬品や分厚く難しそうな本が並べられた棚がある。
「君の部屋はここだ。何か必要な物があれば、遠慮なく私に言うといい」
更に奥の部屋を開けると無惨の部屋程広くはないが、ベッドと恐らく服入っているであろう、タンスがあった。
タンスの隣に書き物机もある。
「ありがとうございます、色々と」
「狭いだろうが、暫く我慢してくれ。
別の部屋の準備整い次第、こことは別れる事になるから」
明日は必要な物を買いに行こう、と言って、無惨は部屋を出て行った。
美しく毒があり、まるで秋の新月の夜に咲く、彼岸花の化身の様な男。
月下美人、と言う言葉がしっくり来るかもしれない。
だから"彼”を見た瞬間、思わず。
「綺麗」
呟いた言葉に、ダンブルドアはそうじゃろと言う。
「ホグワーツ1、綺麗な男性じゃからの。
名前は鬼舞辻無惨じゃ」
「き、ぶ?」
「鬼に舞、辻と無と惨劇の惨で、鬼舞辻無惨だ」
名前からして貴族感漂う風貌だなと思った。
実際、お金持ちではあるのかもしれない。
上着だって素人目の私にも、高級だって分かるし。
まじまじ見ていると、無惨と名乗った男性は小首傾げる。
「何か?」
「あ、いえ。そ、それよりダンブルドア先生! 私の役職と言うのは?」
「君には無惨の補佐をしてもらいたいと思っての」
なんでもない様に、至極当たり前の様にダンブルドアは言う。
が、ユイにとっては、当たり前ではない。
「わ、私みたいな異物がこんな綺麗な方の補佐だなんて、勿体無い気します!」
「そこは頼まれてくれんかの? 何、無惨だけでなく他の教師の補佐も、君に任せたいのじゃ。
君より先に来た子は、セブルスの世話だけしたいと言って聞かなくての」
しんみりと頼まれれば、引き受けざるを得ない。
分かりましたと頷くと顔を輝かせてくるのだから、この先生は中々策士だ。
と、すっかり存在忘れていたスネイプが、話終わりましたかなと不満気に言う。
「終わったぞ。セブルス、明日彼女に先に来た子の紹介を頼むぞ。もしかしたら、仲良くなれるかもしれん」
「果たしてどうでしょうな。
あの派手な奴と釣り合うか、はたまた謎ですがな」
睨む様にこちらを見てくるので、ユイにとってスネイプはかなり苦手な部類に入った。
確かに違う世界からこの世界に来た異物だが、そんな睨まなくても。
先が思いやられると内心落ち込んでいる時に、無惨が言った。
「そんなにユイを睨まないであげたまえ。
彼女だって馴染もうと、これから努力していくと思うよ」
「…………」
朗らかに言葉紡ぐ無惨を、スネイプはそれはもう不満そうに睨み付けていた。
なんだか仲悪いのかな、この2人。
スネイプやダンブルドアと別れ、無惨の後を付いて行く。
学校という割にはかなり静かだ。理由聞くと今は、夏休みだからだと言う。
「秋には入学式があってね。
そこが日本と決定的に違うんだよ」
「教師の少なさ、もですよね。
ひと教科を同じ教師で、全学年をだなんて驚きました」
ダンブルドアから先程、ホグワーツについて簡単にではあるが説明を受けていた。
聞けば聞く程、補佐なるものがどれだけ必要か嫌でも理解出来る。
「セブルスの補佐は、愛川ナズナがやる事になっている。
君は私の主な担当及び、他教師の補佐だ」
「聞こえいいですけど、所謂雑用ですよね。
あと、私より先に来た子って、もしかしてそのナズナと言う人ですか?」
さりげなく日本人の名前入っていたので、ユイは無惨に聞いた。
これに彼は頷く。
「何故かやたらスネイプを気に入っていてね。
私としても、何故あんな奴気にいるか分からない。不潔そうで地下に篭りっきりのあいつなんか………」
「何だか分かりました、はい」
無惨はスネイプが嫌いなのだろう。
やたら早口で足を止める事なく言う。
会話を切り替えたくて、ユイは別のことを聞いた。
そういえば無惨さんの担当は? と彼女は尋ねる。
「闇の魔術に対する防衛術だよ。最も私の場合、あまり魔法使わないから魔法授業じゃないと言われるがね」
「魔法、嫌いなんですか?」
「好きでも嫌いでもない。ただ使いようによっては、傷付けるものにもなる。
そう言ったら、嫌いの部類に入るのかもしれない」
前歩く無惨からの声音に、微かに怒りが滲んでる気がする。
魔法に対する苦い記憶、でもあるのだろうか?
魔法学校にいながら魔法嫌いなんて、なんだか変わってるなと思う。
人の嗜好などそれぞれだから、ユイは何も言わずに無惨の後を付いて行った。
着いたのは無惨が普段、闇の魔術に対する防衛術を行う教室の隣にある部屋だった。
「担当する科目を行う教室の隣に、主に教師の部屋がある」
中へ入ると、黒を基調とした生活に必要最低限の物だけが揃った殺風景な部屋であった。
だがテストの採点や書き物を行うであろうテーブルの背後には、瓶詰めされた薬品や分厚く難しそうな本が並べられた棚がある。
「君の部屋はここだ。何か必要な物があれば、遠慮なく私に言うといい」
更に奥の部屋を開けると無惨の部屋程広くはないが、ベッドと恐らく服入っているであろう、タンスがあった。
タンスの隣に書き物机もある。
「ありがとうございます、色々と」
「狭いだろうが、暫く我慢してくれ。
別の部屋の準備整い次第、こことは別れる事になるから」
明日は必要な物を買いに行こう、と言って、無惨は部屋を出て行った。
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