終わっていない
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全てが終わり、ようやく帰ろうとしたのだが。
「れ?」
フラッとユイは、倒れそうになった。と同時に、凄まじい眠気も同時に襲って来る。
「ユイ、大丈夫かい?」
「シャーロック、さん……ごめ、なんか眠くて」
「テスカトリポカが、魔力を使ったからだろう。きっとその反動だ」
シャーロックの言葉に、テスカトリポカはなんだそれと苛立つ。
「俺は魔力なんて使ってねぇぞ」
「無意識に、だよ。マスターの為にと、無意識に魔力を使ってあの攻撃を避けていたんだ」
あの攻撃とは、マセルの魔法だ。
最後に奥の手と言う技を受けたが、アレも無意識に自身の魔力で。
「ん、待てよ。自分の魔力だけなら、マスターは大丈夫だろう?」
「だから君は、無意識にマスターの魔力をも消費していたんだ。
自身の魔力とマスターの魔力を。
これで分かったかね」
彼女の肩を抱きながら問い掛けてくるシャーロックは、何故か得意げだ。
シャーロックの言い分が正しいにしても、テスカトリポカには頷くなど出来なかった。
結局ユイは眠り込んでしまった。そのままシャーロックが、運ぶのかと思いきや。
「私はデイビットに用があるのでね。君が運んではくれないか?」
「俺が? いや、高杉の野郎は」
「いないよ。何処へ行ったか知らないが、今この場にいない」
だから君にしか頼めない、と珍しくシャーロックが、真剣にテスカトリポカに言ってきた。
そんなシャーロックを揶揄いたいのは山々だが、彼女の目を覚ましてまた負担になられては困る。
「分かったよ。俺の責任でもあるしな。
マスターは目を覚ますのか?」
「魔力の減少による睡魔だからね、目が覚めるのには時間が掛かる」
死なないと聞いて、テスカトリポカは知らず安堵した。
自身の無意識による、マスターの魔力消費で死なれては恥も良いところ。
シャーロックから託された彼女を、テスカトリポカは背中におぶさって運ぶ事にしたが……。
色々柔らかいところが当たっているのには、気付かないことにした。
彼女をおぶさって家まで運び、テスカトリポカはベッドに寝かせる。
横たえても、起きる気配さえ無い。
今までの緊張もあったのか、糸が切れた様にぐっすり眠り込んでいた。
「アイツの話だと、時間は掛かるが必ず目を覚ますらしいからな。
何にせよ、お疲れユイ。
今はよく眠れ。
戦士にも、休息は必要だからな」
優しく語り掛けながら、彼はユイの頭を撫でる。
うーん、と呻きながらスヤスヤ眠る彼女。
目が覚めたら色々な処理に追われるだろうし、出来たら今だけは安らかに眠っていてほしい。
何もかも、不安を忘れて。
自分も居間で休息を摂るか、とドアに向かったところで、苦し気なユイの声がした。
振り向いて様子を見ると、彼女は汗を浮かべて呻いている。
近寄って確認すると、どうやら彼女は夢ーーそれも悪い夢を見ているようだ。
「や、やだ……来ないで。ユ、悠二さん、ご……めんなさい。
戻ります、から。私のサーヴァントには」
彼女から悠二と言う名前を聞き、テスカトリポカは怒りに震える。
夢にまで現れ、ユイを苦しめるか?
全ては終わったと思っていたが、同時に彼女がこの夢を見るのは、偶然だろうか?
「野郎……」
テスカトリポカはギリっと拳を握り締め、ドスの効いた口調で呻く。
「休息は後回しだ。
まず先にやるべき事は」
彼の目に、静かな青い炎が纏っていた。
奴に地獄を見せてやるという決意と共に、テスカトリポカは部屋を後にする。
「れ?」
フラッとユイは、倒れそうになった。と同時に、凄まじい眠気も同時に襲って来る。
「ユイ、大丈夫かい?」
「シャーロック、さん……ごめ、なんか眠くて」
「テスカトリポカが、魔力を使ったからだろう。きっとその反動だ」
シャーロックの言葉に、テスカトリポカはなんだそれと苛立つ。
「俺は魔力なんて使ってねぇぞ」
「無意識に、だよ。マスターの為にと、無意識に魔力を使ってあの攻撃を避けていたんだ」
あの攻撃とは、マセルの魔法だ。
最後に奥の手と言う技を受けたが、アレも無意識に自身の魔力で。
「ん、待てよ。自分の魔力だけなら、マスターは大丈夫だろう?」
「だから君は、無意識にマスターの魔力をも消費していたんだ。
自身の魔力とマスターの魔力を。
これで分かったかね」
彼女の肩を抱きながら問い掛けてくるシャーロックは、何故か得意げだ。
シャーロックの言い分が正しいにしても、テスカトリポカには頷くなど出来なかった。
結局ユイは眠り込んでしまった。そのままシャーロックが、運ぶのかと思いきや。
「私はデイビットに用があるのでね。君が運んではくれないか?」
「俺が? いや、高杉の野郎は」
「いないよ。何処へ行ったか知らないが、今この場にいない」
だから君にしか頼めない、と珍しくシャーロックが、真剣にテスカトリポカに言ってきた。
そんなシャーロックを揶揄いたいのは山々だが、彼女の目を覚ましてまた負担になられては困る。
「分かったよ。俺の責任でもあるしな。
マスターは目を覚ますのか?」
「魔力の減少による睡魔だからね、目が覚めるのには時間が掛かる」
死なないと聞いて、テスカトリポカは知らず安堵した。
自身の無意識による、マスターの魔力消費で死なれては恥も良いところ。
シャーロックから託された彼女を、テスカトリポカは背中におぶさって運ぶ事にしたが……。
色々柔らかいところが当たっているのには、気付かないことにした。
彼女をおぶさって家まで運び、テスカトリポカはベッドに寝かせる。
横たえても、起きる気配さえ無い。
今までの緊張もあったのか、糸が切れた様にぐっすり眠り込んでいた。
「アイツの話だと、時間は掛かるが必ず目を覚ますらしいからな。
何にせよ、お疲れユイ。
今はよく眠れ。
戦士にも、休息は必要だからな」
優しく語り掛けながら、彼はユイの頭を撫でる。
うーん、と呻きながらスヤスヤ眠る彼女。
目が覚めたら色々な処理に追われるだろうし、出来たら今だけは安らかに眠っていてほしい。
何もかも、不安を忘れて。
自分も居間で休息を摂るか、とドアに向かったところで、苦し気なユイの声がした。
振り向いて様子を見ると、彼女は汗を浮かべて呻いている。
近寄って確認すると、どうやら彼女は夢ーーそれも悪い夢を見ているようだ。
「や、やだ……来ないで。ユ、悠二さん、ご……めんなさい。
戻ります、から。私のサーヴァントには」
彼女から悠二と言う名前を聞き、テスカトリポカは怒りに震える。
夢にまで現れ、ユイを苦しめるか?
全ては終わったと思っていたが、同時に彼女がこの夢を見るのは、偶然だろうか?
「野郎……」
テスカトリポカはギリっと拳を握り締め、ドスの効いた口調で呻く。
「休息は後回しだ。
まず先にやるべき事は」
彼の目に、静かな青い炎が纏っていた。
奴に地獄を見せてやるという決意と共に、テスカトリポカは部屋を後にする。