戦いの火蓋
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結界を張った、ダダ広っい広場の真ん中で、マセルはユイが来るのを待っていた。
「来るかしら、アイツ」
結界の外から、得体の知れない奴等の存在を認知しつつ、マセルは呟く。
得体の知れない存在は、マセルの結界を破壊しようと様々な攻撃を放って来た奴等だ。
無論、魔力の高いマセルの結界をそう易々と破壊出来る訳などない。
「来なかったから、この力を使って街を壊してやるわ。
そしてユイを見つけて殺して、テスカトリポカを手に入れる! 私のものにするわ!
ああ、なんて完璧なシチュエーションかしら!」
ふふ、とマセルは、肩を震わせて邪な笑みを浮かべる。
完璧な私に……それも今まで男性に靡かれた私に、テスカトリポカが好きになる確信があった。
きっとマセルが好きで、ユイが側にいるから興味無い態度を取るしかないのだ。
マセルは勝手に、テスカトリポカの気持ちをそう判断していた。
「グフフ……あら?」
ふとマセルは、今までとは違う魔力の気配を感じ取る。一方は微弱、もうひとつはこの世の物とは思えない魔力だ。
結界の外に、魔力の主2人が姿を現す。
来たわね、と姿を認めるなり、マセルはパチンと指を鳴らした。
たちまち結界は消え、マセルは無防備同然となる。が、誰も襲って来る事などなかった。
本当に馬鹿な組織は、ユイだけで挑ませるつもりらしい。
「いつ以来かしら? それと隣にいるのは、テスカトリポカよね?」
ユイを蔑み、逆にテスカトリポカには媚びる視線を向けるマセル。
微弱な魔力ユイで、この世の物とは思えない魔力は、テスカトリポカだ。
媚びる視線を向けられた彼は、何とも言えない顔をしていた。
きっとここまで無理強いされたのだと、マセルは勝手に確信する。
そうだ、そうに違いない!
ありもしない考えを頭に巡らせていると、
「本当に、私と戦う気ですか?」
「それはこっちの台詞よ。ああでも、テスカトリポカを渡してくれるなら、降参するわ。どちらにしても、アンタには御退場願うけど」
そうですか、とユイは口にした。
そしてキッと、マセルを睨む。
「なら手は抜きません。
私は貴女を倒します、今ここで!」
「ハッ! 倒してご覧なさいよ!!
魔法の力を得た私に、勝てるならね!!」
何処からともなく、強い風が2人の間を…… ユイとマセルの間を通り抜けた。
なんとなくそれが、2人には戦いの開幕の合図に思えた。
今、戦いの火蓋が、切って落とされる。
「来るかしら、アイツ」
結界の外から、得体の知れない奴等の存在を認知しつつ、マセルは呟く。
得体の知れない存在は、マセルの結界を破壊しようと様々な攻撃を放って来た奴等だ。
無論、魔力の高いマセルの結界をそう易々と破壊出来る訳などない。
「来なかったから、この力を使って街を壊してやるわ。
そしてユイを見つけて殺して、テスカトリポカを手に入れる! 私のものにするわ!
ああ、なんて完璧なシチュエーションかしら!」
ふふ、とマセルは、肩を震わせて邪な笑みを浮かべる。
完璧な私に……それも今まで男性に靡かれた私に、テスカトリポカが好きになる確信があった。
きっとマセルが好きで、ユイが側にいるから興味無い態度を取るしかないのだ。
マセルは勝手に、テスカトリポカの気持ちをそう判断していた。
「グフフ……あら?」
ふとマセルは、今までとは違う魔力の気配を感じ取る。一方は微弱、もうひとつはこの世の物とは思えない魔力だ。
結界の外に、魔力の主2人が姿を現す。
来たわね、と姿を認めるなり、マセルはパチンと指を鳴らした。
たちまち結界は消え、マセルは無防備同然となる。が、誰も襲って来る事などなかった。
本当に馬鹿な組織は、ユイだけで挑ませるつもりらしい。
「いつ以来かしら? それと隣にいるのは、テスカトリポカよね?」
ユイを蔑み、逆にテスカトリポカには媚びる視線を向けるマセル。
微弱な魔力ユイで、この世の物とは思えない魔力は、テスカトリポカだ。
媚びる視線を向けられた彼は、何とも言えない顔をしていた。
きっとここまで無理強いされたのだと、マセルは勝手に確信する。
そうだ、そうに違いない!
ありもしない考えを頭に巡らせていると、
「本当に、私と戦う気ですか?」
「それはこっちの台詞よ。ああでも、テスカトリポカを渡してくれるなら、降参するわ。どちらにしても、アンタには御退場願うけど」
そうですか、とユイは口にした。
そしてキッと、マセルを睨む。
「なら手は抜きません。
私は貴女を倒します、今ここで!」
「ハッ! 倒してご覧なさいよ!!
魔法の力を得た私に、勝てるならね!!」
何処からともなく、強い風が2人の間を…… ユイとマセルの間を通り抜けた。
なんとなくそれが、2人には戦いの開幕の合図に思えた。
今、戦いの火蓋が、切って落とされる。