不穏な雲行き
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「マセルさんとジルさんが」
「ああ。秘密裏に会っていると、キャスターから聞いた」
ユイがデイビットからそんな報告を受けたのは、2日経ってからだ。
デイビットが話があるからと、家までやって来た。
ちなみにユイのサーヴァント達は、今はいない。
と言うのも、報告が大体マセル絡みだと察して姿を消している。
嫌な予感と言うものは当たるものだ。
本当に嫌いなんですね、あの方の事。
「あの2人が会ってるなんて、意外です。どういった経緯で、出会ったのでしょう?」
「偶々だろう、多分。女の話を聞き、ジルは利用しがいがあると踏んだのだろう。
君の始末の為に、な」
予想していた答えを聞き、ユイはそうですかと頷く。
頷くことしか出来なかった。
「私、2人にそんな恨まれていたんですね。
はは、傷付けようとしないで、頑張って来たんですけど」
なんだかもう、泣きそうになって来た。今までの傷付けまいとする、心配りはムダダッタノカ。
自覚すると同時に、涙が出そうになるが。
「俺は、人は支え合って生きるべきだと言う、綺麗事が嫌いだ」
「え?」
「それが出来たら俺も苦労しないし、争いだって魔術だって生まれなかった。
人は争いもするし、喧嘩にも発展する。
だから」
向かいに座っているデイビットが、グッとユイに顔を寄せて来る。
端正な顔立ちに、ユイは身を固くした。
「無駄なんかじゃない。その優しさを、分かってくれる奴はいる筈だ」
分かったな? と有無を言わせぬ口調で問われ、思わず肯定してしまう。
暫くそんな状態で互いを見つめる事、1分。
そろそろ心臓の鼓動が高鳴りつつあるところで、デイビットは満足したように元の体勢に戻った。
「今の言葉、忘れるなよ。上司からの命令だ」
「それは狡いです」
揶揄い口調で話すデイビットに、ユイは頬を膨らませた。
「ああ。秘密裏に会っていると、キャスターから聞いた」
ユイがデイビットからそんな報告を受けたのは、2日経ってからだ。
デイビットが話があるからと、家までやって来た。
ちなみにユイのサーヴァント達は、今はいない。
と言うのも、報告が大体マセル絡みだと察して姿を消している。
嫌な予感と言うものは当たるものだ。
本当に嫌いなんですね、あの方の事。
「あの2人が会ってるなんて、意外です。どういった経緯で、出会ったのでしょう?」
「偶々だろう、多分。女の話を聞き、ジルは利用しがいがあると踏んだのだろう。
君の始末の為に、な」
予想していた答えを聞き、ユイはそうですかと頷く。
頷くことしか出来なかった。
「私、2人にそんな恨まれていたんですね。
はは、傷付けようとしないで、頑張って来たんですけど」
なんだかもう、泣きそうになって来た。今までの傷付けまいとする、心配りはムダダッタノカ。
自覚すると同時に、涙が出そうになるが。
「俺は、人は支え合って生きるべきだと言う、綺麗事が嫌いだ」
「え?」
「それが出来たら俺も苦労しないし、争いだって魔術だって生まれなかった。
人は争いもするし、喧嘩にも発展する。
だから」
向かいに座っているデイビットが、グッとユイに顔を寄せて来る。
端正な顔立ちに、ユイは身を固くした。
「無駄なんかじゃない。その優しさを、分かってくれる奴はいる筈だ」
分かったな? と有無を言わせぬ口調で問われ、思わず肯定してしまう。
暫くそんな状態で互いを見つめる事、1分。
そろそろ心臓の鼓動が高鳴りつつあるところで、デイビットは満足したように元の体勢に戻った。
「今の言葉、忘れるなよ。上司からの命令だ」
「それは狡いです」
揶揄い口調で話すデイビットに、ユイは頬を膨らませた。