憎い
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ユイが連れて来られたのは、何処かの廃工場であった。
周囲に人はおらず、物音ひとつもしない。
工場の中のど真ん中に古びた椅子が置かれており、彼女はそこに座る様に命じられて両手を肘掛けに縛り付けられた。
「にしてもアンタ、割と落ち着いてるね。攫われたって言うのに」
「騒いでも殴るだけでしょ? なら何を言っても無駄です」
分かってんじゃん、と派手な女性ーー名を、愛川ナズと名乗っていたーーは、嘲た笑みを向けた。
彼女の他には、屈強な男性が外に4人そして、あまり喧嘩慣れしてなそうな体躯をした男性が、2人いた。
「なぁなぁ、こいつどうするんだ?」
「味見してもいいだろ? どうせ殺すならさ」
「殺すなって、マセルから言われてるから無理よ。
痛め付けて、許しを請わせろってさ」
ナズからマセルの名前が出て来て、ユイは思わず問い掛けた。
「マセルさんを知ってるの?」
「知ってるも何も。私はあの子を妹の様に可愛がってるからね。
私達便利屋に、かなり多額な寄付してくれるし」
「成る程、やばい奴と繋がっているのは、ハッタリでなかったのですね」
あの後すぐにこの便利屋に連絡して、ユイを誘拐し痛めつける様に言ったのだろう。
相変わらず、目的に関する行動だけは早い。
出来たら仕事でも、ユイに任せきりにしないでほしかった。
今更考えても仕方ない事であるが……。
「アンタを今から、痛め付ける。泣いて許しを請うまで、ね」
「具体的にどうするの? そこにいる2人の男性を使って、私を犯すのですか?」
ナズの下手くそなウィンクをスルーして、真顔で問い掛けた。
舌打ちしたナズは、苛立たし気に。
「だったら何でアンタ、そんな冷静なの? 苛立つくらいに、冷静さ過ぎない?」
「だって私は、信じてますから。
私の仲間が、助けに来てくれるって」
「憎いね、アンタ! え、それ本気!?
マジ受けんだけど!!」
ユイの返答を聞いてゲラゲラ笑うナズだが、その反応を見ても彼女は冷静さを貫いていた。
だって彼らはーー。
とその時、外で派手な銃撃と人が殴り合う音が聞こえて来た。
そしてまるで、この世の終わりの様な悲鳴も。
周囲に人はおらず、物音ひとつもしない。
工場の中のど真ん中に古びた椅子が置かれており、彼女はそこに座る様に命じられて両手を肘掛けに縛り付けられた。
「にしてもアンタ、割と落ち着いてるね。攫われたって言うのに」
「騒いでも殴るだけでしょ? なら何を言っても無駄です」
分かってんじゃん、と派手な女性ーー名を、愛川ナズと名乗っていたーーは、嘲た笑みを向けた。
彼女の他には、屈強な男性が外に4人そして、あまり喧嘩慣れしてなそうな体躯をした男性が、2人いた。
「なぁなぁ、こいつどうするんだ?」
「味見してもいいだろ? どうせ殺すならさ」
「殺すなって、マセルから言われてるから無理よ。
痛め付けて、許しを請わせろってさ」
ナズからマセルの名前が出て来て、ユイは思わず問い掛けた。
「マセルさんを知ってるの?」
「知ってるも何も。私はあの子を妹の様に可愛がってるからね。
私達便利屋に、かなり多額な寄付してくれるし」
「成る程、やばい奴と繋がっているのは、ハッタリでなかったのですね」
あの後すぐにこの便利屋に連絡して、ユイを誘拐し痛めつける様に言ったのだろう。
相変わらず、目的に関する行動だけは早い。
出来たら仕事でも、ユイに任せきりにしないでほしかった。
今更考えても仕方ない事であるが……。
「アンタを今から、痛め付ける。泣いて許しを請うまで、ね」
「具体的にどうするの? そこにいる2人の男性を使って、私を犯すのですか?」
ナズの下手くそなウィンクをスルーして、真顔で問い掛けた。
舌打ちしたナズは、苛立たし気に。
「だったら何でアンタ、そんな冷静なの? 苛立つくらいに、冷静さ過ぎない?」
「だって私は、信じてますから。
私の仲間が、助けに来てくれるって」
「憎いね、アンタ! え、それ本気!?
マジ受けんだけど!!」
ユイの返答を聞いてゲラゲラ笑うナズだが、その反応を見ても彼女は冷静さを貫いていた。
だって彼らはーー。
とその時、外で派手な銃撃と人が殴り合う音が聞こえて来た。
そしてまるで、この世の終わりの様な悲鳴も。