理想
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マセルが去った後、ユイはシャーロックと共に家に入る。
キッチンにて紅茶を淹れようとするが、
「私が淹れようか?」
「は、え」
なんでもない事の様に提案され、ユイは目を丸くする。
「で、でも、紅茶の場所だって分からないでしょ?」
「私は探偵だよ。紅茶の場所くらいは分かるさ」
だから座って待っていてくれ、とシャーロックは有無を言わせぬ口調で言う。
断りを入れる気配など、さらさらない。
ユイは頷き、彼が紅茶を淹れるのを椅子に座って待つ事にした。
今にして思えばそれは、色々な事があった彼女に少しでも落ち着ける様にという、シャーロック也の気遣いだったのかもしれない。
「で、先程のマセルとやらは何者なんだ?」
互いに向かい合って座り、シャーロックが紅茶を一口飲んだ後に、そう口火を切る。
ユイもシャーロックが作った紅茶を一口飲んだが、本当に家にあった紅茶と同じかと疑うレベルで美味しかった。
素直に美味しいと告げた後、彼女は彼の問いに答える。
シャーロックの紅茶のおかげで、少しばかりではあるがリラックス出来た気がした。
「前の会社の後輩、です。いつからか、私に嫌がらせをする様になって」
それからユイは、今までの事を話す。
マセルにさせられた仕打ちや、マセルに対する周りの反応など。
話している内によく自分は会社を辞めなかったな、と思う。
自覚はないが心の何処かでは、辞めたら負けというプライドがあったのかもしれない。
「マセルは性格はアレですけど、男性の前では正に理想なんですよ。
可愛いし笑顔も可愛いし、私と違ってネットではかなり人気で」
誰かが話しているのを聞いたが、マセルはネットではそれなりの人気者らしい。
投稿すれば即反応が来るような、ネットユーザーである。所謂インフルエンサー、というのだろう。
対するユイは、そんなものに興味無いしましてや、SNSなどの類いはした事はない。
してもマセルの様に、人気にはなれないだろう。
やっていなくとも断言出来る。
「だからシャーロックも、マセルの元に行くべきだと思うんです。
私なんかより、マセルの方が絶対適任ですよ。
デイビットに話せば」
「何だ、そのクソみたいな提案は」
怒気の孕んだ声は、シャーロックから発せられたものだった。
キッチンにて紅茶を淹れようとするが、
「私が淹れようか?」
「は、え」
なんでもない事の様に提案され、ユイは目を丸くする。
「で、でも、紅茶の場所だって分からないでしょ?」
「私は探偵だよ。紅茶の場所くらいは分かるさ」
だから座って待っていてくれ、とシャーロックは有無を言わせぬ口調で言う。
断りを入れる気配など、さらさらない。
ユイは頷き、彼が紅茶を淹れるのを椅子に座って待つ事にした。
今にして思えばそれは、色々な事があった彼女に少しでも落ち着ける様にという、シャーロック也の気遣いだったのかもしれない。
「で、先程のマセルとやらは何者なんだ?」
互いに向かい合って座り、シャーロックが紅茶を一口飲んだ後に、そう口火を切る。
ユイもシャーロックが作った紅茶を一口飲んだが、本当に家にあった紅茶と同じかと疑うレベルで美味しかった。
素直に美味しいと告げた後、彼女は彼の問いに答える。
シャーロックの紅茶のおかげで、少しばかりではあるがリラックス出来た気がした。
「前の会社の後輩、です。いつからか、私に嫌がらせをする様になって」
それからユイは、今までの事を話す。
マセルにさせられた仕打ちや、マセルに対する周りの反応など。
話している内によく自分は会社を辞めなかったな、と思う。
自覚はないが心の何処かでは、辞めたら負けというプライドがあったのかもしれない。
「マセルは性格はアレですけど、男性の前では正に理想なんですよ。
可愛いし笑顔も可愛いし、私と違ってネットではかなり人気で」
誰かが話しているのを聞いたが、マセルはネットではそれなりの人気者らしい。
投稿すれば即反応が来るような、ネットユーザーである。所謂インフルエンサー、というのだろう。
対するユイは、そんなものに興味無いしましてや、SNSなどの類いはした事はない。
してもマセルの様に、人気にはなれないだろう。
やっていなくとも断言出来る。
「だからシャーロックも、マセルの元に行くべきだと思うんです。
私なんかより、マセルの方が絶対適任ですよ。
デイビットに話せば」
「何だ、そのクソみたいな提案は」
怒気の孕んだ声は、シャーロックから発せられたものだった。